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重くて後味の悪い話を読みたくて購入。
想像してた通りの仄暗さが漂いつつも、コミカルな描写も多く比較的読みやすかった。
ぼくの狂人くんというタイトルもあって、序盤では狂人というのは攻めの方か?と思いきや、狂人を生み出す側の人間もまた狂人であった。
汚さと倫理観の無さもあって万人ウケのいい内容ではないかもしれないが、全てが非現実的に綺麗に描かれるBLにはもう飽きたという人には向いてるかもしれない。
それにしても、ヤクザ×不憫という組み合わせは定番だが、不憫さを自覚していないおバカ受けというのはなかなか新しい気がする。新たな扉を開けた、、
暴力!◯人!キメセク!という感じで本作通して治安が悪いです。
進むに連れて段々と不穏になっていきページを進める手が止まらなかったです。
綺麗なラブシーンは無いのに檜の春日部の為なら本当になんでもできるという純愛というか愛の深さが本当に感動しました…
旗から見たら檜は追われる身で春日部君は喋れなくなってしまいバッドエンドの様ですが本人達から相手が一緒に居れるだけで幸せでこれが本当にメリバ何だなと思います。
色々伏線有るので何回も読み直すと色々見つけられて楽しめるのでは、
個人的には春日部君結構重症だったとは思うのですが流石に病院には持っていけないしどうしたのかなーとは思いました。
ハピエンしか無理や暴力描写がキツイとかで無ければ絶対に読んで後悔はないと思います。
はぁああー!またちるちるさんのお陰で凄い作品に出逢えました。感謝!!
闇を通り越して暗黒属性な方はお好きな作品かと思います。
ハピエンイチャラブを
求めている方は回れ右!な内容でした。
展開が読めず、ずっーとハラハラドキドキズキズキしながら夢中で読んでました。
どんでん返しもあり、最後のあの終わり方はは私の中ではメリバかなぁと思いました。
続編があったら読みたいなぁ
その後が気になる‥
主人公の春日部くん(受)は
私の中で不敏受けベスト5に入るくらい
可哀想で可愛かったです。
読み返して自分なりに考察したいのですが
内容が暗黒過ぎて、だいぶ精神力削られたのでまたHP回復したら読もう!
ヤクザの檜とホストの春日部。幼馴染み。
ヤリチンホスト春日部、「チンピラの姫」に手を出してチンピラにボコられる。
ヤクザの割と上の立場っぽい檜、その尻拭いをしつつ春日部を自室に匿う。
kindle unlimitedで読んだ。
表紙で鼻血出てるからちょっとバイオレンスなのかな~とか、帯見て「クズ男同士」なのか~くらいの軽い気持ちで読み始めたけど、すごい自分好みの作品だった。
好きすぎて3回繰り返し読んだよ(いずれ絶対買う!)
ずっと明るくポップでコミカルな雰囲気(特に前半)なのに、起こることの中身が不穏でインモラルでバイオレンスなのゾクゾクする。
特に1話2話の、檜の春日部への執着のヤバさ大きさがだんだん見えてくる感じすごく良い。(好みすぎて、これが性癖に刺さるってヤツか~!と歓喜)
檜のやっていることはインモラルすぎてヤンデレの域なのに、めっちゃ平然としてて…あぁ、本当に「病んで」いる人は病んでる感が出ないんだなぁと妙に納得してしまった。
受けがゲロ吐いてても余裕で勃つ攻めとかホント…好き…
後半出てくる檜の父、柊もまたぶっ飛んだキャラで、檜がかわいく見えるヤバさ。
「ば~~~~っか」の言い方(冒頭の檜とそっくり)とか陽一の殺し方(ナイショ話で…)がすごく親子。
BLコミックであんな豪快で容赦ないヘッドショット、なかなか見ないから震えたよね…
作者の いとだ旬太先生、自分は初めて読んだけどすごく「漫画が上手い」先生だなと思った。
伏線の張り方というか、同じ小物や構図を大事な場面より前に一度出しておいて印象的にしていたり、何気ないセリフに含みがあったり…
例えば、1話で既にガラス灰皿が頭カチ割りアイテムとして登場してたりとか、
柊が春日部のことをずっと「ガキ」と呼んでいる意味とか、
檜の「お前見たモンが食いたくなんのな」とか…
(繰り返し読むごとに発見があるので再読が捗る)
この「漫画の上手さ」を踏まえると、ラストシーンも、さて、見えているものをそのまま受け取っていいものかどうか…?
個人的には、このお話はバッドエンドの方が好みなので、思考がそっちに引っ張られているのもあるだろうが…
(以下自己満足な考察)
撃たれた箇所、出血量、「息止めんな」のセリフから、春日部はまず助からないと思う。
すぐに病院に運べば助かる可能性はあるが、手負いの檜がやっと担いで歩いている状況、ヤクザ内に檜の味方が居ない現状を考えると難しい。
無事に病院に運べて春日部が助かったとしても、檜が警察やヤクザに追われる(ヤクザの幹部で表向きクリーンだった柊を殺した檜は報復対象になるはず)立場になったことを考えると、
病院でどちらかに捕まる可能性が高く、春日部が元気になるまで檜が無事でいて春日部を引き取れる可能性は低い。
ラストシーン、「事件」から1年後?の穏やかな生活も、追手の脅威が警察「だけ」のように見えることや、
春日部が「保護」された後の処遇が「飼い殺し」や「変態に売られる」であることに違和感を覚える。
これは、檜は既に正常な状態ではないのでは…?
檜が話しかけている「春日部」は、本当はあの春日部ではなく、犬か何かなのでは…?
「春日部」が人語を話せないこと、車のオモチャを咥えていたこと、春日部の将来やりたいことの中に「犬を飼う」があって檜がそれを用意すると約束したこと…を併せると【「春日部」= 犬】はすごくしっくりくる。
(犬なら、「保護」された後に「飼い殺し」や「売られる」のもそれほどおかしくない)
ついでに、壁に貼ってある絵は、檜の中に「イマジナリー妹」が生まれてその子(つまりは檜)が描いたとか…
色々考えたら楽しくなって来ちゃったな…
檜が、自分が死んでもどこかで春日部が生きているのが我慢ならないなら、きっと逆(春日部が死んで自分が生きてる)もまた然りなので、
檜は一生春日部の死を受け入れないのだと思う。
春日部の人生を好きにする、というのは「死んでも生きていることにする」も含むのだろう。
だってこれは「狂人」の物語だから。
とはいえ!
柊のセリフに「確実に頭をやらんとゾンビみてえに生き返る」というのもあるので、
チンピラのリンチにあっても軽いケガで済む頑丈さを持ち、「頭を撃ち抜かれなかった」春日部が、
元気いっぱい生存ルートを歩む結末もまた、この作品の世界観に矛盾しないのであった。
色々書いたけれども結局は、
各々の読者が「こうであってほしい」と思う結末を信じたら良いと思うし、それを可能にする懐の深い作品だと思う。
そういうところも、好きだ。
チル76さま
わぁ、いつぞやは…!(覚えてもらってるのこっぱずかしいです…!)
コメントありがとうございます!
半分妄想のような考察ですが、反応いただけて面白いと言ってもらえて嬉しいです。
自分で言い出したことですが、この考察の解釈の通りだったとしたら本当に切ないですね…
檜はラストシーンが一番いい笑顔なのにね…
まぁ、でも、色々な解釈ができる中でのひとつの可能性にすぎないとは思っているので、
各々信じたいものを信じようぜ!というのは重ねて言っておきたいすね。
(あの結末を見たままそのまま受け取って、それを救いとしている読者も少なからず居ると思うので)
チル76さまも、どうぞご自愛ください。
ありがとうございました!
なゆnayuさま
大変ご無沙汰しております
いつぞやのニッケ先生作品では大変有意義な時間をありがとうございました!
今回、なゆnayuさまのレビューを拝見して考察の深さ、面白さに思わず感想をお伝えしたくなってしまいました(๑❛ᴗ❛๑)
「春日部=犬」説!!
とってもゾクゾクしてしまう考察ですし、同時に春日部に見立てた犬を面倒見る檜を想うと切なさも生まれますね
なゆnayuさまのお陰で読後の追い興奮をさせて頂きました!!
ありがとうございました!!
ホントに一方的なコメントなのでお返事などお手間をおかけ下さらないで大丈夫ですよ…
まだ酷暑厳しい日が続きますのでお身体ご慈愛下さいますように(*˘︶˘*).。.:*
チル76
重かったら読めない世界を
軽くポップでスピーディーに進んでいくので
あっという間にのめり込みました。
絵柄がとてもすきです
春日部くんはチョロくて丈夫で
不憫かわいいし
檜は重いのを隠して仏頂面が愛おしい
どちらも狂っていて
狂っていく
そこに檜の求めていた
春日部くんの夢が形になって
切ないけどずっと続きますようにと
思わせる
BL漫画って5〜6話で一冊のまとまりで
なんとなく展開がよめてしまうものが多い中
この作品はまったく先が読めず
そこもよかった
考えてみたら美しいラブシーンも無い。
けれど
映画のようなまとまり感
余韻にひたれます