おまけ付き電子限定版
初めましての作家様。
表紙から絵がキレイです(*^^*)
包帯がないと声が出ない失声症の柚希と、柚希の面倒を見ているサラリーマンの塁人。
親からの虐待で保護施設にて兄弟のように育った2人は、施設から出て同居中。
幼い頃に塁人が、声が出せない柚希の首に包帯を巻いてあげた事で、結果柚希は包帯があれば声が出せるようになった。
共依存の2人。
切なさテイストのもどかしさが募りました。
変わろうと頑張る柚希。
変わろうとする柚希が離れていきそうで、応援する事に躊躇を覚える塁人。
友人と話して、晴れ晴れとした笑顔や可愛い笑顔を見せてくれる柚希で、ヨシ頑張れ(๑•̀ㅂ•́)و✧
塁人も覚悟を決めてくれてよかったよ。
タイトル通り受けも攻めもお互いに依存し合っているというのが、真っ先に読み取れた作品でした。初めこそ受けの方が攻めに依存しているようにもうかがえますが、途中から攻めの方が受けに依存していたんだなという印象を持ち始めた。
少し気になったのがわりと終盤の方で受け君の新しくお友達になった同級生が、受けくんが好きだというのがあかるみになったシーンがあり、その後残り一話でどうなるかと思いきや、あまり触れずにそのままメインのキャラたちのハピエン。なんか少し不憫のような、そこだけもやっとしたものの依存がテーマにも感じられるストーリー重視で、最後の最後にえろえろの作品でした☺️
あさじまルイ先生の新作ですね!
表紙の(多分朝焼けだと思うのですが)美しさと、裏表紙のあらすじ見て
今回は切ないお話かなと期待して購入
まず社会人×高校生の関係性は私も大好きです。逆もまたしかり
施設で出会った二人、二人とも親から虐待を、受けています。そのせいで、柚希は失声症と音過敏症というとても悲しいことになってるんです。塁人の包帯のお陰で声は出せるようになったのですが、音過敏は直ってないです。音過敏の人って身近にいるけど、なかなか生きにくいみたいですね。でも障害ではなくて体質なので上手く付き合っていくしかないようです。
さて、二人の関係ですが、それでも幸せで、お互いかけがえのない存在だったら共依存でも全然良いと思うんです。
共依存のカップルってお互いしか信じられず、他の人には興味がなく自分を犠牲にして、恋人に尽くすことが至上の喜びで片方も尽くされることに依存してると
だから共倒れとか駄目になっちゃうカップルが、多いとちょっと調べたら出てきたけど
この二人ですが、塁人はちゃんと職場で同僚ともうまくやってるし、柚希は英という友達もできたし何より社長さんが二人のよき理解者になってくれてるので、それほど共依存でもないというか、むしろ共依存という関係性に萌えてしまいます!
そして柚希くんがとても可愛らしかったです。麿眉良い!影のある美少年
塁人さんは、以外とヘタレだった笑
告白を遮るなんていくら酔ってたからといってもね。
柚希は告白を受け入れてくれなかったと悩むよね
年下の柚希の方がたのもしく感じました!そしてやっぱり可愛い
お互いがなくてはならない関係性がとても美しいお話でした。
共依存・両片想いの二人のお話。
施設出身の会社員・塁人は
同じ施設で育った弟のような存在の柚希と同居中。
二人だけのささやかな生活は一見幸せそうに見えますが、
柚希は幼い頃の虐待が原因で失声症を患っていました。
ただ、首に包帯を巻いたときだけは不思議と声を出すことができ、
塁人や親しい人との前でだけ喋ることができました。
そんな柚希の現状をこのままではいけないと思いつつも、
自分の前でしか声を出せない柚希に歪んだ独占欲を抱いてしまう塁人。
柚希もまた声を出せるようになることよりも
塁人との二人だけの生活がこのまま続くことを願ってしまい…。
思考はすれ違っている二人ですが、想いは同じ二人。
支え合っているように見えるけれど、
実際は互いが互いを縛り付けてしまっている共依存関係でした。
相手を想う気持ちは同じなのに、
後ろめたさから気持ちを伝えられず、
それゆえにすれ違ってしまう二人にもどかしさを感じました。
ただ、新しい友人ができようが、世界が広がろうが、
二人を突き動かす原動力はお互いのみということがわかっているので、
他の人に靡いたりすることもなく安心して読めました。
最後は“兄と弟のような関係”から恋人同士になった二人。
今まで保護者と養育される立場にあったせいかほんのり背徳感はあるものの、
長い両片想いが実って幸せそうな二人が見られて気持ちのいい読後感でした。
今作で初めてあさじまルイ先生の作品を読みました。今までオメガバやファンタジーを描いていたことも知りませんでしたが、1話試し読みをして読みやすい絵柄に好感が持て、またメインカプふたりと思わせぶりで当て馬になりそうなキャラがどうなっていくのか興味を惹かれて購入を決めました。
親からの虐待を受けて保護された施設で出会ったふたりの共依存からの愛の物語になっています。
メインカプは年上のサラリーマンの攻め塁人と失声症の高校3年生の柚希。塁人は施設にいた柚希を自分の家に引き取って保護者のようなことをしています。失声症の柚希に首になにかを巻かないと話せないのは、施設にいた子どもの頃に自分が巻いた包帯のせいだと塁人は思っているからです。柚希に依存されていることをふたりと施設を支援し続けている椎名に指摘された時の塁人の微笑みは、無自覚にも柚希に依存されているのを嬉しく思っているのだとわかります。
柚希にとっての塁人は会った時から特別な存在。親に暴力を受け愛されずにいた時に初めて抱きしめて側にいてくれた人だから。依存してしまうのも好きになってしまうのも、他に友だちなんていらないと思ってしまうのも、ずっとふたりだけでいたいと思ってしまうのも必然です。
でも、そんな柚希にも同級生の友だち英ができます。そのことにショックを受ける塁人。そして英は柚希に好意を寄せていきます。
塁人も柚希も相手に対する想いがバレないようにしていますが、塁人の飲み会と家の近所で開催された花火大会によってふたりの関係が崩れていきます。
それぞれの虐待を受けていたからこその心の傷によってタイミングが悪くすれ違ってしまいます。告白さえさせてもらえなかったと傷つき家を飛び出した柚希ですが、英や椎名と話すことで成長して、ちゃんと自分の声で塁人にもう一度気持ちを伝えると決めます。
塁人も柚希に対する自分の気持ちや自分の弱さを認めて、これまでのふたりの生活・環境を変えようとします。
そしてふたりは自分の本当の気持ちを伝え合います。
柚希の告白はとてもいいシーンになっているので、ぜひお楽しみください。
幼い頃から塁人は柚希を守っていたようでしたが、もしかしたらそうすることで塁人自身が守られていたのかもしれません。先生のあとがきには塁人の闇や心の傷の方が深いようなことが書かれていましたし。
親から愛情ではなく暴力を受けてきたふたりの共依存、互いに捨てられたくない、愛されたいという究極の愛情の物語でした。
個人的には共依存でしたがあまり暗い感じはしませんでした。きっとふたりはこのまま幸せに過ごしていくんだろうなと思える終わり方でした。
エッチなシーンは途中で柚希のひとりエッチと最後に高校卒業した後に初エッチがあります。あと描き下ろしにもあります。
この作品を読んだ後、あさじまルイ先生の他の作品も読んでみようと思いました。