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表題作オメガ・メガエラ 9

英伊織、英家長男、α
英真宮、英家の隠し子、元英家の跡継ぎ、Ω

あらすじ

オメガバース×身分制度×華麗なる一族の愛憎劇、すれ違いと覚悟の第9巻!!
優れた性とされるαが支配する世界。
Ωの真宮は自らの性をαと偽っていたが、英家を飛び出したαの伊織と番となり、
男児を出産するも、子供と引き離されてしまう。
出生局の研究所に移送された真宮は、そこで犀門と再会するが、彼は英家での記憶をすべて失っていた。
研究所長に協力しながら、かつての”母”の記憶を取り戻そうとする真宮に去来する思いとは――。
いっぽう復讐に燃える伊織は、明兎から真宮の消息を知らされ、
忘れ形見の息子を連れ戻すために奔走する――!!
第37話~第41話を収録。【全171ページ】

作品情報

作品名
オメガ・メガエラ 9
著者
丸木戸マキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ITANコミックス【非BL】
シリーズ
オメガ・メガエラ
発売日
電子発売日
ISBN
9784065337493
4.6

(12)

(8)

萌々

(4)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
56
評価数
12
平均
4.6 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数2

愛と希望と絶望の交錯

オメガバースの世界観と身分格差の哀しみ、
愛と希望と絶望が交錯するドラマの高潮を迎える9巻。

運命の翻弄に導かれている
真宮、伊織、麗子、明兎、猩羅、有憲。
彼らの葛藤が入り乱れて・・・読んで、心が波乱になってしまう。


真宮と伊織、引き裂かれている2人が、
愛で人は強くなるということを証明してくれている。
愛する人を想うその気持ちの痛さや、
母と父として、わが子への感情が
切なくて、愛おしくたまらない。

出産して、息子と引き離された真宮が、
さらに出生局の研究所に移送されて、
息子に会うために新たな試練と脅威に立ち向かう。
彼の心の痛み、母としての深い愛情が胸を打つ。
魂の番など関係なく、ただひたすらに伊織を信じている姿に心が抉られる!
記憶を失った犀門との交流もズキズキする。

真宮のための復讐に駆り立てられる伊織。
彼の一生懸命に取り組む姿を見ると応援せずにはいられない。

運命の悪戯、ハラハラの嵐がやまない。

そして、麗子の真の愛の行方も気になるところ。

真宮の純粋な信念と、
伊織の情熱的な愛情、
その不屈の精神、断固たる力などに引き込まれる。
登場人物たちはすれ違い、それぞれの覚悟を抱き、
彼らの運命がどう絡み合っていくのか。
次の巻でついに完結するということで、
心待ちにしていることでしょう。

1

あともう少し…

いよいよの9巻。

ざっと読むと。
もはや1巻の「メガエラ」の話は遠いな…
今の焦点は、伊織と馬宮の子供、麗子と猩羅と有憲、研究所の闇。α至上Ω差別の世界。

出会った伊織と明兎。
伊織が馬宮の番とわかり、子供のことも。
助け出す!
その計画が進む一方研究所側では。
馬宮に子供と会わせてあげると。
この相反するすれ違いのサスペンス。

伊織も英家にいた時は劣等の存在だったけれど、やはりαの本能。
身体能力と想いを貫くチカラがますますほとばしり。

さて、馬宮の子供の助け出しが明兎の子供も巻き込む事となり、また一つの渦となる予感。
しかしながら、有憲の従軍、麗子の秘密の暴露なども経て、なんか急に全体がまとまる空気感が見えてきた気がする。
1巻当初のドロドロ、一家の秘密、そういうのは既に暴かれて、もはや英家は実質没落しているわけで。
後は再会さえ果たせれば。
世の中の変革が果たせるかは別として、個々人の平安は見えてきた気がする。
後は作者様がどのエンディングを是とするか。

2

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