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あらすじ

オメガバース×身分制度×華麗なる一族の愛憎劇が大ボリュームで堂々完結!!
男女のほかにα、β、Ωの 3 つの性が存在する世界。
Ω の真宮は自らの性をα と偽り、英家の一員となる。
α の伊織との間に男児をもうけるも、 出生局の研究所に移送され、所長の昭義に自由を奪われてしまう。
囚われた部屋で犀門の持ち物を見つけた真宮は、 彼の失った記憶を取り戻そうと試みるが…!?
夫を手にかけ斯波と逃走した犀門の、 空白の時間には何があったのか。
3つの性を、命を序列づける社会に対峙し、 真宮が下した決断とは...!?
支配と抑圧の首輪を外すときがついに訪れる、完結第10巻!
第42話~第47話を収録。

作品情報

作品名
オメガ・メガエラ 10
著者
丸木戸マキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
KCx【非BL】
シリーズ
オメガ・メガエラ
発売日
電子発売日
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

いのちと自由についての書

完結巻。正に「大作」の風格。
というのも、この作品は当初のお家騒動から命、抑圧、階級、自由、革命にまで拡がった壮大で痛ましい世界観を見せてくれたから。

研究所に監禁された真宮を伊織は救出できるのか。
その結末は、研究所所長などの闇と犀門の過去と共に、まるで映画のような緊迫感で描かれます。
9巻のレビューで書いた通り、最後は個々の平安は概ね果たされる流れでの展開だったと思います。
根底にずっとあるα至上社会の転覆や、社会構造の変化までは残念ながら行きつかないある意味リアルなエンディングだと感じました。
ここは、作者様のあとがきまで含めて最終的な納得に至る感じなのかな。
そして、本作はオメガバース。
女/おっぱいを描かずに、産む性の哀しみや差別抑圧を描くための舞台装置だけど、BLファンがどうしても期待してしまう恋愛面エロ面のあれこれと、非BL読者層が求めるもののポイントのズレはあって難しかったでしょうね…

伊織と真宮、有憲と麗子、麗子と惺羅、犀門が最期に得た愛。
理歩と恵馬の生きていく世界。
大切にしたい絆は結局はバース性を超えていくんだと思う。この作品のエンディングでは曖昧だけど、ハッピーエンドだと思ってます。思いたい。

0

壮大なオメガバースには圧巻の一言

ついに完結した。
最初から想像できないほどの波瀾万丈な長編展開。
五ヶ月に一冊程度のちょうど良いペースで毎回楽しみにしていた。

彼らの運命が暗転して、
痛みや闇で胸が締め付けられて・・・、
感動的で温かいハッピーエンドで本当に良かった。

BLではないけど、
重厚なオメガバースの頂点に到達したと思う。

それに、
単なるオメガバースだけではなく、
人間性や社会的な深いテーマにも圧倒されて、
これからは1巻から10巻まで読み返して、より深く考えるといい。


物語の中心である犀門が、
Ωの真宮をαと偽って英家の跡継ぎとなろうことから始まるドラマ。

すべてが繋がるのように、

ずっと気になっていた犀門の空白期間の失われた時間の謎、
記憶喪失の背後にあるのがーー暗闇の事実。
その事実が明らかになるときの衝撃に震えが止まらなかった。

真宮と伊織と2人の間に生まれた子供、
運命との闘いの中での不屈の精神と強靭さから、
希望の光を見せてくれる。

麗子の知的な強さ、
有憲の忠義に満ちた愛、
猩羅の洞察力、
全てが感動的で切ない。

明兎の粘り強い心や、
鷹尾の心遣いにも目が離せない。

・・・

個人的には、麗子と有憲よりも、
真宮と伊織のラブラブシーンが見たかったかな。
最終巻に2人の熱い場面が描かれてたらもっと満足できたかもしれない。

オメガバースの厳しい世界観の中で、
宿命の性別と身分に縛られながら、
残酷な定めや社会制度に翻弄されてしまう
登場人物たちが、
愛と自由、そして家族のために勇気を持って、
大胆に運命の歯車へ挑戦する、
支配から主導へ、
制圧から解放へと移行する様子が
これほどまでに心を揺さぶるとは思わなかった。
最終巻を読み終えた今、
壮大な物語には圧巻の一言に尽きます。

2

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