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ついに完結した。
最初から想像できないほどの波瀾万丈な長編展開。
五ヶ月に一冊程度のちょうど良いペースで毎回楽しみにしていた。
彼らの運命が暗転して、
痛みや闇で胸が締め付けられて・・・、
感動的で温かいハッピーエンドで本当に良かった。
BLではないけど、
重厚なオメガバースの頂点に到達したと思う。
それに、
単なるオメガバースだけではなく、
人間性や社会的な深いテーマにも圧倒されて、
これからは1巻から10巻まで読み返して、より深く考えるといい。
物語の中心である犀門が、
Ωの真宮をαと偽って英家の跡継ぎとなろうことから始まるドラマ。
すべてが繋がるのように、
ずっと気になっていた犀門の空白期間の失われた時間の謎、
記憶喪失の背後にあるのがーー暗闇の事実。
その事実が明らかになるときの衝撃に震えが止まらなかった。
真宮と伊織と2人の間に生まれた子供、
運命との闘いの中での不屈の精神と強靭さから、
希望の光を見せてくれる。
麗子の知的な強さ、
有憲の忠義に満ちた愛、
猩羅の洞察力、
全てが感動的で切ない。
明兎の粘り強い心や、
鷹尾の心遣いにも目が離せない。
・・・
個人的には、麗子と有憲よりも、
真宮と伊織のラブラブシーンが見たかったかな。
最終巻に2人の熱い場面が描かれてたらもっと満足できたかもしれない。
オメガバースの厳しい世界観の中で、
宿命の性別と身分に縛られながら、
残酷な定めや社会制度に翻弄されてしまう
登場人物たちが、
愛と自由、そして家族のために勇気を持って、
大胆に運命の歯車へ挑戦する、
支配から主導へ、
制圧から解放へと移行する様子が
これほどまでに心を揺さぶるとは思わなかった。
最終巻を読み終えた今、
壮大な物語には圧巻の一言に尽きます。
10巻、ついに完結です。
最後が知りたい、けど、終わりはさみしい、と買ってから数日間、読むことができませんでした。
最初に今作品を知った時、作家買いをしたのですが、読んでみたら、設定が重く、暗く、深くて、驚きました。
いい意味と悪い意味両方で、よく連載作品として発表したな、すごい出版社と編集部だなと思いました。
なかなかの異端作品ではないでしょうか。
さすが丸木戸マキ先生。信頼と実績があるからなのだろう、と思います。
最初のころのメインだった人たちはもう前の世代。
最後は英家の長男と隠し子、αと元α詐称の跡取り、Ωの2人のお話となりました。
離れ離れで片方は死んでいると聞かされていた2人が、生死も所在も不明瞭のまま求めあい、再会します。
世代交代し戦争、時代に巻き込まれながらも続いている英家に戻り、受け入れられてハッピーエンド、かと思えばそんなことはなく、2人は決意し、先に進んでいく、という最後でした。
ハッピーエンド、大円満を期待してはいましたが、想像を超える、素敵な最後でした。
おとぎ話のように「2人は幸せに暮らしました、めでたし、めでたし」ではないところが、10巻かけてつづられてきた世界、物語の重さ、深さ、広さの表れなのだと思います。
丸木戸マキ先生はあとがきでこれで完結、と記されていますが、この先の物語、2人のその後や子ども世代のお話などまだまだ読みたいと思いました。
心身ともに調子を整えて没頭できる空間と時間を作って、もう一度、1巻からじっくり読み返し、味わいたい作品です。
丸木戸マキ先生が一般雑誌でオメガバースの世界を描くということで、連載開始からずっと追いかけてました。
一般紙での掲載なのであまりBL的な展開は期待してなかったのですが、最終巻まで読んで、しっかりBLも描かれていて、エロメインではなくてそれぞれの登場人物がフォーカスされるので、昔の昼ドラのようなドロドロな人間関係が時に苦しかったりもしましたが、オメガバースという独特な世界観の中でもしたたかに生き延びるオメガである真宮の半生が凄まじいので是非BLじゃないからと敬遠されてる方がいるとしたら勿体ないので、完結した今一気読みをおススメします。
先生の作品沢山実写ドラマ化されてるので、この作品もドラマで見て見たいです。
サイモンが好き過ぎて
本当の愛をやっと見つけたのに
一緒に生きるための行動が
あんなに悲しい顛末になるなんて
短かったあの時間が
2人にとっての唯一の救い
生まれ変わったら
もう一度出会って幸せになって欲しい
今度こそ運命の番とかになって欲しい
真宮や麗子ちゃんはある意味ハピエンで
本当に良かった
だからこそのサイモン
本当に美しい物語でした
最終巻まで読みました。完結後に知った作品でしたので数日間で読んでしまいましたが、本当に異次元といいますか、色んなところに色んな形での愛が込められていて、これは確かに非BL、でもすごく満足感の高い素敵な作品だと思いました。
感動は言うまでもなく、良いところもたくさんあった最終巻なのですが、気になったのは伊織と真宮の再会シーン。こんな形での再会なの?とちょっと拍子抜けしてしまいました。
それからやはり10巻での完結を決めていたのでしょうか、最終巻がやたら急ぎ足で話が進んでるなぁと感じました。伊織と真宮の再会シーンもそうですが、犀門ももっとじっくり読みたかったです。もちろん麗子とリリィ、猩羅のことも、明兎と子供のことも。
最終巻までも読んでいて苦しかったけど、行方不明中の犀門が知れて嬉しかったです。悲しかったですけどね。そして10巻の表紙がとても好きです。真宮と伊織ではなく、真宮と犀門。最終巻にふさわしい素敵な表紙だと思いました。
これで終わってしまうのかという思いはありますが、いい形だなとも思います。家族3人仲良く暮らすというBL的な結末ではなく、オメガでもアルファでも自分の気持ちを大切に、縛られずに生きたいように生きていくという結び方に読んでいて嬉しくなりました。
丸木戸マキ先生、お疲れ様でした。素敵な作品ありがとうございました。
