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表題作べな 4

べな
壱と暮らす鬼
べなの恋人

同時収録作品べな 4

若水
町医者
鬼平太
若水の情人

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • よもやま噺
  • あとがき

あらすじ

――鬼と添い遂ぐボーイズラブ、堂々完結。

若水の情人「鬼平太」奪還のため、両国へと向かうべな一行。道すがら回向院に身を寄せ、ダンゾウと再会を果たす。
二三の供養にケリをつけるが、あの忌々しい見世物小屋を前に壱は足がすくんでしまい…?
そして江戸の町に迫る不穏な危機に、彼らが出す答えとは。
生きとし生ける者たちへ贈る、縁と救いの春景色――。

作品情報

作品名
べな 4
著者
こふで 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784575381566
4.7

(57)

(47)

萌々

(8)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
268
評価数
57
平均
4.7 / 5
神率
82.5%

レビュー投稿数13

大男になっても愛らしいべな。

作画の美しさと、時代物BL初で魅かれて読み出しまし、1巻で、一度離れてしまいましたが、完結したということでもう一度一気読み。

2巻からはずいぶん読みやすくなりました。
べなが成長して大男になったのが1巻では残念ポイントだったのですが
大男になったべなも愛らしさは健在。

物語もしっかりしてる。作画も美し。良いシーンもたくさんありました。
でも、刺さらなかった。

新作の方に期待します。それでダメならこの先生と相性が悪いのかも。
作画とか、とっても好きでページ途中でじーっと見入ってしまうほど見事なのです。

0

成長物語として至高の作品

今まで出てきた主要人物たちが全員幸せな形で終わったので、ほんとうにすごいなと感動しました。
当初から続きもの想定だったのかはわかりませんが、物語のまとめかたが見事だったと思います。

べな自身の「人」としての成長は、ぐっと心にくるものがあります。
鬼としての自分を受け入れて、さらに未来へと足を進めていく。この過程が1~4巻をとおしてじっくり描かれていたので、心の成長具合に感動しました。

壱はべなという存在に出会えてよかったなと。
強くあらねばというスタンスが、べなに頼って心を預けることができる。
柔らかい表情ができるようになって良かったなあと思いました。

脇キャラたちも、それぞれの未来と幸せを手にしていくところが最後に描かれています。
いや~ほんとうにすごい。
全ての要素を救い上げた、最高のハッピーエンドでした。

1

壱の美しい表情に何度も見惚れた

 最終巻に相応しい幸せ溢れる大団円が描かれていて、大満足でした。壱と出会った頃のべながまだ子供だった印象がなかなか抜けず、この2人に萌えるまで時間がかかってしまいましたが、4巻では今まで比較的冷静に読んでいたのが嘘のように、なんて愛おしい恋人同士なんだろうと萌えが止まらなくなりました。これくらい印象が変わることがあるから、最初そこまで刺さらなかった作品でもせっかくだから次巻を読んでみようと思えるんですよね。こふで先生、ありがとう。

 見世物小屋と再び相見えることになり、意識が負の方向に引き戻されてしまった壱。いくら元気になったといっても、自分を苦しめた元凶を前にして平常心を保てる人間は多くないでしょう。力が抜けていく壱が痛々しくて見るのが辛かったけれど、朝太郎の咄嗟の言葉で自ら力を取り戻すことができたことを本当に嬉しく思いました。あの頃と違って、今の壱はたくさんのものを得ましたからね。人生を諦めようとする鬼平太に情人への執着を糧に生きろ!と発破をかけるべなにも痺れました。好きな人と生きていける可能性があるなら、不安なことも2人で分け合ってお互い悩みながらでも生き抜いた方がきっと死ぬ時に後悔しないはず。べなと壱も、若水と鬼平太も、朝太郎も、そしてダンゾウも、皆この縁を大切に、暗い所から抜け出して良かったと心から思える人生を送ってほしいです。

0

良い物語読んだ

待ってました4巻。完結だなんて寂しいけど最高の終わり方だった!

江戸時代のお話しですが話し口調がほぼ現代風なので読みやすいです。

今回は壱の古巣に行くということで心配だったけど、壱の強さに感動して、、
鬼平太を説得したべなは本当に成長したと思うし、ダンゾウはどんどんいい人になるし文助からはふみの雰囲気を感じでジーンとしました。
朝太郎も好きで幸せになってほしい。

巻を増すごとにべな壱の絆も増して本当に感動しました。

0

感動〜

や〜よかった。最後まですばらしかったです。
1〜3巻があっての4巻、お見事でした。
べなと壱どちらもやさしくて自分より相手のことを思うあまり心配事が耐えなくて。
べなは言葉を覚え自我が芽生え、恐れを乗り越えて自分を信じられるようになった。だから壱のことも信頼できる。
そんなべなを見て壱も変わっていき。
火事の中へ飛び込んでいくべなを信じて送り出せるようになるという。1巻の頃では考えられないような信頼っぷりで。ここまでくる過程を全部見てきたし手にとるようにわかるし感慨深かったです。

鬼平太が自分は悪党で不精者で、自分を信じられない。救いの手を差し伸べる善人を自分がいる所へ引きずりおろしたくなると語るのとてもよくわかる。弱い愚か者の言い分(私も同類なので)
そんな鬼平太に啖呵を切るべながかっこいい。それも壱を見てきたからわかるというのが愛ですね。

最初にべなを見つけたのが鬼平太で、その時のべなは恐れを体現したような存在で。
それが今は逆転している。
「鬼ですら変わった」
「毎日 好いた人の横で飯食べて!」
「毎日 隣で眠ってる!」
「羨ましいだろう!」←これが図星だった。
鬼平太が実は望んでいるものを鬼が手にしていた。
鬼平太は月並みな幸せを欲している。そこに若水は惚れている。となんとまあ上手い作りです。

ダンゾウが寺男になっていたのも泣かせます。
二三を思い起こさせるような文助も。
4巻で今更ですが、子どもの描かれ方も好きです。ただかわいいだけでなく迷惑なくらいの好奇心とか、無防備なとこや間抜けなとこ逞しいとことか。

あと朝太郎が最後までいい味出してました。
さすが、べなと壱の初めての友だちw
若水と鬼平太の世話で苦労しそうだけど、絶対幸せになってほしい。
やっぱり名作は名脇役あり!と改めて思いました。

すばらしい作品を最後まで描き続けて下さりありがとうございます。

4

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