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代理旅行をはじめて知りました!
一歩踏み出す成長ものの物語として、とっても良かったです。
ゲームばかりしてまだ何もやりたいことが見つけられなかった主人公の受け巡が、一歩踏み出すために代理旅行のバイトを始めるところから始まります。
この一歩がまず勇気出して頑張ったのだろうなぁと思う。
思い出を巡る写真旅行やぬいぐるみ旅行、視覚障害者になってしまった方へ気持ちが前向きになるような旅行など、作者様のアイデアが光っていると思います。
それぞれの旅行にストーリーがあり、想いがあり、巡や攻めの南の人柄や誠実さが詰まっていて心が温かくなるようなお話ばかりで、もっと旅行のエピソードを読みたくなりました!
2人の恋はキスまでのライトなものです。正直ラブはなくても十分楽しめる作品のように感じましたが、初めての恋を頑張る主人公の姿も微笑ましく応援したくなりました。一つ一つが丁寧に描かれていて素敵な作品だと思います!
自分を変えたくて代理旅行のアルバイトを始めた大学生の巡。研修担当の南と旅する中で、初めて知る沢山の経験や想い。いつしか南の隣に立ちたいという恋心も芽生え…。
代理旅行業ってニュースで見た事があったけど、ぬいの旅とかすごく親近感があって面白かった。2人と一緒にこちらも旅してる気持ちになれる。
主体性のなかった巡が成長していく様子と、南へのすれ違う恋にドキドキした〜。強いて言えば、チュー止まりだったので描き下ろしとかでその続きが読みたかった!←贅沢を言う。
2人の今後を見守りたいので、ぜひ続編をお願いします!!
『キミドリ』から入って、『愛追うふたり』は世間の評判ほど馴染まなかった仁嶋先生。(この後、『どちら様〜』読んで『愛追う〜』読み返したら楽しめた!タイミング大事。)今回代理旅行という軸が自分の知らないものだったこともあって楽しめました。『キミドリ』と同じで、BLらしくないな〜という感想はある。これもBLをのっけずに、主役も男同士にせず(してもいいけど)、代理旅行を描く一般漫画として世に出ても面白かったのではなかろうか、とすら思う。お墓掃除とかぬい旅行とか、話の作り方も面白かったし、絵柄も一般受けしそうで丁寧だし、女性や幅広い年齢の人物も描けるし…先生が"BL"を描きたいならそれはそれでいいんだけれども!BL的萌はそこまで濃くなかったから…そもそも2人が接触してるコマが然程多くない。南先輩は可愛くてかっこいいから好きなタイプのキャラなのに案外登場シーン少なかったな。
主体的に自分の進路を決められず、ゲームが好きで引きこもっている巡は、このままではいけないと一念発起してアルバイトを始める。
代理旅行という職種で、依頼者の依頼内容に基づいて旅行をするというもの。故郷のお墓参りやぬい撮りなど、様々な依頼に応えていく、というお話。
巡に仕事を教えたりサポートしたりする先輩の南に、巡はいつしか恋をするのですが、おぼこい男の子(大学生)と、心は永遠の少年といった大人の恋は、眩しいくらいに健全でたいへん爽やかでした。
この作品は恋愛面というよりも、各話ごとの代理旅行に趣向が凝らされていて面白かったです。
特に視覚障害者になってしまった夫が塞ぎ込んでしまっているので、前向きになるような旅行を、という難しい依頼に対して、どう応えるのかと思っていましたが、その方を主人公にした小説の朗読CDという、まったく想像もできない内容で展開していて、純粋に感心してしまいました。
お話自体が面白いです。
巡は南に憧れがあるし、そもそも出会ってそれほど時間も経っておらず、元々の性格もあるので、二人の間には距離感があります。
両思いになってもこの距離感は変わらず、自然な会話とはほど遠いと感じます。このいつまでたっても慣れない間柄がこの作品の魅力のひとつかも知れません。キスどまりなのも良かったです。
代理旅行という設定がおもしろいですね。
遼平が長身短髪切れ長目で好きなタイプです。頼もしくて性格もいい。
巡がずっと卑屈なのが見ていてしんどかったけど終盤前向きに変わることができてよかったです。
遼平が巡をかわいいと思うのもわかるし。
遼平の巡の愛で方がとても好みで萌えポイント高いです。
ただ、過去に巡が変わるきっかけになったのが遼平で、遼平が勤める会社に巡がきたのはすごい偶然〜〜(棒読み)となりましたが。
特に好きなのは西井先生です。
脳が泉のようで言葉が溢れるので口が3つあればいいのにとか、昔の文豪風の喋り方とキャラがすごくツボでした。
西井先生のスピンオフをぜひ読んでみたいです。
あとラストの視覚障害の方への代理旅行が感動的でした。