「最悪な夜に出会った沼な男――」

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10

アフターグロウ

afterglow

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表題作アフターグロウ

天授
樋口聖高

あらすじ

医学部をストレートで卒業し、心臓血管外科でエリートドクターの出世街道を歩んでいた樋口聖高。
しかし、専門医資格を取る直前に"とある理由"で九州の辺ぴな田舎町に内科医としての異動を命じられ、現在はご老人たちのキツい訛りのリスニングに日々、悪戦苦闘している。
左遷とも言える自分の状況を嘆きヤケ酒を繰り返す聖高は、ある日の夜、酔い潰れて泣いているところを、"テンジュ"と名乗るヤクザの男に助けられ、訳も分からないまま淫らな行為に耽ってしまい――

作品情報

作品名
アフターグロウ
著者
吾瀬わぎもこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758026802

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10

4.6

(410)

(320)

萌々

(65)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
69
得点
1905
評価数
410
平均
4.6 / 5
神率
78%

レビュー投稿数69

大人の恋愛にうっとり

落ち着いた大人の恋愛が描かれていました。すごく良かったです。
主人公の樋口は都内の大学病院に勤務する心臓血管外科医で、担当する患者の容態が急変し、処置をするも病魔に勝てずに死なせてしまう。そのことがトラウマになり心電図モニターのアラーム音や緊急対応しなくてはいけない状況になると過呼吸になるなど、自分の意思ではどうにもできずに苦しんでいるのですが、その後、九州の病院に異動になり、もう一人の主人公であるヤクザの天授に出会います。
心の傷を持て余しどうにかしたいと焦る樋口と、不遇な生い立ちながら極道の世界で生きる天授は、生きる世界は違っても、お互いがお互いの存在によって救われているという、この関係性がとても尊いと思いました。
なしくずしに体の関係を持ち、最初こそ反発していた樋口ですが、でも口ではそう言いながらどうしようもなく天授に惹かれているのだと分かりますし、二人で過ごす時間を重ねていくうちに、少しずつ心も蕩かされていく様子が見て取れます。
過去という名の、自分の深いところを語るシーンが印象的でした。
天授の余裕の笑みとその包容力も、生い立ちを聞くことで深みが増します。穏やかで優しい語り口、夜景のドライブ、静かな運転、コロンと煙草の香るジャケット、そうした色々な断片が天授という人物を形作っていて、トラウマに苦しむ樋口を包む大きさを一層感じました。
天授が、自分の名前を気に入っているのだろうことも、エピソードの裏付けにも繋がっていて納得でした。
とても質の良い作品だと思いました。

0

No Title

天授がかっこよすぎてこれは惚れてしまうやつです!すごい色気を纏っていて迫力もあって……弱っているところもちゃんと気づいていて優しくそばにいるなんてそりゃあ聖高も落とされてしまうわよね。 ラブシーンも大迫力ですごかった……!!(՞⸝⸝o̴̶̷̥᷅ ⌑ o̴̶̷̥᷅⸝⸝՞)わァ…………ァ…………となりながら読んでました。 好きだ〜!!

1

ドキドキハラハラ肉体美✨✨

タイトルのアフターグロウ(afterglow)の日本語での意味をあとがきで読んで、タイトル回収が素晴らしいなって思いました

始終ハラハラドキドキで
ぜひネタバレなしで読んでいただきたい。
移りゆく心情が映画を見ている様な感じ。

個人的には特別ガチムチが好きなわけではないけどすごい肉体美!って感じでした…!!まぶしい✨✨

強引だけど優しい攻め好きな方、是非!

2

良い意味でグロテスク

任侠ものは苦手なのですが、評価が高かったので購入。
なるほど、グロテスクなほど絵が綺麗でした。

刺青とボディーライン、受けがそこそこがっしりしている点が、いわゆる王子さま系とはかけ離れていて、苦手な方もいるかもしれませんが、はらだ先生が好きな方には特に刺さりそうです。

ヤクザで現実離れしている天授を、医者の聖高が医療的な言葉のチョイスで引き留めているバランスが絶妙でした。

是非白抜きなしで拝見したいです。

0

独特の表現と画力に沼る

前作(聞いて〜)も読み、、、独特なタッチの絵、そして大変水分の多いシチュエーションに独特な擬音が散りばめられていて、面白いと感じました。

今回は画力が更に神化しているだけでなく、細かい部分の擬音の表現、独特だけどピッタリで、何度も読みたくなる。キャラの濃さ、設定なども沼りました!

天授がこちらの世界に足を踏み入れるな、と声を荒げたシーンにグッときました。
それを毅然と受け止める聖高さんもよかった。

2

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