『信じろよ お前が死ぬなっつったんだろ』

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10

モンスターアンドゴースト 2

monster and ghost

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表題作モンスターアンドゴースト 2

戸純椿、高校1年生
勇樹兜、高校1年生、幽霊

その他の収録作品

  • ツバカブの日常。
  • パンサーアンドキャット
  • 描き下ろし 焼きもち警察
  • あとがき
  • カバー下(キャラクタープロフィール)

あらすじ

身勝手な理由で過去を引きずる彩に刺された椿は重傷を負うが
怪我を顧みず、自分の傍から離れることで消えてしまった兜を探し回る。

ーー生前、母と仲睦まじく生活していた兜に起こった悲劇とは…
知られざる過去、そして様々な理由が明らかになっていく。

言葉で語らずとも互いの存在に惹かれ合う2人。
その想いと裏腹に触れられない現実に苦しむが、
イビツの突拍子もない”禊”の提案によって解消され…!?

孤高な、化け物と呼ばれる高校生×美しすぎる幽霊の切ない純愛ストーリー

作品情報

作品名
モンスターアンドゴースト 2
著者
ヒメミコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
B.Pilz COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784867870297

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10

4.5

(132)

(92)

萌々

(27)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
29
得点
589
評価数
132
平均
4.5 / 5
神率
69.7%

レビュー投稿数29

アヤの出番多すぎ

早速紙版を拝読したが、がっかり(;>_<;)
椿と兜の絡み少ないし、三角関係のオチになってないって感じ。特に椿はアヤを助けるシーンと禊の関連のこと。
先生の画力いつものように素晴らしいけど、アヤ出番多すぎて兜くんの存在が薄くなって(しかも禊っていう存在がある以上これからもアヤの出番多くなるかも)そしてアヤは美人とか全然感じない(なんか作中アヤ美人ってことを強調されてる)ただの情緒不安定メンヘラ男に感じる(;o;)
もっと椿と兜の絡みを見たいよ推しカップルだからな。あとイビツの存在もちょっと意味不明(T_T)

1

詩的なモノローグ。先生はきっとロマンチストな方なんでしょう。

【作画】
前巻から大きな変化はありません。


【ストーリー】
1巻の時に比べて話の流れが読みやすくなっています。
兜の切ない心情も描かれています。

1巻よりもBLらしい場面が少し増えましたが、アヤへフォーカスをあてるシーンが多く、やはり椿と兜の絡みは少なく感じてしまいました。その点がとても惜しいなと。欲を言えば、椿の人柄を考慮して、言葉には出していないけれど「明らかに兜のこと大好きやん」と心が騒いでしまうようなシーンがもう少し欲しかったです。

また、兜が他人(アヤ)の体を借りて、椿に触れられるようになるのですが、ううむ。なるほどそう来ましたか。しかし「触れる」という泣きそうな顔、重要なコマだったので、あそこは兜で描いてほしかったですね。アヤが兜に見える、というタイミングをもう少し早くして。

衝撃の結末で続く。
「僕のせいで椿くんの生気がなくなっちゃった」とか、兜が涙してそうです。
2人ともゴーストになってハッピーエンドになるんでしょうか。あるいは兜がたくさん生気をもらってゴーストのままでも触れられるようになるのか。いずれにせよ「もう一度触っておけば良かった」「触りたいな」、はきっとこの後報われてハッピーになるのではないでしょうか。まさか椿の体に入ってこれで一心同体だね☆とか?


【登場人物】
アヤは嫉妬のための立ち位置かと思いましたが、まさかそういう使われ方をされるとは。そしてアヤのために割かれたページや大ゴマが多すぎるように感じました。彼が悪い人間ではないことを表現したいのかな、とは思うのですが。兜の嫉妬を描くためだけなら、アヤではなくモブの女子生徒などでも良かったのではないか、とも考えてしまいます。
ところで「ななち髪型変えたー?」という台詞のあと(いや、大して変わっとらんがな)と心の中で思わず突っ込みました。

兜、アヤのことが嫌いなはずなのに、意外とすんなり体に入ることを決めたな、と。彼の体に入って椿に触れたら、それはアヤが触れてることにもなる、ということはあまり考えなかったのだろうか。独占欲があるのに?

イビツのキャラクター性は2巻でもよくわかりません。敵対者ではないようです。

兜におおいがぶさっていじめておいて、恋愛の感覚がよく分からない椿の感覚も少し謎です。アヤを助けて「近づくな」というシーン、格好良かったですが、その格好良さは兜のために取っておいてあげてほしいとも思ってしましました。


【その他】
1巻を初めて読んだ時、2巻の発売が予定されていたので、読んでみました。
描き下ろしのようなシーンを本編に入れてほしかった。これは1巻でも思った気がする。

2

2巻も先の読めないストーリーと画力で殴られました!!

ストーリーの情報量が…繊細なのに力強い画力が…行ったり来たりする感情の揺らぎがどストレートに脳に刺さってきて目の奥が熱くなりました…!


兜君と彩君二人の過去回想に触れ、私は君の事完全に嫌いにはなれなくなりました!"好きぴ"に見てもらうために変わろうとするのイジらしくてどんどん可愛く見えてきてしまって。イビツ君にビクビクしてるのも最早可愛い。
そんな彩君に対して、椿君への独占欲を見せる兜君がこれまた可愛い。しかし、一方は実体のある人間、かたや自分は触れることすら叶わない幽霊のような存在で儚さが伝わって来ました。


椿君の【困惑】と兜君の【独占欲】…2人にとってお互いにかけがえのない居なくてはならない存在になってるのは確かです。

遊園地デート、彩君の姿が兜君に見えてくる所幸せな光が溢れていて美しすぎました……。それと同じく、シンデレラみたいに魔法が解けて彩君の姿に戻って見えてしまった時の喪失感の大きさ。兜君はここに居てはいけない存在なんだって言われているようでしんどかったです。

最後衝撃すぎて言葉がでませんでした。
ハピエン…信じてます。
2巻も相変わらずの画力と、先の読めないストーリー展開でドキドキが止まりません!

3

絆が深まるほどに、切ない…

衝撃の初お目見えに引き続き、2巻です。
相変わらず、画面の圧がすごい。

前巻ラストで再会した同級生・彩に刺された椿。
そして、椿を救うために彼から離れてしまったことで消えてしまった兜。

このまま兜が消滅(成仏?)しちゃったりしないよな?と
ドギマギしていたのですが、兜、無事でした。

椿視点が多かった前巻に比べ、
彩の登場により兜の仲に芽生えた嫉妬心、
友情を越えた椿への感情、と揺さぶらる兜の内面描写が多かった今巻。

これって恋でいいんだよね?
個人的には恋愛感情確定だと思っているのですが。
(ただし、椿は無自覚かもしれない)

今巻での見所はやはり二人の遊園地デートですよね♪
彩の肉体ではあるけれど、二人の表情が楽しそうで楽しそうで。

兜の笑顔はもちろんですが、
この椿の兜にだけ見せるぎこちない笑顔がすごくいいんだ…。

だけど、そんな幸せそうな二人を見る度、
兜は既に亡くなっていることも思い知らされてしまって、
同時に切なくもあり…。

1巻あとがきでの作者様が語られていた
“ハッピーエンド”を信じてはいるものの
一体どのような結末に辿り着くのか想像がつかず不安です。

そして、2巻のラスト。
衝撃のエンディングでした。
え、ハッピーエンドってそういうこと?

1

胸きゅんしながらも、突き付けられた現実が切ない

「これがデビューコミックスだと……!?」と驚かされた第1巻から、続きを待っていました。
個人的に、今まで見ないようにしてきたことがフォーカスされて、胸が押し潰されそうです。兜くんはゴースト(幽霊)なのだと、改めて実感させられて、つらい……。
彩くんの禊として、彼の身体に入った兜くんが椿くんと遊園地で遊んだ日。楽しい一日の終わりに、兜くんが思い至った「椿くんのこれからに自分はいるのかどうか」という問いが胸に突き刺さりました。それまでが二人ともとても楽しそうだったからこそ、余計につらかったです。
その一方で、恋愛的に一歩進み始めたような椿くんと兜くんの様子に胸が躍る躍る!
恋心の自覚は案外難しく、本人たちは戸惑うものですが、読んでいる側としては嬉しくて仕方ありません。
兜くんは独占欲から、椿くんは身体的感覚から。この椿くんの夢が!夢だけど!夢じゃなかった!的な!
それを喜びつつも、それもまた兜くんがゴーストであるという現実を突き付けてくるのがつらいです……。

彩くんの事情が描かれ、歪くんも一緒に良い方向へ進んでくれて嬉しかったです。いや本当、歪くんのナイスアシストが多いですよね!歪くんは椿くんと兜くんのために動いてくれているのですが、それが結果的に彩くんのためにもなっていた気がします。
歪くんについては、まだまだ計り知れないところがあるのですが、どんな理由からにせよ、椿くんと兜くんのために動いてナイスアシストしてくれるところはすごいなぁ、と思います。彩くんを簡単に拉致れたところなどを「こわい…」と思いながらも、気になる存在です。

2巻で特に気に入っているシーンは、部屋で寝転ぶ兜くんを腕の中に閉じ込めて楽しそうにしてる椿くんと、照れてる兜くん!二人とも可愛くて好き!
兜くんの部屋着がおいしそうなTシャツというのも、ポイントですね!
そんな2巻のラストシーンが!いや、ほんとどうなるんですか、大丈夫なんですか。歪くんの目の前で……。
とにかく椿くんと兜くんの幸せを祈っています!

1

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