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小説

電子のみでの書籍だそうです。ページ数も長すぎず短すぎずでサクッと読めて読みやすかったです。
前世では黒魔術の使い手として恐れられていた魔王(かなり醜い姿)が時の残虐王アルシーザに粛清されるシーンからの始まり。
殺される!死にたくない!と願った瞬間、気がつくと10歳の頃の天使のような容貌をしていた自分の中に転生?していた…という冒頭です。
元魔王のフィオンが今世ではアルシーザに殺されないために小さい頃から画策して自分の人生を再出発しようとするのですが、まさかあられもない10~13歳の頃から精霊によって性の快楽を覚えさせられる描写は見てはいけないものを見てしまったようなドキドキ禁忌感があります。
そして15歳にしてようやく寄宿舎に入ったものの、同じ部屋に宛てがわれた先輩がまさかの前世自分の命を奪ったアルシーザその人だというあるあるな展開!アルシーザの呪いを見破り、不本意(?)ながら呪いを解呪してしまったフィオンをそれまでとはかわって親愛の目をみせるアルシーザの変化!とここまでは爽やかな寄宿舎ストーリーですが、再び現れた精霊からのえっちなイタズラ…。フィオンも堅物アルシーザの今後の未来を変えるため(笑)に自分の快楽の意のままアルシーザに悪い遊びを教えて2人とも沼っていく様子がとてもとてもえっち♡です♡
普段は真面目で悪を許さないアルシーザがフィオンには甘々でちょっぴりSっけもあって快楽にのめり込んでいくギャップも良かったです。
アルシーザとフィオン、それぞれの未来のことを考えてアルシーザの前から突如として離れたシーンは切なさもありました。自分の魅了の魔術にかかったアルシーザの身を案じて離れる事を選んだフィオンですが、三年後の再会シーンとアルシーザの隠された力の告白にはフィオンの恥ずかしさと嬉しさが伝わって来てフィオンよかったね〜!と思いました♡
寄宿舎では毎日していた2人の三年越しのえちえち♡焦らしが焦らしきれていない甘々で最高でした♡
渡海先生の電子限定エロ特化小説( •̀֊•́ )
麗しい北沢きょう先生のイラストが、表紙と人物紹介だけだったのは残念(´・ω・`)
ここの挿絵が欲しい!と何度思ったことか。
魔王として君臨し、最後は残虐王として名高い王様に殺されたフィオン。
目覚めると、10歳くらいの年齢の時に戻っていた。
前世とかではなく、まさに時間を逆行した世界で目覚めたフィオンは、今度こそ殺されることのないよう生き直そうと決意。
このフィオンこそが受様。
学校に入学し、寄宿舎で同室となったのが、自分を殺す残虐王となるアルシーザ、もちろん攻様ですよ♡
最初は関わることのない、ただ同室なだけの2人だったのに、アルシーザの優しさや自分だけに向けられる笑顔になんだか変な気持ちになるフィオン。
それは恋よ!と囁きたい( *´艸`)
エロ特化だけあって、2人はなかなかイチャイチャしております。
最初は無関心だったアルシーザが、フィオンへの愛や執着を全開にしていくのがウッキウキです(*^^*)
でも、アルシーザの為を思って彼の前から消息を断つフィオン。
探し当ててくれてありがとうね、アルシーザ。
フィオン視点のみで進むのですが、この辺りはぜひともアルシーザ視点も読みたかったなぁ。
想像するだけでにまにましちゃう( *´艸`)
未来を変える努力をしてきたフィオンに、溺愛ハピエンが待っていてよかったよかった(*^^*)
渡海奈穂先生の作品は「運命かもしれない恋」がとても好きです!
が、前作の義母BLも今作も自分にはあまり刺さらなかったかなあ、、
特に今作、とても評判が良いみたいなので、もうこれは好みと相性の問題かなと思ってます。
潔癖気味の王子に殺された魔王がやり直しの人生を得、殺されルート回避のために奔走するーというこちらのお話。
先生ご自身があとがきでも「エロ小説が書いてみたいなあと思った」と書かれているように、えち描写は多めかつ、長め。
精霊の触手も出てきて、いろんなとこを触ったり這ったり入り込んじゃったりしています。お好きな方にはたまらないと思われる。
えち描写が多いためか、なんとなくそちらに引き摺られてしまい、二人の愛のストーリーにそこまで入り込めなかったのかな、と。
あと学園の退学ってそんな即時にできるものなのかな…?王子のもとを離れる決意をしてから実行に移すまでがものすごいスピードで、なんだか気になってしまいました。自分でも「細かいな!」と思うのですが。。
表紙とタイトルは官能チック。エロティックファンタジーと銘打ってるので、きっとエロ主体のストーリーなんだろうなぁと予想していましたが、確かにエロさはあれどもそれ以上のストーリーの良さよ!
エロ味が強くともエロに支配されてない物語展開に、どんどん引き込まれました。
いい意味で裏切られて、読後感は最高。
エロが好きな方、ストーリー重視の方にきっとハマる内容じゃないかと思いますので、ぜひお手にとってみて欲しい逸品作です。
最初のオープニングに、なぜここにジャバ・ザ・ハット(←スターウォーズ参照)が?と不思議に思ってましたが、このスタートがあってこその見事なエンディング。読後は感嘆の思いです。
残虐王に処刑される魔王の物語が、人生やり直しに舵を切っていく死にフラグ回避の物語へと進むルートの面白さにドキドキワクワクしました。こういうお話、特に小説界隈では増えてきましたよね。転生&人生やり直し譚。私の大好きな設定です^ ^
残虐王に殺される未来を変えたいと願うフィオンの立ち回りによって、未来が動いていくことになりますが、その思惑が予想を超えてきたのは、両者の間に恋心が芽生えてしまったこと。
未来の敵同士が、なぜこんなことに……っていうのが、最高にめちゃくちゃ楽しいです!
なんか知らないうちに、いい仲になっちゃった(テヘ)…ってな感じですが、エッチな精霊たちに敏感にされた身体のせいで、2人の仲が急接近していくラブラブ状態はニヤニヤです。
誰にも心を許さない未来の残虐王・アルシーザの変化がどえらいことになってまして、学内でも学外でもフィオンにイチャコラしたくて我慢できない姿は、アナタ誰デスカ?状態。セックスに溺れる快感も、ただ一緒にくっついいるだけの触れ合いも、甘くて甘くて最高のスイートタイム。脳みそが溶けちゃいそうでした(〃ω〃)
こうなってくると最初に登場した、ジャバ・ザ・ハットの見る影はもう皆無です。残虐王のカケラも魔王の片鱗もない2人に、どんな素敵な未来が待っているのか期待でいっぱいになりました。
2人の能力的には過去も未来も一緒なわけで、育ってきた環境、出会ってきた人たちとの関わりで、"残虐王"にも"魔王"にもなれる未来はあるってことなんですよね。
最悪の生き方をしてきた2人の未来がまさにそれ。でも別の生き方をすればそんな称号を背負うこともありません。それはエンディングを見れば一目瞭然です。
恋に出会い愛を知るということが、2人の未来を、そしてこの国の未来を明るいものに変えていく。その素晴らしい物語の回収劇に、幸福感に満ちた胸の高まりを抑えることができませんでした。
とにもかくにもストーリー展開が秀逸。それに加えてフィオンのツッコミもおもしろスパイスでした。フィオン視点の口語文体のせいか、彼の気持ちに添って感情移入できるストーリーになっていて、非常に読みやすかったです。
オススメ度はもちろん100パーセントです!
アルシーザ×フィオン
電子限定で、挿絵のない、
渡海奈穂先生の読みやすいファンタジー。
29歳の悪の魔王となった伯爵家の嫡男フィオンが
2つ上のアルシーザ王子に殺されて、
10歳にタイムリープしてしまう。
自らの死を回避するための生き方をするを模索フィオンが、
15歳になって、寄宿舎学院でアルシーザと再会する。
アルシーザと同室するフィオンが
正体をバレないようにしながら、
予想外に恋に落ちるという王道の物語。
深いお話よりも、
エロエロが目玉だね。
子供の身体が精霊たちの触手イタズラトエロ攻撃されて、(嫌がるのに感じてしまう!)
精霊に取り憑かれたアルシーザとのエッチでトロトロされまくるフィオン!
その魅せる感度に悶絶必至!
官能的すぎる刺激的な風景に始終興奮が収まらないことは確かだ!
エロエロ以外の必見の部分は、
単なる保身のためにアルシーザと交流するフィオンが、
呪われたアルシーザを見捨てることができないという矛盾や、
認められていない同性の恋という罪悪感と入り混じって、
次第にアルシーザのことが好きになってしまうことだ。
そして、
精霊に関したアルシーザのアツさと違って、
素のアルシーザがそっけない態度を見せたり・・・
ぎこちない距離感・・・すれ違いの展開・・・ちょっと切ない。
魔法と学院のファンタジー世界に、
貴族や王族の複雑な人間関係が絡んで、
少し緊張感も漂って、
タイムリープで繰り広げられるエロと恋の駆け引きが絶妙でした。
