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【記憶がなくても、同じモノじゃなくても、 それでも愛している。】
キルトは出生からして恵まれているとはいえず、その後の人生(アンドロイド生)もかなり悲惨なことが続く。上巻で「良かった、助けられた」かと思ったら、下巻ではさらに痛々しい状況に。「ちゅうこ」とか、キルトのせいじゃないのに、胸がしめつけられます。
そしてそんな状況でもキルトが自己憐憫に陥ることなく淡々と日々を重ねているのが見ていて一層辛い。
懸命にキルトを探しつづける真昼。二人で並んでいたのに互いに気付かず、出会っても気持ちがすれ違い、その上悪い奴らもきっちり出てきてピンチに。
キカ糸先生。人非人! と思いながらページをめくり、本当に最後の最後でようやくほっとできました。
パソコンで何度やっても削除できないメールとかファイルとかが出てバグることがごく稀にありますが、キルトの消えなかった記憶のバグは想いの強さゆえでしたね。
上巻では朝柊に怒りしか覚えませんでしたが、キルトが彼の理想とするお人形さんじゃなくなってもその幸せを願ってくれた姿を見てちょっと見直しました。
その後の朝柊は自分を殺して淡々と仕事をしてきたのでしょうか。
彼にも心優しいパートナーが見つかることを願いました。
記憶はリセットされても好きという気持ちだけは鍵がかかった部屋にずっと残っていたなんて!先生天才!!!!
ドール設定で忘れがちなんですが、そもそもみんな元々は人間なんですよね。だから、脳の中にはいろんな神秘の部分があって、すべてをコントロール仕切ることなど、到底できないと。そこをついて、コントロール範囲外の部分に、ドールとしての記憶ではなくてキルト自身の気持ち・記憶を残す、と。天才か?悩
なんにせよ、ハピエン厨なので、アシュウパパも含めてハピエンな展開になって本当によかった。うん・・・。
もめんの話も読み返します。
⇨読み返しました。『人形型モノクローム』を読んだときは、もめんちゃんこんなに辛いのにキルトばっかりノーテンキでずるいなんて思っていたけど、キルトにはキルトの辛い過去があったんだ・・・!と思うと、なんかもういろいろ止まりません。キカ糸先生天才。まだ前作を読んでない方は合わせて読むことをお勧めします。
人形型モノクロームにも出ていたキルトのお話。
前作の2人はほとんど出てきませんが、アンドロイドのお話。
単話で読んでましたが、コミックスにまとまって上下巻ですが、凄いボリュームです。長いお話だけれどもキルトのたどる運命がとても過酷で、途中は早く幸せにしてあげてと思うものの何故かいろんなトラブルに巻き込まれていくキルトが可哀想で、読むのにはかなり覚悟がいるかもしれません。
あまりにもいろんなことがありすぎてどういう風に着地するのか最後までハラハラドキドキでした。
唯一の救いはキルトを買った朝柊の息子の真昼が諦めずにずっとキルトのことを探してくれてたことです。
最後は先生が用意したエンディング。本当に大変だけど読後もものすごく考えさせられるお話でした。
真昼×キルト
虚しくて苦しい・・・感動的で愛おしい!
初期化されたキルト、
朝柊に諦められて、
愛を知った自分の過去や、
真昼に愛された記憶すら忘れ去られてしまう・・・切なすぎる。
新生ラブドールとしての生き方が見るだけで虚しくなる。
アンドロイドの元は人間だから、ただの物ではない。
テクノロジーがやっぱり人間の感情には敵わない。
消された記憶の中にも、消せない「愛」が残っている
キルトの中にある真昼との断片から生まれる無自覚な葛藤に胸が苦しくなる。
キルトが覚えていなくても、
一途にキルトを追い続ける真昼が見せる執着と愛が最高の純愛で、
どんなに初期化されても、
帰る場所は真昼だけのキルトの奥底にある想いが感涙もので、
未来に向かって歩く2人の姿にただ感動するばかり!
単なるラブストーリーを超えて、
アンドロイドと人間の境界に切り込み、
テクノロジーの進歩と共に人間の欲望と邪念に、
人間の愛しさや感情の大切さを徹底的に描き出して、
心臓を突きつけられるほどの衝撃的な作品でした。
気になる点:
キルトがセックスの一環として真昼を好きなのか?という疑問が残る。
朝柊もきっと苦悩していたはず。結局、朝柊の感情が読めないのが残念かな。
何度でも何度でも追いかける
真昼がキルトにそうしたように、私もこの作品を何度も何度も読み返したい
上巻レビューで読む時に視点を変えて読むとまた見えて来る風景や感情が変わると思う、というような事を書きましたがきっと時間の経過でもまた違って見えて来る気がします
時を経て感じ方や理解が変わる事も含めてずっと感情が生きた物語がここにある証だと思える、そんな奥深さを感じます
いまだにヒューマン・エレクトロニクス社の存在には100%の理解を示せないし、キュプラと支配人がキルトにした事は許せない。。。
だけどもしかしたら散りばめられた先生のメッセージがふとした瞬間に見える時が来るかも知れない
もしくは自分なりの考えが浮かぶかもしれない
そんな時が来るかも知れない
それまで何度でも何度でもずっと読み続けていきたくなる、そんな自分にとっての替えの効かない作品になりました
100%納得出来た訳じゃない箇所もあります
だけどこの作品に今の感情だけで神以外を付ける事はきっと後々後悔しそう…
なのでそんな気持ちも込めてやっぱり私にとっての神作品!!
2か月連続でキカ糸先生作品を読めて幸せでした(*´▽`*)
