電子限定かきおろし付
キャラクター設定も出会いも展開も突拍子もないです。
さすが峰島なわこ先生!
峰島なわこワールドという感じで入りからしてワクワクします。
極度のあがり症でアイドルでありながらファンサができず、超塩対応を続けてきた向島碧。
弱小PR会社のインタビュアーの名前を見て、生涯の推し、かつての伝説のアイドルではないかと新司に取材を受けるのが出会いです。
アイドルと一般人が出会うパターンで取材の場、というのはありそうですが、それ以外はすべてぶっとんでいるのが楽しいです。
そしてそのあと、アイドル指導をお願いする碧と、性欲解消に付き合ってくれるなら、とセフレを交換条件に持ち掛けた新司康弘。
伝説のアイドルなのに、アイドルになったきっかけも、やめた理由も、セックス、というのもすごい。
さすが峰島なわこ先生。
若いころから奔放でおじさんになるまでの年月でいろいろな経験を積んできたであろう新司康弘の手練手管にあらがえるわけもない純情童貞の向島碧。
騙されちゃうよ、攫われちゃうよ、と読者ながら心配になってしまいます。
セクハラつきの指導を経て、ファンサの改善ができた向島碧。
さらなる高みを目指して、なまめかしいあれこれつきのアイドル指導が始まります。
うーん、楽しい、楽しすぎる展開!
セクハラつきの指導を楽しんでいたように見えた新司が、碧からの恋愛感情に気づいて、さっと一歩引く様子には驚きつつ、素敵だと思いました。
性に奔放だけど、ちゃんとした大人で、アイドルの先輩なんだあ。
そんな中、唯一、碧がアイドル指導を受けていたことを知っている(お膳立てした)碧の所属するアイドルユニット「Gracia」のマネージャーが新司を呼び出し、問題になる前に指導を終わらせてと頼み、新司はこれを受け入れます。大人同士のいろいろな事情を考慮しての話し合い、そこに乗り込んでくる碧。
新司の「ファンも恋人もだなんて欲張っちゃ駄目だよ」というセリフは、元アイドルで、今は立派な大人からの重たい言葉でした。
しかし、それは過去の新司の言葉、「大切だからこそ両立させなきゃ。楽勝ですよ」とは真逆であること、だからこそ好きになったと告白する碧。
碧のほうが一枚上手、になってきます。
翻弄されて赤くなって慌てていた純情な子犬が、しっかりした男らしさを見せる様子にきゅんきゅんします。
困難があっても立ち向かっていこうと両想いを確認した2人。
そしてそのまま4か月たった後の再会、が、平成初期のトレンディドラマくらいロマンチックで、読みながら両手両足をじたばたさせてしまうほどでした。
会えない間もさぞかし自習してたんだろうな、という成長ぶりも見どころの一つです。
感動の再会からの感動エッチ、そして事後の会話。とてもドラマチックでかわいくて素敵でした。
おじさん攻めなのかなと思いきや現役アイドルくん攻めのおじさん受け。元伝説のアイドルということで現役アイドルくんに頼まれて指導することに。その代償におじさんとえっちなことを。元々私が年上受けがあまり好みではないというのもあるのですが今回の元アイドルおじさんは攻め要素が強く(私の中では)現役アイドルくんの性格やらなども含め受けで良かったな〜と読みながらも何度も思ってしまいこの感想になってしまいました。カップリング反対だったらめちゃくちゃささってました!
クールでイケメンなアイドル×会社員オジと聞いて浮かぶのはイケメンアイドルがひょんなことでオジに惚れぐいぐい迫り、翻弄され落とされるオジの図だったのですが、いい意味で裏切られました!
クールなアイドル(実はピュアで素直な人見知り)が憧れ続けていた元伝説のアイドル、今も魔性の魅力を持つ性に奔放なオジに多方面から指導され翻弄されていくという斬新な設定、ハマりました。
オジこと新司さんが自分で性に奔放というだけあってなんというか魅力的だし、それでいて元アイドルだからこその引き際も弁えていてとてもいい。そしてそんな引き際を強引に飛び越えてくるクールキャラどこ行った?な碧もまたたまらん!!
最後には別人か?というくらい仕事も恋も上手く、そして甘々な碧くんが出来上がり、大変満足でした。
年々認知機能は低下しているのに思い込み機能は上昇していて
ぜったい買ったはずなんですッ!なのにどこ探しても見つからなくて
あらぬところからひょっこりと出てきた日にゃ
ほんと 老いってヤダな────と 気失いかけました ほんとにあり得ないところにあったもので
前作【地味リーマン、本番●REC2】でやっちゃったんです あたし
主人公(攻)の名前間違い 途中で気がついて直したんだけど ほら思い込み機能がこう上向きになりかけの頃で 見きれてなかったんですよ
ほんと その節は大変失礼いたしました
作家さま買いはしていますが 実は初動がいつもちょっとハマれないんで心配したんですが
マネージャー柴田氏w ごめん こんなところにツボを仕込まれているとはよもや気づかず
しかも しかもですよ? 年上誘い受けの手練手管に堕ちない攻めがいいッ!
泣き落としってんですか? 泣く子と地蔵には勝てぬ展開に笑うしかない ←絶対意味ちがう
もぉ おっっっっかしいったらありゃしない この子 大丈夫か?の心配は読んだみんなが感じるはずw
なんだろ?この 上手くかみあってないふたりのズレがちょうどいいし 1.5ページに1回吹いたし
弄んでいたはずがあっさりやり返されて 変に怯んで狼狽えて それでも大人のズルさで “シテヤッたり” になるのかと思えば予測不能な童貞に結局振り回されて
くっつかねぇぇえ いや くっついてたし 飲んだし ←え
ちがうのよ 下半身で恋を語ってきた元アイドルがこんな年になって待ちぼうけ喰らうもんだから もうさ
ひとり悶々と年下アイドルに想いを馳せるおじさんに勉強熱心な童貞アイドル
正直もうちょい焦らしてもらいたかった気がしないでもないし 碧にはいつまでもおぼこいままでいて欲しかったような 時々塩の日があってもいいような
もっといっちゃえば指南という名のイチャイチャ攻防に目がいきすぎて 碧の憧れが恋に変わるところが見きれなかんだよ あたし
1冊でまとめられるキャラじゃなかったんじゃないのかな?これって
良すぎるでしょふたりとも なのに無理してまとめようとするから持ち味生かしきれなかったというか
なんだろ? 恋を自覚してから碧が急成長しすぎちゃったせいなのか 駆け足ってんじゃなく尻つぼみにお話が終わっちゃた感じがすんごくあって (※ あくまでも個人の感想です)
ううううん ハーフタイムまで使って今まで優位に攻めてたのに 第3クオーター相手方から一気に仕掛けられてペースみだして 第4クオーターそれまでの攻防でチカラ使い果たしのか足がもつれた受け側に面白味が半減しちゃったところに 巻きがはいちゃった感じといえば あたしのこの尻つぼみ感をわかっていただけるだろうか ← いや全く
面白かったんですよ 第3クオーターまでの童貞とビッチの攻防はほんとに
なのになぜか第4クオーターが 巻き巻きで ←まだ言うか
なんか毎度自分で何言ってるか 捏ねれば捏ねただけわかんなくなるんだけど
急にキャラ変しちゃった碧にちょっと萎えた ってのが本音なんだろうな たぶん
いや ごめんなさい
もうね あたしの望みとしては はじめてのえっちは失敗してほしかった
そんでもって次を期待させて欲しかった
うん またもや自分の欲で面白かったお話を台無しにしたようです あたし
誠に申し訳ございませんでした
現役アイドルと元アイドルという珍しい組み合わせのふたりのお話。
20年前人気アイドルだった新司ですが、今は程よくくたびれたおじさんになっていて。
本当にアイドルだったの…?とちょっぴり疑いたくなってしまったけれど、碧の"熱狂的なファン"な反応を見れば事実なのだろうなと納得できました。
でもいきなり性に奔放なところが見えてしまうので、新司の最初の印象はちょっぴり残念な人という感じでしたが。
ピュアでわんこでめちゃくちゃアツい想いをぶつけてくる碧に、どんどんその意識を変えられてチョロい部分が出てくるのが最高に良かったです。
そして。ギャップの塊みたいな碧の人柄にめちゃくちゃ萌えました
クール路線で売っているけど実はあがり症なだけで、ファンと目も合わせられないほどに緊張しぃだなんて可愛すぎます…!
知れば知るほど彼の魅力にハマって、新司がオチた理由がわかった気がしました。
結構歳の差もあると思うのだけど、そういうところもひょいっと乗り越えてしまった碧の一人勝ちだったのかもしれませんね。
ラブラブで幸せなところに着地…からの、甘くて愛情たっぷりなセックスもすごく良かったです。
最初はアンバランスなふたりかな?と思ったけれど、終わってみればめちゃくちゃお似合いで、たくさんのギャップを楽しませてもらえたお話でした。