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表題作どちら様が愛を告ぐ

海原千波
祖母から引き継いだカフェの店長,25歳
早川渚
25歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし:いつかの話1P
  • カバー下:あとがき/漫画

あらすじ

ずっとあなたを待っていた――救いを見出すラブストーリー

祖母から引き継いだカフェを営む海原千波。メニューは祖母直伝のココアのみ。
複雑な家庭環境も影響して、人づきあいは広く浅く、そして弱みは見せないようにしていた。
そんな千波のもとに挙動不審な金髪の青年・早川渚が訪れる。
千波に話があるが、まだ話せないという謎の主張をする渚に興味を持つ。
そして交流を深めるうち、千波が抱えるわだかまりに寄り添おうとしてくれる渚に惹かれていく。
お互いゲイということもあり一気に関係を深めるが、千波にとって許しがたい秘密を渚は抱えていて――!?

作品情報

作品名
どちら様が愛を告ぐ
著者
仁嶋中道 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047380493
4.6

(158)

(115)

萌々

(28)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
725
評価数
158
平均
4.6 / 5
神率
72.8%

レビュー投稿数17

すごく深い

冒頭からもう何かがあることを決定だにし、そこからストーリーが流れていくのですが、すごい設定もしっかりしており、お、こっちの展開だったのかと拍子抜けさせられたこともあり、ありきたりな展開なようでそうではない、と、いうことをこの作品に感じられとても見ていて楽しまされました。BLドラマにして欲しいくらいに、なんだか深いものを感じられもした。
年上年下とかではなく同い年で片方は母とのことを抱え片方は重い事情を抱えており、どのタイミングでそれを相手に伝えれば良いのかと、深く試行錯誤し、、
魅力的な作品でした。

0

愛に溢れた作品タイトルに泣けてきます

恋より愛を深く感じるお話しでした(*˘︶˘*).。.:*

読み終わるとこの作品タイトルの秀逸さが沁みまくります
突然の訪問者のあなたは誰?という意味での「どちら様」
誰が言ってるんだか…という少し捻た意味での「どちら様」
もぅ分からなくなってしまった時の「どちら様…」
どの「どちら様」でも間違いなく精一杯の「愛を告げて」いるのですよね

泣けて仕方ないな…これは…
ホント、なんて愛に溢れたタイトルなんだろう…(´ ˘ `*)

仁嶋先生のストーリーテリングの上手さで、繊細なお話しを受け入れる準備を千波と共に読者にもさせてくれる作品への手引きが優しく響きます

そしてきっとこれからも「どちら様」でも2人が美味しいカフェメニューで迎えてくれるんだろうな(ღ˘͈︶˘͈ღ)
って確信できる「2人から読者へ告げられた愛」に胸がいっぱいになる読後

家族だからの苦しさ、難しさ
時間が経ったからこそ受け入れられる事
後悔も虚しさも認めた上で、これからへの区切りを誰かと迎える心強さ

そんな一歩ずつを側で支え合い、恋をして愛を育む

先生の作品だからこそ伝わる、琴線に触れる1冊だったと思います
沢山の愛の在り方に触れたい方に、是非ともおススメしたい1冊です

※いつも最後に書いてる情報は今回はコメント欄に、、、必要な方のみ良かったらどうぞ

2

チル76

ー修正情報ー
この作品の雰囲気から今回は毎回何となく書くようにしてる修正情報はコメントに残すことにしました
丁寧な愛の描写でした…!性器描写自体は無いので無粋な修正で気を散らす事もなかったです 
2人の物語の中で見たい分量の愛を交わす2人を見届けられて、幸せを感じるページでした

No Title

祖母から引き継いだカフェを営む千波。メニューはココアだけ。そこに金髪の青年渚が千波に話がありやってきたけど、なかなか伝える事が出来ない。それでもお互いゲイだとわかり少しずつ距離が縮まっていって…。
渚が秘めていた千波に伝えたかった事の真相が意外すぎて、そう来たか…と驚いた。性別不合って言い方馴染みがないと思ったら、今はそう言うんだね。GIDじゃ無くなったのは知ってたけどまだ少し慣れない…。
認知症の祖母がなぜ千波を母と間違えるのか、色々と切なかった。でも誰もが必死に自分と向き合って生きていて簡単に全てを認め合う事は出来ないけど、相手を想う、理解したいと思う気持ちが大切なんだと感じた。
赦す?恕す…お互い水に流しましょうと微笑む千波がとても素敵で、隣に渚がいてくれて良かったとしみじみ思った。これからの2人の幸せを予感させる温かい結末。

0

赦すことで自分も救われるから

 BLというジャンルに留めておくのはもったいないような、他人の人生の受け止め方、身内との関わり方について考えさせられる作品でした。話したいことがあるけれど、いつどうやって話そうか、そもそも話すべきか迷っているというなんとも不思議な目的で千波と出会った渚ですが、中盤でなんとなく事情を察し、理由が分かるとそれも納得でした。むしろ赤の他人だからこそ、気軽に手紙などでぽんと伝えてしまうやり方もあったでしょうに、自分に打ち明けてくれた同僚、そしてその家族の気持ちに寄り添って、最善の伝え方を考えようとした渚は出来た人だなと。

 親も皆、第一子を産む時初めて親になるわけですから、子供をつくると決める時も産んだ後も、皆が子供に誇れるような、子供を諭せるような成熟した人間というわけにはいきません。親の数だけ、過ちがあると思います。だから子供の傍を離れても仕方ないよね、とは思わないけれど。少なくとも、千波の祖母が母子の間の溝を人生をかけて埋めようと生きてくれたことは、千波にとって一生揺るがず感じられる愛になるだろうと思います。1つの家族を根気よく見守ってくれた渚に、今度は千波が恋愛の楽しさや家族の温かさを教えられるといいですね。

0

No Title

祖母の店でココアだけを出す千波。ある日青年が訪ねてくる。渚は何かを伝えようとしている…。渚の目的は何なのかな。

渚が伝えようとしていたことがまったく予想外ですごく驚いた。でもそういうことだってあるよな。千波の衝撃は相当なものだったけど伝えたのが渚で良かったな。そしてあのお友達たちも

家族のいろんな形を感じました。とってもいいお話だったなぁ。渚が伝えようとした事を知ってもう一度読み直したら彼の心情が色々と伝わってきてまたグッときた。

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