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やーーーー、これ、面白かった…!大学哲学科の後輩×先輩のお話。
”哲学科BL”って、初めて読んだ気がします。
いわゆる”クズ”系は攻め受け共にあまり好きじゃないんですが、、
この作品の「自堕落クズ受け」能美先輩、心にグッとくる、いいキャラでした…!
最初の印象が途中からころっと変わり、いつの間にか手に汗握って応援してました。
自堕落でギャンブル好き、いろんな女性の家を転々としては”ヒモ”となり、女にも苦労してないチャラい先輩ー
タバコも吸うしパチンコやら麻雀やらボート(競艇)やらで得たお金はすぐスッてるし、やーいくら顔が良くても無理ー!って思ったんですが。
本当に、この能美先輩が上記のようなところ「だけ」の人物だったら、最後まで絶対好きになれなかっただろうなと思います。
だけど!!
めちゃくちゃ哲学愛しちゃってるじゃん!!
実は人に見えないところで研究&勉強もやってて、教授にも一目置かれてるじゃん!!
そして本気の恋に落ちたら、めちゃくちゃ健気じゃないかー…!!
+実家住みだけど生活能力完備なところもいい・:*+.
ということで、お話が進むにつれて先輩への共感がどんどん増していき、最後には「愛おしいなあ」という気持ちに。
「ちょっと体験してみたい」という、なんとも軽くて浅くていかにも〜なきっかけから始まったセフレ関係。
そんな関係にいつの間にか心が入っていくようになる様、本気で好きになっていく過程がじんわり沁み込んで伝わってきて、
萌えと同時に切なさが…
で、後半、視点が変わって攻めである瑛人目線での出会い〜二人の初エッチ、
その後…と型られるストーリーが、また良い!
この瑛人くが、なかなかの強気×クーーーール男子なんですよね。。デレってならない。
「攻めは受けに惚れ抜いて溺愛してデレデレであって欲しい!」というタイプの
自分の好みからはかなり外れるんですが、超絶クールな彼だからこそ、
ちょっとした言動や独白に見える能美への想いにキュンと来た。。
風邪ひいて寝込んでる時に夢に出てくるのが先輩の姿ばかりだったり、
二人の共通の知り合いで先輩である葉山に対し
「葉山さんみたいな人好きになれたらよかった」と吐露してしまったり。
なかなかそんな思いをストレートに能美にはぶつけてくれないから、
すれ違いにもハラハラしちゃうんだけども…!
十分、いや十二分に”そんなハズじゃなかった”相手に惚れてしまった
攻め受け双方の気持ちが伝わってきて、心をぎゅーーーーーっと掴まれてしまいました。
で、また「最高だな」と思ったのが描き下ろし前の本編の終わり方。
詳しいことは言いませんが、その後の二人の表情、仕草、行動なんかを
全部全部わーーーーーーっと脳内で妄想してしまう…!!!
最っ高の終わり方だと思いました✨
描き下ろしの方もね、超クーーールな瑛人の口から出たあの一言!!
情事の際の一言とはいえ、彼が言うから重さ、その真実味がぐぐっと
胸に迫ってくる感じで、もうキュンが止まらなかったです。
「愛とは何か」「恋人と友達との違いとは」
哲学科の学生同士らしい会話で締め括られる描き下ろしのラストも、
じんわり残る余韻が良い…✨
哲学…入門書から、読んでみようかな。
そんなことを思い、本を閉じました。
そして!!なんと大麦こあら先生と光文社さんの「古典新訳文庫」のコラボにより、
スペシャル号外広告チラシが本に挟まってました。
「哲学科の学生は絶対読んでるやつ」と瑛人が言ってる『ソクラテスの弁明』、
Kindle unlimitedに入っていたので早速ダウンロード。(読めるかな…;)
自分のどストライクのタイプの攻め受けでなくても、こんなに浸れて楽しめるんだ…と、
新たな発見の喜びに心震えた一冊でした☺︎
先ず、、、読み応えがすんごいです…っ‼
電子(シーモア)でオマケも含めてですがトータル290ページ!!!
巻末の参考文献でもありおススメの良書紹介でもあるページまでの充実っぷり
えーーー。。。良過ぎたよ、、、
こんな完璧な1冊、、、神作品としか言えないよぉーーー!!!
哲学科の大学生のお話しです
攻めが1年生でゲイの瑛人、受けが3年でノンケの能美先輩
先ず「哲学科」という恋愛漫画に於いてはなかなかニッチな学部が舞台
もぉ、ぶっちゃけココだけでも拍手でしかない
この学部で学び、この学問を愛してる人って結局「人」に興味があるとしか思えない
その興味の先が内にあるか外にあるかは流動的であるやも知れないし固定されてるのかも知れないけれど、でも間違いなく「人」を見るし「生きる…生死を含めて生きる…つまり人生かな?」までを根底に蔑ろにせずは居られない人だと思うのです
そんな彼らが出会い、その興味の先を固めていく過程が、、、!!!!!
実に如実であるのにこの上なくドラマティック
瑛人が瑛人のまま、能美先輩が能美先輩であるからこそ出会い過ごしていく時間
どれもが完璧に「活きて」いました
ちょっと私にしてはネタバレはしないし、文字数もアッサリめのレビューなんですが
、、、
これは、、、
もぉ、、、四の五の言わずに読んで欲しいし、読まないと勿体ない、、、!!!!!って心から想う故、、、!
そして色々先入観入れずに読んだ方が丸っと楽しめる!って確信しているからこそ!!
私自身、前作の「君がわるい恋の話」を拝読して「漫画のお上手な先生だ!!」って確信をした先生だったので今回はほぼあらすじも見ずに買った上で、これだけ魂が震える程の読後の満足感を得られる至高の体験をまさに今、しているので(>ω<)
この気持ちを多くのBL好きの方と共有したい!!!
無差別におススメしてもそれでもきっと多くの方が「読んで良かった!!!!!」って思える1冊だと思える1冊だと強く想い至った為、、、今回のレビューはこれにて〆るが吉、と判断しました
そして…神評価以上の評価があったら確実に付けたいレベルでの【神作品】だという事を再度明言しておきます!
選んで後悔しない1冊です!!!
むしろ、、、選ばないと後悔する1冊です٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
きっと貴方のBLを楽しむ日々が「善く」なる1冊がココにあります♡ホント、おススメします!
修正|白抜きですが状態などに応じてる白抜き感があり高修正ではないけど「可」な修正でした~(シーモア)
※濡れ場も結構ありました♡
しみじみと心に染み入る良作。
作中に表れる哲学が理解できたらよりたまらなくなるんじゃないかと思ってソワソワしました。
毎度のことながらこあら先生が描かれるキャラの魅力的なこと!
人当たりが良くて生粋の遊び人で懐に入るのが異様に上手い能美先輩。自己肯定感が低いことに無闇に辛い過去が設定されていなかったのも推せました。そしてそんなひたすら軽く見える能美先輩の根底にはたくさんの哲学の知があるというギャップも最高ですね。てかフランス語できる時点でもう…。
対するひたすら塩対応の瑛人。ゲイを公表していて恋愛にあまり熱くならなさそうに見えて魂の片割れを探しているというものすごい情熱を隠し持っているその秘めた熱に完全にやられました。能美先輩に完全に塩対応だったところから少しずつ気を許したり甘やかしが見えてくる過程、たまらんかった…
本当に対極の相手だし歩み寄りが見えてきたところで葉山さん現れたりとこれどうなる??と読み進めながらモヤモヤしていたところに7話後半から最終話にかけての気持ちの変化の加速度にぎゅんが追いつきませんでした。最後に怒涛のように畳み掛けられるのヤバい。
能美先輩が気持ちを自覚するのに思い出すシーンが何気ない教室でのやり取りなのも瞬殺されました。
本当に一冊くらいがんばって哲学書読んでみようかな!!!この作品をより深く理解して2人の感性に寄り添いたい、そう思わせてくれる1冊でした。
自堕落な大学生活を送る正孝が同じ哲学科の後輩である瑛人に出会うところから始まります。
正孝は酒もタバコもギャンブルも好きで、瑛人にもお金を無心したりとクズさが目立ちますが、哲学を愛しているというギャップが魅力的でした。
酔った勢いで瑛人と寝てから徐々に一緒にいる時間が増えたものの、先輩の葉山が現れて、すれ違ってしまうのが切なかったです。
好きなのに上手くいかないもどかしさに胸を締め付けられた分、二人が両想いになった時には胸がいっぱいになりました。
恋人の定義を実行してイチャイチャする二人がもっと見たかったです!
シーモアは白抜き修正でした。
瑛人に乱される正孝がとても可愛く、シーモア限定特典では瑛人を誘う正孝が見られて最高でした!
哲学とBLをここまで見事にマッチさせるなんて。いやはや参りました。
大麦コアラ先生の突き詰めたストーリーがすごく好きです。
今回は哲学モチーフ。哲学知識ガン攻めってわけじゃないけど、ところどころに散りばめた哲学の趣きがセンスの塊です。
哲学を愛する若者2人が、愛を知っていく物語の土壌としては文句なしの見応え。かの著名な有名哲学者たちの思想を傍らに感じながら、2人の恋愛スタイルや恋愛観に触れていくストーリーがとっても素敵で引き込まれました!(*´∀`*)
"魂の片割れ"なんてドラマチックなフレーズが胡散臭く感じないのは哲学思想ならではですよね。オメガバースの"運命の番"設定に無関係とも思えない思想にどこか惹かれるものを感じ、この作品の世界に浸りました^ ^
魂の片割れに憧れる真面目な後輩とテキトーゆる先輩との真逆タイプ2人のストーリーは、最高に楽しい!面白い!勉強になる!…もうめちゃくちゃハマりました。
能美がどーしようもないクズ(でもインテリ)だけど、絆されながらも能美と親密な関係になっていく後輩・瑛人との関係から目が離せませんでした。
先輩後輩で、しかもセフレ。2人の間には愛なんて1ミリもなかったけど、関係を深めていくにつれて恋が芽生え、愛を知っていくストーリーの深め方はなかなかのものです。セフレ関係の一方、哲学を愛する者同士、惹かれ合っていくのが堪らなく良かったです。
能美の心の変化も瑛人の心の変化も、繊細で難しい感情がすごく丁寧に描かれているなとの印象でした。タイプ違いの2人がゼロ距離になっていく過程が楽しかったです。いや、厳密にいうとゼロ距離ではないですね……1つに混ざり合って溶け込んでいくので、距離という概念すら無いのかも。
瑛人が最初に言っていた"魂の片割れ"が最後の最後でパンチ効いてきます。
彼らにとっての理想に辿り着いていく愛の姿を、そして魂と魂で結ばれてゆく2人の愛の真理の答えがどこにあるのか見届けていきましょう。
素敵なキャラと素敵なストーリーにたくさん魅了されて大満足!
大麦コアラ先生の好き作品がまた1つ増えてホクホクです^ ^