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なはーー!これ、おんしろい(´∀`*)
表の顔は厳しくて怖い王。でも裏の顔は恋に悩む不器用王。このギャップ堪りません!!
"苛烈な王"とは、表紙右側の銀髪褐色の彼のこと。前王が堕落させてしまった国内の乱れを打破するため、立ち上がった若き新王・ファリドです。対して左の黒髪美人は、前王の寵童だったライリ。前王に可愛がられていた聡明な青年です。
美形×美形のこのカップル、見た目だけじゃなくカップリングも最高です^ ^
2人とも初恋で、互いに恋し合っています。そしてなんとなんと!
2人とも未・経・験!!信じられないけど、ファリドは童貞。
こんなに圧のあるチェリーがおりますかって話なんですが、それはそれで爆裂ギャップ萌え(〃∀〃) 不慣れな2人が"そのとき"のために訓練する姿は微笑ましく、ニヤニヤ止まりませんでした。
ライリが好きものの前王の寵愛を受けていたため、ライリは手練れだと思っていたのに、実は清らかな身体だと知ったときのファリドの驚きといったらなかったです。それを知らなかったときのファリドは前王に嫉妬を覚え、苛烈王の名にピッタリの怒りっぷりでした。
ファリドはずっとライリに惹かれていて、心の中で想いを募らせるばかり。前王との関係を誤解して拗らせてる恋模様は、人間臭くて好感度高しでしたヽ(´▽`)/
ライリもライリでずっとファリドに恋していて、この2人の惹かれるべくして惹かれ合った恋愛の軌跡はとっても面白かったです。
見た目は女性的で麗しいライリだけど、芯の強いオトコマエなところがカッコいい。頭も良いし、行動力も冷静さもある。ファリドがライリを好きになるのも納得のキャラクターです。健気で前向きで芯の強いライリにどんどん惹かれていくファリドの心理描写は最高でした!
前王が彼に残したメッセージをヒントに遺産の在処を探す一方、その遺産を狙う悪しき者との対峙シーンにはハラハラ。謎解きが絡むシリアス展開にストーリーの面白さがさらに増し増しでした。
恋愛と事件の両方の側面から見どころがいっぱい。ページをめくる手が止まりません♪( ´▽`)
ファリドの心の中に住む三匹の猫の存在にプププとなったりと、コミカル楽しいスパイスを入れてくるのはさすがの作者さま(笑) ファリドのライリ大好きがいっぱい伝わるストーリーにビッタビタに酔いしれました!
初恋同士、ハジメテ同士の純度の高い純愛を堪能したステキ作品です。読後感もよく、電子おまけも含め大満足でした。
電子版で拝読しました。めっっっっちゃくちゃ!!おもしろかったです!!!
処刑された愚王の寵童と、新たな王の物語。冒頭から惹き込まれ、夢中で拝読しました。スワイプする指が止まらない!!面白すぎて!!
ゆっくり心を通わせていくふたりに、こう、胸がきゅんきゅんしました。両視点なのでお互いの想いがこちらによく伝わってきます!
全体的にシリアス展開なんです。シリアスなんですが……イマジナリー猫チャンが出てきたり、苛烈な王の苛烈な妄想劇が適度に挟まって笑わせてくださいまして…!コミカルなシーンもありつつ、ラストまで楽しく読み終えました。
主人公の性格もとても好ましいです。頭の回転が早い!主人公と王が夜の塔でたどたどしく言葉を交わすシーンがとても好きです。
シリアス時々コミカル、そしてちょっとした謎解きもありで本当に面白かった…!
もちろんハッピーエンド!おすすめです!
すごい胸に迫るものがありました。ずっと迫り続けて。
読み応えもたっぷりで、途中で止めそうになったところを頑張ったら、こんな展開になるなんて〜!
新国王と前王の寵童。しかし寵童とは言っても…な。
二人の出会いから再会から少しずつ近づく様子など、じ〜っくり書かれてあります。
ライリを嫌っていたファリドが本当のライリを知るにつれ、胸の中で子猫がにゃ〜にゃ〜騒ぎ出し…。
この新国王ファリドの厳格で恐れられての反面の意外な素顔や、ライリへの初恋に気が付かず前王に嫉妬したり勝手な想像をして怒ったりが長くて。途中までは微笑ましく、だんだんいつまで続くの?と。
もちろん敵対勢力との仕掛け合いも息をつかせぬ緊張感があり、ハラハラ。
さらに狙いの前王の隠し財産の小部屋の謎などなど。途中までは2人が近づく様子だったのが気がつけばお話はどんどん広がっていて。
とにかく読み応えがあります!レビューを書こうと思ったらすごく長くなりそうです。
一番印象に残ったのは、苛烈な王と思われているファリドが実は…な。それ故の暴走がもう!!ギャップにやられちゃう〜。
こんな攻め、とっても良い!!
もうレビュータイトルどおり、攻めの胸の子猫ちゃんたちのニャーニャー鳴きに
私の心も萌えに萌えてニャーニャー言いまくり、の胸高鳴る一冊でした…!!
お、おっもしろ…!!!
文字どおりページをめくる手が止まらず一気読み。
後半、臣下の企みとその結末の部分はやや性急に感じましたが、、
(終盤の隠し部屋での決着シーン、欲を言えばもう少しじっくり読みたかったー…!)
そんな些細なことは気にならなくなるぐらい、キャラの魅力(苛烈な攻めの可愛い姿が♡)とストーリーの面白さが爆発していました。
ミステリー大好きな自分には、前王の遺した「仕掛け」と謎めいた暗号文のようなものにワクワクが止まらなかったです。
前王の妾童としてそばに召されていた美貌の主人公・ライリ(受)。
その王により母を自殺に追い込まれた護衛官のファリド(攻)は王に反旗を翻し
自分が新たな王となり、前王を処刑。
妾童のライリは前王の墓守をしろと城を追い出されますが、数年後二人は思わぬ再会を果たしー
と続く、身分差王族(ちょっぴり)ミステリーものです。
もう、何がいいって、多分読んだ方みんなここに萌えているだろうけれど、
恋をしたファリドの可愛らしさ!!!
「苛烈(=厳しく激しい)王」の名の通り、厳しく硬派なイメージしかないファリドが、
ライリに恋してあれよあれよという間におかしな方向へ”激しく”変わっていく様子に
もーーニヤニヤしっぱなし、笑いが止まりませんでした。
前半〜序盤は正直、淡々とお話が進んでいく感じだなと思っていたんです。
それが二人が前王の処刑時以来の再会を果たし、交流を重ねるようになってから
一転!!
ライリに恋してしまったクソ真面目朴念仁童貞王(笑)は、胸の中でニャーニャー鳴く子猫たちに振り回されるようになり…
って、この「胸の中で鳴く子猫」の表現がおかしくておかしくて、読みながら声を出して笑っちゃいましたꉂ(๑˃▽˂๑)
実は前王との間に体の関係はなかったライリですが、それを知らないファリドの
妄想が”激しく”爆発してるのなんかも、本当に愉快なんです。
”あれ”をてっきり張り型だと思い込んで亡き前王に嫉妬したりとかw
そして冗談の言えない不器用朴念仁のくせに、ライリを笑わせようと放ったジョーク(?)で
彼を凍りつかせてしまう…
そりゃ、王様に「生かしてはおけない」なんて言われたら背筋も凍っちゃうよー!と、読んでいて吹き出したシーンでした。
苛烈で冷たいけれどかっこいい王様像がなんだかどんどん崩れていくのですが、
それに伴ってどんどん愛着が湧いてきてしまう、なんとも可笑しな愛らしい王の初恋物語でした✨
お互い相手が”初めて”であることを知らず誤解しているのが、コミカルかつシュールで。笑っちゃう場面が多々ありました。
どうもそんな攻めのイメージが強烈な本作ですが、受けのライリもまた、
運命にただ流されるのではなく強さや自分の意思をはっきり持った美貌の少年で、
萌え度・共感度が高かったです。
読み終わってもしばらく余韻に包まれくつくつと笑い、大好きなシーンをもう一回読み直しちゃいました。
何度も思い出しては読み返す、お気に入りの一冊になりそうです・:*+.
佐竹先生、すっばらしく楽しくキュンとする(&ミステリー要素もある)お話を
ありがとうございます(*´˘`*)♡
胸の中で数匹の猫がにゃあにゃあ
クーデターを起こすために頑張りすぎて初恋にワタワタしてる新王と元王の寵童
前王の寵童だったライリ(受け)はクーデター後前王の墓守をしながらひっそりと暮らしていました。
そこへ現王のファリド(攻め)がやってきて、王宮の書見の塔の仕事を与えられます。
前王に書見の塔の言葉を与えると言う遺言をもらっていたこともあり、目録を作ってのんびりと半ば幽閉生活を送るのですが、なぜかファリドが度々顔を出すのです。
実直すぎて苛烈な性格になってしまい、気楽に話せる相手のいないファリドにとって、構えて話してこないライリは話がしやすいようで、たびたびそこで寝てしまうようになります。
そんな日々の中、書籍整理が進み、前王の残した遺産のあり方がわかるかもしれない手紙が見つかります。
両視点で話が進むので、とても楽しく読めました。
特にファリド視点は初恋にワタワタする姿がとても楽しかったです。
2人の距離が縮まり、一緒に宝探しをしている時はドキドキしたし、より仲良くなろうとして慣れない冗談を言ってライリを凍らせた時には拗れるんじゃないかとハラハラしたし、ライリが前王からは手を出されてなかったことを知らないため色々なことを想像して悶々とするのは笑えました。
初恋にワタワタしたりモヤモヤしたりウズウズしたり色んな感情を「胸の中で数匹の猫がにゃあにゃあ鳴いてるとか引っ掻いてる」と表現するのが、美丈夫なファリドとギャップがありすぎてかわいかったです。
最後の方は猫じゃなく虎にグレードアップしてるし。
のんびりのほほんとしている時は良かってのですが、前王の隠し財産を狙っている前王の従兄弟のゴバードが絡んできて不穏なことになった時は、ハラハラドキドキしました。
用心深いゴバードは尻尾をなかなか出さないし、向こうが仕掛けてきた時は本当にどうなることかと思いました。自業自得な最期を迎え、2人に危機が去ってホッとしました。
これからはライリの元で心身ともに休んでは国王稼業を頑張ってほしいものです。
ただ、前王が何を考えていたのかとても気になりました。
初めはそれほどひどい王ではなかったようなのに、なぜやる気も無くなり、堕落した王になってしまったのか。
処刑される寸前の前王しか描かれていないので、気の毒に思ってしまう気持ちもあったのですが、隠し財産のカラクリの酷さとかやはり悪辣な王だったのだろうか。
死ぬ前の手記のようなものが読みたかったな。