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作者様買いです。吉田ゆうこ先生の作品の醸し出す切なさとか、淡い空気感がたまらなく好きで。。
そこにプラスして、大っっ好きなケモミミーーーー…!!!
全私が喜びに沸きました。
一回読んで、もう一度最初から読み直したら色々また萌える部分が出てきてしまい
思いのままにレビューを書くので、読みにくかったら本当にすみません。。
寡黙で一人でいること・静けさを愛する建築学科の先輩・奥×人と一緒にいることが
好きな天真爛漫キャラの後輩・草(そう)。
先輩×後輩、正反対な性格ながらも、同じ秘密を抱える二人のお話です。
攻め・受けそれぞれのキャラがストーリーと共に深掘りされて、
複雑な内面が見えてくる過程がすごくすごく良かった…!
(ケモミミ萌えも、もちろんあり)
前半の攻め視点では、ゲイであることを隠そうとせずごく自然にほろりと自分に語る
愛されキャラ・草への驚きと戸惑い、微かな反発心が語られます。
図らずも二人きりになってしまった合宿で強い言葉を使い、草を萎縮させてしまった奥。
一件、他人に無関心で冷たいように見える奥だけど…
その後、反省し謝ろうと決意して草にかける言葉、素直な謝罪が潔くて格好良くて、なんとも優しいんです…このシーン、まだ2話目なのにうるうるしてしまった。。
自分が求めていたとおり草は静かになったのに、「悲しませたくない」という気持ちで
いっぱいになった奥の後悔。優しく、繊細な奥の心が垣間見えた瞬間でした。
で、その時の”ズドンと恋に落ちた”、それこそ”沼落ちした”草くんの表情が!!!!!
セリフが…!!!
読んでる私が沼落ちした感じ。もう、ドキドキが止まらなくなってしまった。。
この受けの草くん、1話目の出会いのあたりからのエピソードで、てっきり
「空気の読めない天然モテワンコ」系か…?と思っていたら、
そういうわけじゃなく。
実はとても繊細で人の心の機微に敏感で…
大好きな先輩に嫌われまいと静かでいようと努力する、健気でなんともいじらしいキャラなんです。。好き…
クローズドゲイと、オープンゲイ。
寡黙な奥と、陽気な草。
どこまでも正反対の二人が惹かれ合い、自分自身の気持ちに素直になってやっと
結ばれた…!と思ったところでの、奥の「イヌ耳消えなくなる」事件。
(ところで「気持ちがキャパオーバーした時に出てしまう」という先輩のイヌ耳、
たまらなく萌える✨)
その直前に明かされた「なぜ、奥にイヌ耳が生えるようになったか」という経緯も
切なくて切なくて「ああ〜…!」と胸がきゅーっとなったんですが、
やっとやっと恋人同士になった途端に「耳消えない事件」によって
また奥が拗らせそうになり、ハラハラが止まらず。
なんとか奥を説得し散歩に連れ出すものの、風にあおられて
パーカーから飛び出した犬耳が人目についてしまうんですね。
で、そこで草くんがとった行動と、奥にかけた言葉の力強さよ。
愛だなあ…としみじみ感じずにはいられない優しい優しい言葉と、手の温もり。
実際に自分が草くんに手を握られたわけでもないのに、温かさが画面から伝わってくるようでした。
と、ストーリーを追いながら、じんわり染み入る二人の優しさに泣きそうになったんですが、
二人のエッチもすごく良かった…!
初めてなのにあっという間に草の服を脱がすテクを見せつける奥先輩、
むっつりスケベの香りがプンプンです。(好きだ!)
じっくり開発された後、ついに体を重ねる二人。
乱れて我慢できなくなった草が思わず上げた声に興奮して、ぴょこっと飛び出す
奥先輩のイヌ耳にもう、たまらなくたまらなく萌えました。眼…福…!✨
終盤、さりげなく学食で今までとは違うものを注文していたり、
同期を気遣う言葉をかけるようになっていたりと、
草との恋愛によって変わった奥の姿がサラリと描かれているのも、
また最高にじーんと来るシーンでした。
はー…良かった…・:*+.
2回続けて読みましたが、あらためてもう1回、読み返してこようと思います。
やはり吉田ゆうこ先生は、ちょっとずつ相手と距離が近づいたり、影響を受けたりしていく様子を描くのが上手い!ページの中で世界が息づいているかのような、人物の体温を感じさせる空気感も大好きです。
純粋で余裕のない二人の、手探りな恋模様がじんわりしました。
正反対で、お互いそれを理解しているからこそ気遣っている様子が優しい(先生の描く、相手を大切に想う気持ちや振る舞いに、とことん弱い)。実は双方優しさや気遣いの度合いがとても近く細やかで、芯のところが似ているのが好き。
奥先輩の乏しい表情や、真面目で誠実な性格に無性に惹きつけられます。また、そこが一周回って面白さや可愛さにも繋がるのが強い。一転して、恋をして見せる崩れた表情も堪らない。うまく言語化できなくて歯痒いけれど、物語を通して魅力だらけで異様な吸引力の持ち主!
先輩に耳が生えた理由と、それをきっかけに自分を嫌悪したエピソードが、短くさらっとしていたけど納得感があり、なんだか印象に残りました。
後半での、イヌ耳付きで鏡と睨めっこする所の破壊力…!
保科くんはグイグイきてちょっと謎めいているので、最初は小悪魔タイプかな?と思ったけど、ピュアで優しい子でした。「いままで会ったどんな人よりもすき…」のところの純度の高さにやられた。
保科くんが見てきた優しく幸せな世界に、共にいることで先輩も連れていくような乗り越え方が素敵でした。
ケモ耳もシチュエーションと相まって可愛かったです。実際にはない状況だけど、そこへの向き合い方や共生の仕方がそれぞれとても自然で、固有の性質としてスッと入ってきます。普段ケモ耳ジャンルを読まない自分でも、読みやすく楽しめました。
大きな事件が起きるわけじゃないけど一つ一つの行動に人としての優しさや気遣いが滲んでいて、この二人を好きになります。ふとしたコマの表情や仕草が可愛く、愛おしいです。
静かな話だけど確かなぬくもりや尊さがあり、満足感高い一冊でした。
犬耳ってどういう設定なんだ?と楽しみにして読みました。
現実のなかにちょびっとファンタジー!
ゆっくり恋をしていくふたりのお話しとても癒されました。
ゆうこ先生と言えばかわいい絵柄と反する胸がぎゅうっとなる描写が印象的なんですが、今回はずっとかわいくて柔らかいお話しでそこも新鮮でした。
惚れられやすい保科くんが奥先輩は今までの人と違う・・!と好きになっていくところもよかったし、不器用な奥先輩の優しさにきゅんとしました。かっかわいい・・!!!
恋愛的な好き、本気で好き、君と僕の好きは同じ"好き"なのか?などなど…
吉田ゆうこ先生の作品にはいろんな"好き"が出てきます。
性格が真逆の2人がお互いの"好き"を探り合う
このナイーブな感じが大好きですっっ
最高でした〜〜!
釣りサークルの大学生の日常に、突然ケモ耳が出てきます。
個人的に、この耳は"コンプレックス"みたいなものなのかなぁと思いました。
コンプレックスって、自分は死ぬほどいやだけど他人からみたらそこが可愛いんじゃん…みたいなことありますよね。
保科くんは性格的にそういう部分もオープン、人に話せるし見せても平気ですが
奥先輩は1人で抱え込んでしまうような内向的な人です。
耳が引っ込まなくて引きこもった奥先輩を保科くんが外に連れ出して、一緒にいてくれたおかげで、奥先輩は自分の嫌いな部分も好きだって思えるようになったのかな〜と思います。
奥先輩と過ごすことでどんどん好きが大きくなっちゃう保科くんも可愛いし、恋愛初心者の奥先輩がベッドではグイグイ攻めるのもめちゃくちゃイイ!!
最後にはほっこりあったかい気持ちになれる作品でした◎
奥先輩が沼でしかないな、と。
ひとりが好き、静かが好きと言って(思い込んでいて?)基本ローテンションでどこか近寄りがたい雰囲気をしている奥先輩が、気持ちを向ける相手を見つけたら優しさも好きも性欲も全部真っ直ぐで全部ちゃんと言葉にしてくれる人で、その上物静かなのは変わらないからその直球の言葉が刺さるし照れる。
好きになって好きになられたらもう振り回される予感しかしないですね、沼男の予感です。
2人ともが相手の不安に優しさをもって寄り添える人達なのでこの穏やかな日常がずっと続きそうだなぁとほっこりするお話でした。