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安西先生らしい、穏やかで応援したくなるお話でした⸜(*˙꒳˙*)⸝
受様はクラフト作家の小糸。
攻様の八木は、2つ年下の会社員。
大学時代からシェアハウスの一員として暮らしてきて、気付けば2人暮らしとなったいた。
雑誌掲載のお話は小糸視点。
クラフト作家としての一面の部分もハッとさせられました。
『失敗が足りてない』なんて、小糸と一緒になって刺さりましたよ。
溢れる気持ちが言葉になった告白も好き(*^ω^*)
いい告白だわ~♡
雑誌掲載を読んだ時は、うんうん、穏やかで優しいお話だな、だったのですが、書き下ろしの攻様視点が入ると、更にいいわ~( *´艸`)
そうなの~そんな前から気になってたの~♡
と、にまにましっぱなし( ◜◝ )
クールな顔して欲しがられたいっていうえろかわいい執着や独占欲。
兄貴に対するo(`・ω´・+o) ドヤァ…!
これはもっとかましてやっていいぞー、と楽しくほくそ笑み。
なのに、小糸の傍では頼りになる優しいカレシであり。
八木にとって、小糸の存在が何より大切なのだなぁ、小糸も八木が大好きだよなぁ、と微笑ましくニコニコで読み終えました。
シェアハウスでの同居から同棲へ
まだまだ売れないクラフト作家の小糸(受け)は大学生の時から住んでいる格安シェアハウスに未だに住んでいます。
大学の移転に伴い入居者が減り、とうとう後輩の八木(攻め)の2人だけになってしまいました。
月2万という超格安で2人しか入居者がいないとなると採算がとれているのか不安になるくらいです。作品作りに集中するためバイトもしていない小糸の収入では引っ越すこともできず、いつ廃業の通達が来るかと不安に思いながらも、感性の近い八木との生活は快適なこともあってずるずると居座っているのです。
そんな頃家主の孫が帰ってきて事態が動き出します。
雑誌掲載の小糸視点と書き下ろしの八木視点で話が進みます。
両片思いだったけど、小糸は初恋で失敗していたし、八木の方もひよってしまってなかなか進みません。
BLを普通に読んでると気づかないけど、バイセクシャルの人は自分が男性も恋愛対象だと認めるのはきっと大変なんだろうな。
それにしても八木は意地悪だなー
黙っていれば、ちよっと満たされないかもしれないけど幸せになっただろう兄に、自分が選ばなかった幸せな未来を見せられて、絶対後悔してると思う
そして、小糸に相談できる友人(瞳)がいて本当に良かった。彼女の存在がなかったら、小糸はもっと生きづらかっただろう。
小糸に、覚悟があったのが一番だけど、なんだかんだでうまくいきそうで良かった。
安西リカ先生の新刊。
電子まで待っていたんです。
いやー辛かった。文庫買いに行こうと思って、いつもの書店に行くと売り切れてました。入荷数少な目だから、早めに行ったのにさぁ…
でも、電子は文字大きさ変えれますし、ゆっくり読めるし、場所取らないし…
と言い聞かせてやっとやっと読みました!
ヨシヨシ、我慢したね私。
ゆっくり読めるし。
と、思いましたが一気に読んでしまいました。
大好き年下執着攻めじゃないか!
一生懸命な受けじゃないか、ちょっと自信無さげな!
後はもうね、安西リカ先生の普通の民家でのふたり暮しの描写が好き過ぎる。
日当たりの良い部屋、ちょっと、しん、とした薄暗さの有る部屋、ほわっと温かみの有る茶の間。本当に、直ぐに映像化する安西先生の文章が好きです。
あとは頼れる幼なじみの女の人がいるのとか、個人的に好きなんですよね。
基本的にふたり暮しの民家での、暮らしやちょっとした事件や出来事が書かれてるんです。そして年下攻めの、八木くんの用意周到さと、年上の小糸さんのクラフト作家らしい拘りや可愛さがぎゅうぎゅうと。
小糸さん、ちゃんと大人であって良かった。過剰に可愛らしさ、天然さてんこ盛りだと、正直萎えるし。読み続けられなくなって困る。
そこは、安西リカ先生のさじ加減が絶妙でしたね!
えっちも、もちろんございます。ドエロい訳じゃないけど段々拓かれて、えっちになる小糸さんに辛抱たまらん八木くんも大変宜しかったですね!
古澤エノ先生の挿し絵も、雰囲気にとても合う…好きです!
読めて満足しました。
エロス度★★★★
おやおや。シェアハウスでありながらたった2人だけの居心地抜群な特別な場所というのが尊いですね。
八木と小糸が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
受け視点と攻め視点が楽しめる構成がいと素晴らしい。
また、古澤エノ先生のイラストもめっちゃ好きです。
八木に片想いしながらも過去の失敗から想いを募らせるばかりでアクションを起こそうとしない小糸の心情が刺さったり、小糸に対してだけ態度・言動など全てが小糸全肯定マンと化す八木の特別対応っぷりが最高で、濡れ場では優しいSっ気を見せる八木や彼を煽る小糸に悶えました。
憧れの朝食とささやかな幸せについてのBLだと思います。
あとね、自分の身の丈を知ることの幸運についても。
アクチュアリーとクラフト作家とカップリングにニッチさを感じて、なんだかとても安西先生らしい(?)とニヤける設定。個人的にあんまり馴染みのある職業ではないのですが、攻め受けのキャラクターとその職業で生きていこうと決めた背景がとてもしっくりきていて、ラブ以外の部分でとても読み応えのあるパートだと思いました。特に、受けさんの作品、なにかモデルのあるのかしら?だとしたらめちゃくちゃ知りたい!っていうくらい魅力的に描かれていました。”小糸”という人物が創作する世界観としての説得力がすごくありました。
あと、物件の趣!こういうお家とても好き。実際住むのに工夫がいるんでしょうけど、不自由さをセンスでカバーしているのがとても素敵でした(憧れる…)。寒くて暑いだろうなwって思うんですけどね、、朝食の描写とか本当にワクワクしました。価値観というより、生活習慣とか些細な行動の前提が一緒の相手って本当に一緒にいて心地よいだろうなっていう気持ちを読者にさせるさり気なさ、そこから実は…っていう展開でどんどん引き込まれます。
ただ、個人的には攻め受けのキャラクターにそこまでハマれなかったというか、捻くれ者なので、攻めのお兄さんのキャラ(嫌な奴なんだけど悪い人ではないんですよ)には共感ではないけど、まぁ凡人として理解できる。。。っていうところが半端なかったです。すでに他のレビュアー様も書かれていますが、お兄さん(離婚前提なんだけどw)スピンオフ、面白いかなって思ってしまいました。
雑誌掲載時に生活描写ばっかり楽しくて、ラブはそこまで、、とか思ってたんですけど、今回攻め視点の描き下ろしがラブの解像度をぐっとあげていて、それがとてもよきでした!