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表題作落下フォーリンラブ

衣田拓海
大学4回生、24歳
宇佐見仁士
大学1回生、18歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし「ラッキィ・フォーリンラブ」

あらすじ

宇佐見は冴えない大学1回生。ファーストキスの相手「杵築(きねつき)先輩」を追いかけて京都の最高学府に進学したものの、広いキャンパスで運命の再会を果たすなど夢のまた夢。下宿先のトイレ風呂共同ボロアパートで無聊を託つ日々、あの世とこの世の境目があやふやになるような細い路地の先、タヌキに導かれて出会ったのは、年齢・身分不詳の「衣田(きぬた)先輩」で…。四季折々の古都を舞台に繰り広げられる、惚れっぽい宇佐見くんと喰えない先輩達の恋と日常!

作品情報

作品名
落下フォーリンラブ
著者
こめり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866697291
4.1

(23)

(9)

萌々

(9)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
96
評価数
23
平均
4.1 / 5
神率
39.1%

レビュー投稿数7

色気だけが足らない…

雰囲気、ストーリー、攻めと受けのキャラ、セリフ遣い、どれをとってもすんごくすてきで好きでした…!!

ただ、ただ色気が足りない……!!!!
情事のシーンももちろんあるのですが全体の雰囲気と同じに艶っぽさがほとんどないのです…
大好きな二人だからこそ、艶のある熱のこもったシーンを少しでも垣間見たかったな…と思ってしまいました

なのでもしかすると情事シーンが苦手な方でも読めるかもしれません

ストーリー構成などはミニシアター系の映画を見ているような完成度を感じました

0

大学生特有の

大学生の等身大BLといったところでしょうか。この時期特有の熱と儚さがよかったです。
宇佐見がタヌキ先輩との恋愛を通じて変化、成長するのが見どころかな。
ドジっ子卑屈陰キャが実は顔がよくてモテてアカ抜けてたくましくなって結構図太い…て感じですもんね。
優秀で自由で人たらしなタヌキ先輩のダメなところが人間味あっていい。そこを宇佐見がしっかり詰めて絆が深まるのも。
髪を切ったタヌキ先輩がかっこいいです。
キツネ先輩の大学生デビューっぷり、嫌な奴かと思わせておいてそうでもなかったのもよかったです。

0

たぬきに化かされて

片想いの先輩・杵築を追いかけて京都の大学に進学した宇佐見。
憧れの先輩を探す日々ですが、一向に見つからず思い悩んでいたある日、
偶然立ち寄った古びたコインランドリーで半裸の男・衣田に遭遇し…。

イマドキ珍しいくらいピュアな後輩に好奇心をそそられた衣田と
失恋直後に好みのイケメンに言い寄られ絆されちゃった宇佐見という
はじまりは流れ流されと始まった二人でしたが、
一緒に過ごすうちにちゃんと恋になってゆく過程がいい!

一見飄々としていて本心がなかなかわかりづらい衣田ですが、
気付けばどっぷりと宇佐見沼に嵌ってしまっていて、
言動の端々から愛が感じられるのにほっこりしました。

そして、その見た目の通りに初々しくて可愛い宇佐見ですが…
恋人が初めての恋人でエッチだって初めてのはずなのに
実は意外とエロエロしいというギャップがツボでした///

基本的にはほのぼのとコミカルな雰囲気の世界観ですが、
衣田の卒業&就職を目前にしてすれ違ってしまう二人にひやり。
普段はマイペース自由人なのに、いざというときにヘタレな衣田が
心臓に悪くてドキドキしてしまいました。

宇佐見の初恋の相手の杵築先輩もところどころで登場して
宇佐見にときに助言だったり、余計な発言をしていたりしていましたが、
結局のところ宇佐見に対しては恋愛感情はなかったんだろうか。。。?

0

面白い!

初恋の相手を追い求めて大学へ入学した主人公のおぼこさが良い☆
たぬきやキツネ(名前)が出てきて一瞬ファンタジー?って思わされる感じも、さすがこめり先生のうまさが光る。
おぼこい主人公が俯瞰で自分を語る場面が要所で出てくるのがまた面白かった!本人はリア充真っ只中なんですけどね(笑)

言葉のやり取りも面白いので文字数が多めではありますが、しっかりと描写でも伝えてくださるので作品としての完成度は高いかと…。ハードな絡みはないので、そう言う描写が好きな方にはオススメしません。

0

ありふれた日常に光がさす

2回留年している4回生"タヌキ先輩"こと衣田と、
1回生の宇佐見。
性格もキャラもまるで違う、大学の先輩後輩同士のお話でした。

初恋の先輩を追いかけて同じ大学へ進学するも、
『ザ・大学デビュー』の先輩との再会は儚い結果になってしまった宇佐見。
そんな傷ついた心を救ってくれたタヌキ先輩にあっという間に心変わりするわけですが、
その清々しいほどの惚れやすさとチョロさが何とも言えず可愛くて。
自分を過小評価しているけれども人を惹きつける魅力は十分伝わるので、タヌキ先輩が好きになったのも納得でした。

順調にお付き合いを続けるふたりだけど
"現在"だけに目を向けているふたりなので、
未来の話になると途端に壁にぶつかってしまって
すれ違いに発展しハラハラ。
でも取り返しのつかないことになる前にお互い話し合うことができて、これまでよりもっともっとラブラブな結末になってくれてホッと安心できたのでした。

一続きの出来事を繰り返しているようなありふれた日々の中、ひとつのキッカケで人生はまるで違うモノになっていくこと。
タヌキ先輩にとっても宇佐見にとっても
同じようにかけがえのない出会いだったのだなと伝わるラストが本当に素敵でした。

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