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表題作アンチボーイフレンド

我妻千鶴
酒屋、時生の幼馴染でセフレ
宮川時生
サラリーマン、千鶴の幼馴染でセフレ

その他の収録作品

  • その後
  • カバー下漫画

あらすじ

ひとつ年上の幼馴染み・宮川時生への片思いを拗らせ続けている千鶴。
気持ちを伝えるつもりはなかったが、「好きな人がいる」と言う時生の言葉に、嫉妬と対抗心からつい「自分も好きな人がいる」と嘘をついてしまう。
時生への恋心はずっと隠していくつもりが、彼の<本命>の影が見え始めたことで、徐々に気持ちのコントロールができなくなっていき―――

作品情報

作品名
アンチボーイフレンド
著者
黒井よだか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866538457
4.5

(168)

(114)

萌々

(35)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
30
得点
755
評価数
168
平均
4.5 / 5
神率
67.9%

レビュー投稿数30

嘘つきたちの激しい愛

好きな相手を抱いている、そして好きな相手に抱かれている。
普通なら心が満たされて然るべきなのに、何故か心は渇ききったままの2人のすれ違いの両片想いがめちゃくちゃ切なかったです。

幼馴染みで親友という関係性が、秘めた想いを告げる足枷になっていて、前進にも後退にも進めない複雑かつ微妙な心情が胸にザラリとまとわりついて離れませんでした。
セックスシーンは多いので、身体の繋がりだけでいうところの甘さはめちゃあります。が、心の方はというと、お互いに好きな人がいる、または恋人がいると勘違いをしているので、セックスしていてもどことなく距離がある感じがやるせません。゚(゚´Д`゚)゚。

なんで肝心なひと言が言えないのかとすごく焦ったい。
気持ちを伝えることで、親友関係を失うことを恐れているとすれば、セックスしてること自体がもう友人関係を逸脱してるしような気がするのですが。
「練習になってやろうか」、の煽り文句が言えるなら、「好き」って言葉も言えるハードルはそんなに高そうにないと感じるけど、この一線を越えるかどうかがきっと彼らの中での大きな鍵になっているのは間違いないです。

なので、いつ好きだと言うか。言われるか。
我慢レースみたいになってきました。
もう、決壊寸前まできてるんですけどね、何かのキッカケがないとこの限界ギリギリまで追い込まれた表面張力をどうにもできません。
2人のすれ違いの想いはどうなっていくのか。どう結ばれていくのか。親友かセフレか分からない微妙な関係に早く終止符を!と願うばかりです。

でもこんな嘘にもいつかお別れをする時がやってきますし、その時はウォォォ……!!と叫びました!(近所迷惑なのでもちろん脳内で)
気持ちが通い合うだけで、同じセックスシーンでもこうも見える景色が違うのかと、もう顔がニヤけてニヤけて堪らんでした^ ^

描き下ろしとかは、もーヤバい。
デート、からのホテル。最高に決まってら。


切ない両片想いの恋でも、2人の視点から気持ちが描かれているので、妙な安心感でもって彼らの恋愛の行方を見守ることができたのは良かったです。

5

やめられないとまらない…まるでかっぱえび〇んだな…ლ(´ڡ`ლ)ムシャムシャ…ウマァ~♡

今、期間限定で出てる紀州の完熟梅味のかっぱえ〇せんが、ホントにやめられない…w…って違う!そうじゃなかった…(>ω<)!

こちらの千鶴と時生は随分長い事セフレという関係を続けている
お互いがお互いを好きなのにずっと嘘をつき続けてでもこの関係がやめられないし、やめる気もない、、、(ホラ…やっぱり…かっ〇えびせん…www)

正直、こんなに想い合ってるのに~~~。。。という焦れは大きかった!
そして大きさ故に、彼氏が居ても浮気するような男なのにそれでも好きなの???ってちょっとだけ懐疑心もありました(´ 。•ω•。)

それでも、、、!!
4話の終わりから5話にかけての堰を切ったように怒涛の思いの丈をぶつけ合う2人の熱を前にしたら、、、なんだか…もぉ、、、これはこの拗らせまくった2人でしかどうにもならなかったんだな(*´ェ`*)っていうのが納得させられたな~~~~って魅せ付けられた!!って思いました♡
期間限定の梅味ではないけど(←相当気に入ってますw)この「2人限定」の2人だけが納得してれば問題ないし、2人が納得してれば後は外野は見守るだけ!っていう、最高のエンターテイメントラブコメBLでした*:.。.(๑´ڡ`๑).。:*

修正|白抜き~。。。でも白短冊修正の上に白抜きっぽいから、、、紙本はもしかしたら短冊修正のみ?なのかも、、、どうだろう。。。修正が良い電子もあるなら是非とも買い直しをしたい位アグレッシブな濡れ場が多かったです( ´3`)~♡(シーモア)

4

年下執着攻め両片思いモダモダモダがたまらん

はわわ~尊すぎ~!オギャー!
だいたい尊すぎる作品を拝読すると
IQ生まれたての赤子になってしまうのですが、
よだか先生のこちらの作品もまさにソレでございました。

しっとりとした質感の、幼馴染両片思いすれ違いモノです。
モノローグ多めでちょっとテンポに乗りにくいときあったのですが、
そのモダモダ感も含めてヨイのです…。
だって!拗らせてるから!!!ものすごく!二人して!!!

浮気なんてアホなウソつかないと保てなかったんですよ時生は…
年上の頼れる、余裕ある、お兄ちゃんでいたい…
ウソつきたかったわけではないのは十分伝わりました。痛かったよ…。
最後ポロポロ泣いてたもんね。つらかったよね…。

千鶴も千鶴で、なーんでそんなウソ信じちゃうかな~とは思うけど、
ほんとのコト聞くのが怖いって、みんなそうだったりしますよね。
好きだと臆病になっちゃうモノ…。
自分のために週末空けといてくれるとか、ちょっと期待しちゃうし。

千鶴がほどよく大きく育っていて、
ちゃんとガタイの良い時生と体格差があるのがヨカッタ…。
お風呂で抱きしめるシーン、合わさる肉体が良すぎて拝みました。
(関係ないですけど、スーツで前髪上げてる時生セクシー過ぎませんか…)

さんざんモダってきたところでアレな事件が!逆ギレでチーッス!からの
このままじゃイカーン!と思い直して怒涛の答え合わせするシーン、
ポンポン飛び交うセリフの小気味よさ、
これぞよだか先生~!って感じで楽しかったです!

誤解も解けて晴れて両思いになった2人のセッセはめちゃめちゃ甘い!!!
たぶんずっと遠慮してつけてなかったキスマつける千鶴-ッ!
やっと素直になれた時生~!かわいすぎる…!
目をそらしながらの「………すき」に激萌えして転がり、
その後のだいしゅきホールド
(…未満ではありましたがワタシのココロの目にはそう見えた)
にて、昇天いたしました。
(あとすみません!忘れちゃいけない…BL史上初じゃないでしょうか?
誰も考えつかなかった「あの」ゴムのつけ方…!)
ありがとう世界。ありがとうよだか先生。

まったくもってご迷惑をおかけしたみなさんたちとのお食事会和みました笑
お詫びの牛は一人一頭にも笑ってしまった…
ほんと一生イチャイチャしててくれ…笑

その後の2人、デートしたい千鶴の圧がくっそかわいい…
おしゃれに気を使っちゃう時生もかわいい…楽しそうでさらにヨイ…
一生イチャイチャしててくれ…(2回目)

不器用でめんどくさくてカワイイ2人の両片思い、
見事にヤキモキしながら見守らせていただきました!
よだか先生、ステキな作品をありがとうございました~!

4

嘘で塗り固められた両片思い

黒井よだかさんの作品は振り幅が大きいので
表紙見て「どのよだかさんだ…?」と思いつつ、、、
幼馴染の両片思いなんて読まずにはいられなかった。

もぅもぅ買って良かった~!!!(∩´///`∩)
購入を迷ってる方へ。先ず帯を見て下さい。

【幼馴染み×両片思い×ケンカップル】
【もうずっと、嘘をつき続けているーーー…】
【好きな相手が俺じゃないのが、死ぬほど嫌だった】

↑↑↑
これを見て「あ、、、好き」となったら迷わずGO!
すれ違いがめっちゃ切ないお話ではあるけど、
お互い傷つけ合って心が重くなる展開もありません。
ただただもどかしさが切ないだけ…(;///;)サイコウ。

幼馴染らしいコミカルなやりとりが多くて、
それでいて片思いの切なさや胸の痛みも伝わり、
見事にすれ違っていく展開にもどかしさを覚え、、、

めっちゃ萌えたーーーー!!!(∩´///`∩)
終始萌えっぱなしだった!!!(∩´///`∩)

幼馴染の両片思いは至高だと思う方は是非。
片思いの切なさが大好物な方も是非。
普段は強気なのに恋愛は臆病なキャラが刺さる方も是非。


さてさて。

1歳違いの幼馴染の両片思い。
盛大にすれ違ったままセフレになり、更にすれ違う。
嘘で塗り固められた関係はどんどん拗れていきます。

これ、端から見てるとホントもどかしいんですが、

攻め:千鶴
時生のことがずっと大大大好き。
時生の彼氏は殺したいほど憎い。
遊びで割り切る関係は苦手で、
セフレは本当は嫌だけど時生と繋がりたいが勝る。
時生との関係が終わるのが怖くて告白はしない…。

受け:時生
千鶴のことがずっと大大大好き。
でも千鶴はノンケで、告白したら嫌われる。無理。
彼氏がいる設定の嘘をついて引くに引けない状態。
全てネガティブに捉えがちなんだけど理由があってーーー。

っていう。
互いに秘密や嘘を抱えているから素直になれず、
ゴツゴツした岩同士がぶつかる会話になってしまう。
そうするとますます誤解が膨らむんですよ…(;ω;)

個人的に一番感じたのは、
時生はね…、悩むところが違うと思うんだよ…。
ネガティブな思い込みがフィルターになってる。

千鶴の限界点が突破して出た告白みたいな本音も、
気にする部分は違う違うそうじゃないぞーっ!て
ツッコんでしまう(;´Д`A

キツい言葉が刺さるのはわかるよ。わかるけどさ。
千鶴の慟哭を受け止めてあげくれよ…(;ω;)

でも千鶴も絶妙に年下なんですよね〜。
言うだけ言って逃げちゃうのはアカン。
(でも年下攻め大好物なので年下感にめっちゃ萌えた)

嘘ついて現実から逃げ続けた幼馴染の片思いですが、
エッチの最中だけは隠しきれない情感があって…!
嘘がつけなくなる瞬間が大好物なのでドドド萌えでした。

あとセフレはいつ終わるかわからない関係で、
刹那的な切なさがあってキュンキュンします(;///;)

上にゴツゴツした岩同士って書いたんですが、
無事すれ違いが終わったあとの変化が最高です…!
すれ違いは素直になれなかった弊害なんですよね。

きっと今後は嘘をつかない関係になれる気がします。
幼馴染が大好物な私にとっては、
カバー下漫画まで福利厚生が手厚くて大満足でした♡

以下、ただの妄想的解釈↓
(今後は千鶴が時生の変化を感じ取ったら、)
(絶対に口を割らせるまでしつこくしそうw)
(そんで時生は観念して素直になるんだよ…)
(これからの千鶴は時生に嘘をつかせない男)
(ーーーに成長する!多分!きっと!)

3

【この瞬間は俺のだ。俺の・・・俺の時生(千鶴)】


エロス度★★★★★★★★

おやおやおやおや。嘘がきっかけでカラダの関係を続ける幼馴染み同士の両片想いがかわいいですね。

千鶴と時生が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。

千鶴の強面・目つきの悪さ・絶倫、時生の放つ色気・彼氏がいると吐き続ける嘘がたまらなく、本当はずっと両想いでありながらはじまりを間違えてしまったふたりの不器用で臆病なもどかしい恋の切なさが刺さります。

ふたりの両片想い・すれ違いに巻き込まれる両サイドの脇キャラたちの役回りがツボったり、千鶴と時生のお互いへの恋心の切なさ伝わる心情が素晴らしい。

3

この作品が収納されている本棚

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