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表題作ひばりの朝 2

あらすじ

“父親からの性的虐待"。 学校中に広まった噂に日波里は完全に居場所をなくすが、彼女に恋する同級生・相川はその手をとろうとする。 また一方で、日波里の闇を知った富子は、女としての劣等感を抱えながら恋人・完との7年の歪みに対峙する瞬間を迎えていた。 男は、女は、少年は、家族は、毒の渦中にたたずむ少女に何をもたらすのか――? 人の心の光と泥濘を深く怜悧に切り取ったヤマシタトモコの新たなる金字塔、ここに完結!

作品情報

作品名
ひばりの朝 2
著者
ヤマシタトモコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
FEEL COMICS【非BL】
発売日
ISBN
9784396765828
5

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萌々

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

凄まじい人間描写

ひばりは象徴的な存在で、ひばりという人物を通して周囲の人の人間性が浮き彫りになる。
一面的でない一筋縄ではいかないミチカと辻先生のキャラ設定が秀逸だと思う。ここで神評価決定。
相川はちゃんと「見て」自分で考えて勇気を持って行動できる数少ないキャラだけど、だからと言ってそれがひばりの助けになるとは限らない。
そういう人がいてくれたということは救いになるだろうけど。
ひばりがまだ子どもで耐えるしかなくて、息を止めて時が過ぎるのを待つしかないのが辛い。
でもそれがひばりができる精一杯なのだろうと思う。
すごいラストでした。
胸がしめつけられました。

作品全体を通して社会の縮図を垣間見せられているようでした。
あとがきの先生の「怒りを詰め込んだ」「全て鏡」「善人になりたいですねということを諦めないように」の言葉にとても納得しました。

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