ぱるりろん
彩雲の城の特典なので、彗星ペアで「とりのはなし」。
「掃きだめに鶴」にて3題。
戦時中、男ばかりでむさくるしいラバウルの軍隊で。戦後、勤務している男子校の校内で。そして自宅の庭でもらったラブレターを燃やしながら述懐。
いずれも伊魚が鶴なわけなのですが、「これほど鶴だ鶴だと言われ続けたら、いい加減、ガーゼの一枚でも織って見せなければ名折れのような気がしてきた」と零すのが可笑しいし、ところどころに鶴の蘊蓄が入るのも面白いです。
藤十郎は、腕時計の交換に来たラバウルの分隊員が伊魚に見とれていた、と目くじらを立てつつ(伊魚は全然本気にしていない)、はきだめだろうが伊魚のそばがいい、と言葉を惜しまずに気持ちを伝えますし、戦後ながい付き合いであっても恋文をもらったときけば「許さん、どいつだ」と眉をひそめるのがとても良いです。この年代の男性にしては異質なほどで、伊魚はこんなに愛されているのに、本編や番外編では自虐が止まらないのが不思議なくらい。SSではクールにいなしていますが。
なににしても日常の応酬も含めて対等でとても良い関係だなと、改めて思いました。
ぱるりろん
コメントありがとうございます。彗星ペアいいですよね。
chimml
彗星ペアが大好きで、この特典の内容すごく気になってたので内容知れて嬉しいです。