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小説

誰にも使われていない教会を住処とし、砂金を採ったり糸を紡いだりしながら、わずかな収入で一人で暮らす受け。一方、皇帝という立場にありながら、特殊な体質のため人に触れられず孤独を抱えている攻め。
受けは育ての親から「皇宮に近づくな」と言い聞かされて育ったにもかかわらず、視察に訪れていた皇帝に見つかってしまう。
孤独を抱えた二人が、互いの人柄に触れていくうちに急速に惹かれ合っていきます。クライマックスに向かっての緊張感ある展開は見事でした。
終盤、退位を考える攻めに対し、「山羊を飼って自分が養う」「立派な山羊飼いになれるよう教えてあげる」と告げる受けの姿が印象的です。男前でフェアなこの発言には好感度大です。
また、危機を通して露わになった国の課題をきちんと見直していく展開も描かれており、単なる激愛ものに留まらない構成は、胸のすくような読後感につながっています。
BLとして刺さる感情描写と、物語としての納得感を両立した一作です。
あらすじからは全然想像できなかったお話でした。とっても良かったです!
出会って良かった!連れ去って良かった?
孤独な二人が慈しみあってホロッときますね。
雷帝ゼイラン、誰も触れられない孤独な皇帝。
身寄りのない孤独な山暮らしのアシェル。
アシェルだけがなぜかゼイランに触れられても平気で…。
物語も凝ってましたね。領主の不正や国政や神子の罪と真相まで。ハラハラでした。
しかし何よりもやはりゼイランとアシェルの二人がお互いを想い合い、語り合い、身を寄せ合い。
ゼイランの嫉妬や独占欲や激愛ぶり。
二人とも孤独とさよならしましたね。ゼイランがアシェルに惹かれ焦がれていくところ、アシェルがゼイランを支えたいと慕うところ。良かった〜!
確かに激愛のつがいだ。
しかもゼイランはまだ18歳!読み進むたびに18歳なのに偉いっ!と思いました。
雷の力を持つ皇帝・ゼイランが、その力の強さゆえに誰にも触れることが出来ず、相手を死なせないために妃や妾を娶るつもりもなく生きていた。
という独創的な設定は切なくも惹かれ、ストーリーは面白かったです。
ただ、受・アシェルがとても健気で良い子だというのは重々わかっているのですが、おとなしくてちょっと受け身姿勢が強く、「BLの受」としてはあまり好みではありませんでした……。
操られているゼイランを助けに向かう場面だけは、雄々しさがありましたが。
あと読んでいて一番気になってしまい、作品の評価にも反映させてしまったのは、挿絵です。
本当に失礼極まりないとは思いますが、挿絵があまり上手な絵ではない……。
物語は重厚な雰囲気なのに、挿絵はサラッとシンプルなテイストで、合っていないと感じてしまいました。
せっかく物語を読んで世界観に浸っていても、挿絵のページがある度にその挿絵の技量に目が行ってしまい、現実に引き戻される。
物語の中で描かれているゼイランやアシェルと、挿絵のゼイランやアシェルが結びつかない。
小説にとって挿絵はあくまで装飾だとしても、もう少しきちんとした絵を見たい。
ここまで挿絵が気になってしまう作品も珍しい。
改めて、たとえ小説が主役であっても、挿絵って大事なんだな……と思ってしまう作品でした。
初めての作者様でしたが、ストーリーが面白くて、とても惹き込まれました。
読んだ後も、大満足の作品でした。
雷を操るという異能を持っているため、人と触れ合うことができない皇帝ゼイラン。
自分が触れた人をその力で傷つけてしまうため、直接触ることも、触られることもなかったゼイランが、生まれて初めて怪我をさせずに触れることができたのがアシェルだった。
アシェルとの奇跡のような偶然の出会いを果たし、無理矢理皇宮に連れてこられるアシェル。
やや不器用で、愛し方を知らないゼイラン。
最初は強引だったが、アシェルと接することで、相手の気持ちを考えて接することを学んでいく。
そして、互いの人柄に惹かれていく過程がストーリーと相まって、とても萌えました。
アシェルと、側近のカインが仲良く話すことに拗ねるゼイラン。
また気安くアシェルに触るなと怒るゼイラン。
今まで感じたことがない嫉妬をぶつけるゼイランがかわいい。
これまで食べたこともないチョコレートを食べて、感激したアシェルをみて、ゼイランが自分の分も分け与えようとするところなんて、もう最高。
おれを癒せ、触りたいというゼイランがアシェルの荒れた手をマッサージする。
2人がとても純粋で、まっすぐで、愛おしい。
腕輪のプレゼントも良かった。
やがては疑義が晴らされるアシェルの出自ですが、ゼイランにとってはそんなことは気にしない。
最初こそ力づくでしたが、アシェルを好きになり、妃に迎えるまでの溺愛ぶりが最高。
脇を固める山羊や、もふもふワンニャンたちにも癒されました。
また、渚先生の描くアシェルがイメージ通りで、とても素敵でした。
素敵な作品でした!
ずっとランキングに入っていたので気になった作品。
孤独だった2人の激愛ロマンスに震えました。
受けと出会ったときは、皇帝として尊大で人の気持ちまで考えない傲慢さがあった攻め。コミュニケーションも得意でなく、誠意を見せようとしても返って相手を怖がらせてしまうような不器用な面もありました。
が、受けと過ごす内に優しく柔らかく変化していき、ストレートな愛情表現や可愛い嫉妬など見せるようになっていくのが良かったです。とにかく攻めにとって受けが“特別”で、熱烈でした。
受けも運命に翻弄されつつも、いつも真心を尽くそうとする健気な子。
終盤読む手が止まらぬ展開に切なくなったりハラハラしたり、とても読み応えのある一冊でした!
読み終えてみて、2人の恋物語がとても熱量のあるストーリーで正に激愛という表現が合っている気がしました。
表紙や挿絵も良かったのですが、攻めが体格が良いと繰り返し書かれる割に線が細く見えてしまって…個人的にはもう少し体格差のある2人をイメージしてしまったので少し残念でした。
