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小説
攻の久慈さんが終始かっこいい…色々とハイスペックな人でした。
ある時から心の声が聞こえる能力を手に入れてしまった安達(受)。おかげで不動産業の営業成績1位で絶好調な日々。けれど、心の中では卑屈だったり自信がなかったり…心の中のバリアいっぱいで人を信用していない。ある時、ライバルで同僚の久慈(攻)に相談を持ちかけられ、段々と仲良くなり…。
その後、とあるきっかけで安達が脳力を失ってしまうのですが、そこからがこのお話の本番!
能力を無くして自信も失ってしまった安達がどう仕事に立ち向かっていくのか?
自信のなかった安達がどう成長するのか?
心の声が聞こえるというファンタジー要素もありながら、地に足のついたお仕事BLです!
心の声が聞こえなくなってからの安達の頑張りに応援したくなります。そしてなんといっても攻の久慈がかっこいい!お仕事BLで成長ものが好きな人におすすめです。
望んだ時だけ心が読める特殊能力を得て業績を伸ばす主人公。この人目線だと本人がちょっと性格悪く感じるのだけど、攻め目線だと地に足がついている努力家(惚れた弱みな部分もあるけど)に見えるのが面白かったです!
能力ありきでなくそれが無くなってからが本番で、割と現実味のあるお仕事作品でした。
久慈が裏表なく友流を信頼し好き過ぎる感じやHの時のスパダリ感最高だし(川琴先生の甘い攻め大好き)安心して読めました。友流に特殊能力があるんじゃなくて俺にタイムリープする能力があれば良かった…なんて感動しました。
挿絵は割とキャラ主体で個人的にはイメージや好みとは違いました。
人の心が読めることでトップの営業マンだったのにライバル久慈に告白され寝たことでその能力を失ってしまう。面白い設定でした。不動産の営業マンは大変だなぁ。安達さんは人を信じられないところから自分で手を伸ばして久慈さんがほしいと言えるまで苦しかったけど頑張りましたね。久慈さんはほんといい男だと思う。惚れ込んだ相手が自信を喪失したら彼のいいところを見つけて伸ばして自信を回復させようとするなんてなかなかできることじゃない。しかもライバルなのに。安達さんは自分との対話で後ろ向きなところから抜け出せてがんばったねぇ。途中まさかの展開でびっくりしたお仕事ものとして元気をもらえるお話でした!
不動産の営業さん同士の「リーマンもの」です。お仕事BLが好きなので、はまりました。
25歳で、不動産会社勤務の久慈向陽と、同い年で読心ができる不動産会社勤務3年目の営業マンの足立友流は、ライバル同士の関係です。
顧客が物件に求める条件を、心の声として訊くことができるという能力を駆使して、営業成績をあげている友琉にたいし、一方的にライバル心を燃やすのは、同期で一番の出世株・久慈でした。
特殊な能力をもつ「受」ということで、ファンタジー要素もありますが、お仕事内容はリアルに描かれているので、お仕事BLとしてもよめて、盛りだくさんの内容で、おもしろいとおもいました。
続編があれば、よみたいです。
キャラ文庫さんの現代お仕事ものは、作家さん自身がこの業界に実際に身を置いていたんじゃないかってくらいリアルなものが多いです。
本作もその例外にあらずで、リアルかつ緻密。不動産業界にフューチャーしており、不動産売買の裏舞台をベースに繰り広げていくBLがめちゃくちゃ面白かったです。面白いを通り越して感動というか……私にとって素敵な出会いとなった一冊になりました。
心が読めるという設定始まりだったので、ファンタジー寄りかなと最初は思ってましたが全然。ほぼ日常現代ものといっても差し支えないですし、なによりリアルな不動産業界の光と陰の部分へのアプローチがとんでもなくハマる!話題の地面師トラブルにも触れていて、営業マンとして売り上げを競い合うバチバチ感も面白いです。
何千万、何億という取引と契約が発生する業界に関して、私は勝手に派手な仕事だと思ってましたが、実は地道な下地作りによって成立する繊細な仕事でもあるんですよね。
不動産物件を相手にするとはいえ、それを売り買いするのは人。まさに人を見る、人を知ることが売り上げに直結する業界ということを考えれば、やりがいは大きそうだけど相当に大変そうで、営業マンへの見る目が変わりました(笑)
あくまでもフィクションなので、不動産業界事情に対する真偽は一旦置いとくとして、リアルとエンタメが入り混じるストーリーに終始興奮でした。作者さんの分かりやすくて読みやすい文章力も相まってか、専門用語が飛び出してもなんのそのでした。
そこにBLが乗っかってくるわけでしょ?面白くないわけがない(≧∀≦)
この作品のすごいところは、お仕事パートとBLパートがどちらも同じだけのレベルで構築されていることです。
どちらも面白くてしかもトータルバランス力としてのまとまり方も完璧。全方位で楽しめる神作品でした。
恋愛面では受けの安達が人間不信ってる不器用系のキャラクターではあるのですが、そんな安達に対してブレない一途な好意を向けてくる同僚兼ライバルの久慈が温かく受け止めてくれるのがサイッコウです。
この久慈って男は、キラキラ安達もドンヨリ安達もまるっと全てを受け止めてくれるスーパーナイスガイ。シゴデキだし、安達の仕事のフォロー力も素晴らしいです。
読心術の能力が失われた安達の不安や戸惑いに親身になって寄り添ってくれる優しい男の姿に、ハートを奪われてしまった読者は多いのでは?私はバッチリ盗まれましたが(笑)
溺愛だし、独占欲むきだしだし、好きってちゃんと言ってくれるしで、この男のイケメン度は衰え知らずです。かゆいところに手が届きまくる久慈のイケメンぶりを見るだけでもこの作品を読む価値は大いにあると思います^ ^
安達が丁度よく不器用に振る舞ってくれるというのもあってか、久慈の良い男ぶりが際立ったというのもあるかもです。
安達は安達で仕事に誠実で一生懸命なところが好感度大でした。最初はツンツンしていて生け好かん感じもしたけど、久慈に心を預けるようになってからの安達はトゲがなくなって応援したくなるイケメンに変身。
2人が同僚として切磋琢磨するバディ感もよく、恋愛も相乗効果的に甘みを出していくBLの進みにドキドキでいっぱいでした!
読み終わった読後感はハンパなくよろしかったです。
たくさんの人におすすめしたい素敵作品です♪