悩み多き真面目な彫刻家×一途で麗しいヌードモデルの愛おしく眩いラブストーリー

コミック

  • カラー・コレクション-PARADE-

カラー・コレクション-PARADE-

color collection PARADE

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表題作カラー・コレクション-PARADE-

高木 利人(たかぎ りひと)
悩み多き真面目な彫刻家
ミハイル・マルコヴィチ・ニジンスキー
一途で麗しいヌードモデル

同時収録作品カラー・コレクション-PARADE-

天野 蒼大(あまの そうた)
自由で愛情深い芸術家
紀井 彩輝(きい さいき)
穏やかで繊細なデザイナー

同時収録作品カラー・コレクション-PARADE-

兼弘 大地(かねひろ だいち)
ひたむきなゲームクリエイター
大竹 実(おおたけ みのる)
包容力抜群な彫刻家

その他の収録作品

  • ランウェイのあとに

あらすじ

高木は森丘美術大学の彫刻学科卒業後、教授のアシスタントなどを掛け持ちしつつ自分の創作を続けていた。
彫刻家としての滑り出しは順調で、作品創りのパートナーでもある恋人のミハイルとの関係も良好。
満ち足りた毎日を過ごしていたのだが、ある時期を境に焦りを感じるようになっていく。
その一方で、ミハイルに新たな仕事のオファーが舞い込み…。
想いあう気持ちは同じはずなのに、2人の気持ちは次第にすれ違って──。

悩み多き真面目な彫刻家×一途で麗しいヌードモデルの愛おしく眩いラブストーリー。

前作『カラー・コレクション』から続く、芸術の世界で繰り広げられる色鮮やかな恋愛模様も収録。

作品情報

作品名
カラー・コレクション-PARADE-
著者
芹澤知 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265637
4.6

(131)

(98)

萌々

(25)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
13
得点
608
評価数
131
平均
4.6 / 5
神率
74.8%

レビュー投稿数13

それぞれが歩む希望の未来は、どんなカラーを見せてくれるのだろうか

続編となる今作の表紙は高木とミハイルだーい♪
前作の天野と彩輝の表紙のタッチとは違う瑞々しいカラーリングがとても映えてますね!裏表紙には、天野と彩輝、大地と大竹のお馴染みの面々もしっかりと幸せオーラを出していて、なんとも素敵なエモ表紙でした。

前作は美大生としての学内恋愛が主軸でしたが、今作は各々が卒業後に活躍するフィールドでのお話です。
芸術家として大成する者、自分の可能性にチャレンジする者、大学に残る者、新たなステージに向き合っていく者、昔からの夢を叶える者……皆の進路は様々です。
環境が変われば、パートナーや恋人に対する向き合い方も多少なりとも変わるもの。一緒にいられる時間が減ってはすれ違ってしまったり、自分の今後を模索してはくすぶったり……創作者や表現者としての悩みが悩みなら、拗れた感情を解く作業もそれなりです。

行き違ってしまったシーンには、思わず涙がホロッ……
続編にはよくあるすれ違いのシーンですが、順風満帆でないところも合わせてそれぞれの恋愛模様の奥深さに何度も読み惚れました。
芸術の分野に長けた彼らは、相手に伝える手段は言葉だけじゃない。パフォーマンスで自身の気持ちを伝えられるのは彼らならではですね。理性より感覚で動く彼らの難しい心情描写をこんなにも丁寧に描ききる作者さんがすごいなと思いました。

前作と同じカップルたちの続編オムニバスだけど、ボリューミーなページ数も相まってか、1カプあたりのストーリーに短さを感じない厚みのある物語展開が素晴らしかったです。ぶっちゃけ、3冊分の作品を読んだ満足感すらあります。ものすごい読み応え×3でした^ ^
3カプとも横の繋がりがあるぶん、縦にも横にも斜めにも広がるストーリーが圧巻。ミクロにもマクロにも話が及ぶ、全方位で楽しめる濃密さに引き込まれっぱなしでした。

とあるカップルは、恋人のその先のステージアップした景色を見ることができましたし、他のカップルもみなそれぞれに思いを抱いて進む未来は希望と可能性の塊です。
前作で見せてくれたカラーとは違う、また新たな色に染まりゆく彼らの愛のカラーバリエーションに多幸感でいっぱいになりました(*´︶`*)

10

永久保存版 これぞ神作品

カラー・コレクションが完成度高過ぎて、まさか続編を読ませてもらえると思ってなかったので、歓喜のparadeでした!もう大好きです
期待以上、大満足な1冊です 
美大卒業後のそれぞれの進路にすれ違いや壁や苦難があり、それを乗り越えるために、大学時代の恩師や友人に相談するところ そしてその言葉がきっかけとなって気付きがあり、乗り越えるところ、これぞ青春 恋も友情も芸術も、全部が中途半端ではなく全力で、本当に感動しました
3カップルが立場は違えども同時代に同じ大学で過ごしたことがここにきて、本当に生きてきて、素晴らしい展開でした
個人的には、人気ゲームの発売日を延期するしないで悩む話が、自分自身楽しみにしていたゲームの発売日延期に絶望したことが何度もあるので、作者様、わかってるなあとうなりました
そして延期を回避させる方法が、これまた今の時代を的確にとらえていて、思わずうまいっと膝を叩きました
芸術を通して、世界へ羽ばたくところも、希望にあふれていて素敵 本当に素晴らしいです
良さを全部語りつくせない 全ページ神 これを神と呼ばず、何を神という
くらいの神作品 永久保存版です

5

彼らのパレードは続く、

前作と同じ3組のカップルの
美大卒業後の日々が描かれた『-PARADE-』。
みただけでワクワクしてくるような
明るく華やかな表紙がすごく素敵…!
前作からそれぞれのその後が見たいなと思っていたので、本当に嬉しくて大切に読みました。

自分の理想を追い求める日々の中、
様々な変化が起きていたり
変わらぬままのモノがあったり…という6人の
心の内側に踏み込んだ展開に引き込まれます。
彼らの情熱は言葉では表しきれないというか
くくりきれないところがあって、
そんなところからもアーティストらしさを
感じることできました。

どのお話も良かったのですが、
表紙にもなっている高木とミハイルのお話に
すごく心を揺さぶられました。
彫刻家としての道が思うように
拓けていかない焦りから
高木は自分自身の感覚を見失うだけではなく、
ミハイルと向き合うことすらできなくなって。
元通りになるための明確な答えが見えない
すれ違いには苦しさしかなかったですが
結果的にお互いに心をさらけ出すキッカケとなり
これまで以上の深い愛で結ばれる結末に感動。
みんなが優しく厳しく
ふたりの背中を押してあげる様子から
何年経っても変わらぬ仲間の絆に
じんわり心も温めてもらえました。

天野と彩輝のハッピーがあふれる日々にも
大地と大竹の落ち着いた大人な暮らしにも、
彼ららしい愛がたくさん詰まっていてるのが
素敵すぎる。
それぞれの幸せを追うことできて
本当に嬉しかったです。

きっとこれで完結なのだとは思いますが…
いつかまたみんなに会えたらいいなと
願いたくなるほど好きな6人でした。

5

それぞれの大団円

前作からのまさかの続編の報を知った時から
この1冊が刊行されるまで楽しみで仕方なかったけれど、
こんなにも素晴らしいエンディングが用意されているとは思わなくて、
とにかく感無量の一言に尽きました。

天野と彩輝、大竹と大地、利人とミハイル、前作同様に
3組のカップルが登場し、それぞれの後日談が描かれています。

『ふたりのアトリエ』天野×彩輝
活動の場を海外に移し、アメリカと日本で遠距離恋愛の天野と彩輝。
ある日、彩輝の元に天野の個人展のデザイン依頼がきて…。

前作では恋は成就したもののその遠距離恋愛となってしまい、
少々物足りなさが残った二人のその後が読めて嬉しかったです!
二人の結婚式まで見届けることができてまさしく大団円でした♪

『花束のある風景』大地×大竹

大学を卒業後、友人と一緒にゲーム会社を設立した大地。
大竹とも同棲を始め、仕事もプライベートも順風満帆、のはずでしたが…。

もはや熟年夫婦の如く安定感のある二人でした。
大竹の表情が前作に比べると柔らかくなっていました。
そして、こんなに若く見えるのにまさかの還暦目前とは…それにもびっくり!
それなりの年の差のある二人なので、この先のことを思うと切なさもありますが、
少しでも長く二人で添い遂げられるといいな…。

『エラン・ヴィタール』高木×ミハイル

大学卒業後、大竹の助手をしながら創作活動を継続している高木。
ミハイルという恋人に刺激を受けつつ、創作もはじめこそ賞を
受賞するなど順調にいっていたけれど、徐々にスランプに陥ってゆき…。

先の2組に比べると、二人の気持ちがすれ違ってしまったりと
ちょっとドキドキさせられてしまった二人。
だけど、どれだけ離れていても最後はお互いしかいない!と思えた二人。
困難を乗り越えて結ばれたからこそその絆の強さを噛みしめられました。
高木のために一度は諦めたミハイルの跳ぶ姿にぐっときました…!

『Le bonheur de vivre-生きる歓び-』3組全カプ集合

3組のカプが全員集合!
友人たちのサプライズで天野と彩輝の結婚式が計画され、
みんなに祝福されながら締め括られる素晴らしいラストに
多幸感でいっぱいでした!

5

満足度300%!!!幸福度無限大✧*:.。.(ღ˘͈︶˘͈ღ).。:*✧

ーーー満 た さ れ るーーー
続刊、本当~~~に嬉しくって嬉しくって…!
発売日を心待ちにしていました

温めてしっかり作品と向き合える万全の体制での再会…!
一瞬で「カラコレ」の世界に作品に、キャラに手を力強く引かれて心が惹かれて行くのが実感できる読み心地…♪*˚
「感動している自分」をこんなにも実感して読める
本当に大好きな作品です

3組のオムニバスとしての絡ませ方も完璧
独立したそれぞれのお話しとしても完璧
続刊としての期待値を満たし、越えて来る…!
そしてこの作品だからこそ読める「芸術」へのパッションには心が沸き立ちます

3組が3組らしい日々を過ごし、絆を深め、2人の歴史を刻んでいる事がこんなにも嬉しく感じて読める続刊
始まりの巻に触発された読者さまには自信をもってこの続刊をおススメしたい…!

どのCPにもそれぞれだからこそ感じられる幸せも苦悩もあって、まさに「日常がドラマ」になっていて、そんな2人の日々に引き寄せられ魅了されます

様々なアーティストやクリエイティブな世界の人々を描く作品
そのリアリティを薄めないばかりか説得力を感じさせるキャラ達のマインドやエピソード
それらをお話しと作画で生み出し、まとめ上げる芹澤先生の「創作者」としての高すぎる技術、感性、知見、、、全てが素晴らし過ぎて、、、
言葉を失う程の完成度!

芸術家としての個性的な面があってもどこまでもどこまでも「人間」を描き出してくれるから目が離せません
3CPのお話しですが、彼らを自分の友人や先輩・後輩、師、職場の上司など様々な関係性で見守り関わってくれる人々の存在も素晴らしいのです

この作品に登場する全ての人が「対等」に見えて、本当に満たされる世界に触れられます

とにかく大好き以上に大好きで…!
この作品に満たされます♡*:.。.(*˘︶˘*).。.:*♡
ずっとずっと大事にしていきたい、いく!作品です!!!!!

以下、収録順CPでその素晴らしさを噛みしめて少しだけ、愛をしたためたいと思います٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

「ふたりのアトリエ」
ー天野蒼大×紀井彩輝ー
天野先輩の作品の独創性、モノ創りへの想いに触れる
芸術家を支える側、届けたいと思う側の気持ちを彩輝という公私共にパートナーである彼にしか出来ない視点で感じさせてくれる
傍から見たらパワーバランスがありそうな2人
実際、彩輝にもそのマインドが肝になっていた2人
そんな2人が「2人らしいカタチ」を創り上げていく日々が愛おし過ぎました

「花束のある風景」
ー兼弘大地×大竹実ー
大人のCP!
大人だからこその苦みを知っていて、その苦みをも愛おしく大事にしてくれる2人
大竹先生の過去も一緒に未来に進む2人が尊いです
互いに捧げるだけではない「花束」の温かい使い方に心が震えました
あと、てっちゃんがとてもいいヤツ…!

「エラン・ヴィタール」
ー高木理人×ミハイル・ニジンスキーー
話タイトルのエラン・ヴィタールとは、フランス語で「生命の躍動」という意味らしいです
哲学の中で概念として浸透してる言葉だそう…!(深い…!)※ネット調べ

完璧を求めながらそのカタチを探りながらも見失いがちな完璧ではない高木
完璧な体躯を持ちながらも自分の中のかつての完璧だった姿を再び失う事への恐怖を抱えるミハイル

高木がね…。。。全然イケてる攻めじゃないんですw
だからこそ人間らしさを感じちゃって愛おしいんです( ;∀;)
そんな高木だからこそなのかな?周囲の存在が本当にありがたいし、やっぱりそこに気付く高木だからこそ応援したくなるし惹かれます

そして…ミハイル… .゚(→ε←*)゚ .゚
力強くも慈悲深く、健気さといじらしさと芯の強さを感じさせてくれる…!
好き過ぎる…!!!!!
これぞオムファタールだな…
マジで幸せになって欲しい…!

素晴らしかったです
おススメです
ホントに読んで欲しいシリーズです٩(๛ ˘ ³˘)۶♡٩(´ ˘ `*)۶
尚レビュータイトルの300%というやや中途半端な数値は3組のお話しがどれも100%満点での満足なので、合計しての300%です♪
余談ですが…一応補足を、、、<(_ _)>


創出者として生み出した作者さまの届けたい想いがこうして読者に届く…!!
先生こそが真のクリエイターである事を深く感じた作品でした(ღˇ◡ˇ*)

修正|濡れ場はエロ度では表せられない愛を感じる濡れ場です…!
本当~~~に素敵です✧
修正としては白抜きかな?と思いますがほぼ気になりません!!

4

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