電子限定特典付き
俺様α、女王Ωに陥落し、番犬に降る。
誰もが羨む裕福な家庭に生まれたαの御園はある日、
同じクラスの優等生・藤波の突発的なヒートに巻き込まれ、
本能に抗えずに襲ってしまいます。
正気に戻った御園は藤波に謝罪するも、
藤波から“秘密”を逆手にとられ、
卒業まで恋人のフリをして自分の“番犬”を務めるよう
命じられてしまうのでした。
第一印象は世間知らずの坊ちゃんで俺様な御園でしたが、
藤波から主導権を握られて「わん」と応えてしまうくらいには
チョロくて素直な子でした。
それまでは男女問わず食い散らかしていたようですが、
藤波と関係をもって以降は藤波の番犬として忠実に彼氏役をこなし、
強気な見かけとは違って努力家で健気な藤波にずぶずぶと嵌ってゆく御園。
藤波からそっけない態度を取られながらもめげずに声をかけたり、
彼の窮地には彼氏面で駆けつけたりと意外にも一途なワンコギャップに
萌えてしまいました。
そんな御園に内心では絆されつつも
なかなか素直になれない藤波のツンデレっぷりよ…!
普段は真面目なのにヒート状態に突入すると自分から
御園を煽ってしまう無自覚エロっぷりも罪深すぎました///
散々藤波に振り回されてしまう御園でしたが、
ラストでは藤波に置いて行かれないよう自らも進む道を見つけて、
藤波を見守りつつ彼と一緒に歩んでいこうとする姿が男前でした。
ヤリチンと思いきや、恋を知った後は超絶一途攻めに豹変ぶりが最高すぎました。
お金持ちの御曹司で皆が傅く容姿端麗なα御園。でもクラスメイトで優等生の藤波だけは媚を売ろうとしない。そんなある日の放課後に、同じαだと思っていた藤波が襲われているところに遭遇。実はΩだった藤波。助けた御園もフェロモンに当てられ彼を抱いてしまい⋯。
自分もしちゃったら助けにならないじゃん〜御園!と思うも、それを逆手に取り他のαに襲われないよう御園に恋人のフリをさせ卒業まで「番犬(いぬ)」にさせちゃう藤波の強さよ〜。
死にたくなる程嫌悪していた自身のΩ性を成り行きでも受け入れられたのは、藤波にとって御園が運命の番だったからという尊さ⋯。
気の強い藤波の命令に犬として素直に従う御園が可愛い。わんっ!w
ツンデレ藤波だけど、御園への想いはフェロモンと共にダダ漏れだよね。
「混ざり合った」二人がとても素敵。未来の二人の話ももっと読みたいな〜。
初読み作家様。レビューランキング上位で気になり、試し読みがとてもよかったので読んでみました。以下少々ネタバレあります。紙本で約180ページ。
学園ものオメガバース。
スクールカースト上位のα御園紅雄(みそのべにお)が、αと思われていた実はΩの優等生・藤波青(ふじなみあお)を事故で抱いてしまい、卒業まで恋人のフリをして番犬(いぬ)になれと命令されるお話。
まずは表紙がとても好きです。赤と青のコントラストが美しくて印象的!紙本の帯が邪魔に思えるくらい。
作画も、なんというか綺麗すぎない少しクセのある絵が好きです。濡れ場の描写もかなりえっちだな〜。
キャラクターもとてもいい!
受けの藤波は、αと思われていた孤高の優等生。Ωとバレて御園に抱かれてしまうけど、それを逆手に御園を脅す強い女王様でかっこいい!スクールカースト上位の御園を組み敷いて、「犬になれ」と命令するシーンにはゾクゾクします!自分は受けに惹かれることは少ないけど、藤波はすごく好きです!
一方攻めの御園は、いいとこのお坊ちゃんで容姿も良く、仲間を侍らせ遊びまくっている。ちゃらんぽらんなヤツかと思いきや、話が進むにつれ意外な顔が見えてきて、単なる放蕩息子じゃないギャップがいい。藤波の脅しなんて、どうにでもできそうなのに、素直に藤波の犬になっちゃうのも可愛い。返事が「わん」てww
こちらもすごく魅力あるキャラ。下剋上も良きですね〜。
体の関係から始まったしオメガバなので、もっとエロエロなのかと思っていたらそんなこともなく、二人がお互いの身の上を話して交流を深めていき、だんだんと惹かれあっていく描写が素敵でした。
中盤、お互い運命なのでは?と思いながらムラムラしてキスするシーン。とってもエロティックでゾクゾクします。ここまでされても拒否する藤波の強さ、かっこいい!でも御園はかわいそうw
プールで御園のラッシュガードの匂いでヒートしてしまう藤波。藤波の足に御園がキスするシーンも、すっごく素敵!女王様にかしずく番犬!そして犬さながらに藤波の体を舐め回す御園がエロい!先生の描く濡れ場は本当にゾクゾクさせられます。首を噛むのを我慢して、自分の腕を噛むのもいい!
塩対応なのに、御園にかっこいいって言われて真っ赤になる藤波、可愛いな♡
藤浪を本気で好きになって、勉強を頑張ったり、かっこつけたりする御園が愛おしい。こっちも可愛い♡
終盤、文化祭のコスプレ楽しい〜、と思ったらちょっと驚く展開!も収まって、ラストは二人が自分の気持ちを伝え合うシーンが素敵でした。
強気な藤波の「ありがとう」や、御園が「俺と一緒に生きて」と手にキス(?)するシーンにはキュンとしました。
最後の濡れ場は、足で御園をイかせちゃう!最後までしっかり女王様♡
終盤の展開はちょっと駆け足に感じました。惹かれ合いながらも、もだもだする二人の関係、学園生活を、上下巻くらいでもっとじっくり読みたかった気がします。
続編はなさそうなラストでしたが、この二人をもっと読んでみたい!続編描いて欲しいなぁ、と思いました。
素敵な作家様に出会えて嬉しいです。先生の他の作品も読んでみたいと思います♪
紙本 ぐしゃぐしゃ塗り修正
(シーモアだと竹書房は白抜きなので紙を購入。濡れ場数回で迫力ある描写なので紙で正解でした)
御園家の御曹司でαの紅雄。
クラスでもスクールカースト上位で、遊ぶ相手にも困らなかった紅雄だが、ある日、クラスメイトのαだろう優等生の藤波にΩと遊びでキスしているところを見られてしまう。
しかし、紅雄へは塩対応の藤波。
後日、αだと思っていた藤波がヒートを起こしているところへ遭遇。
本能のまま抱いてしまったが、かえってそれを理由に、藤波が他のαから襲われないように、番犬代わりに恋人のフリをしろと脅してきて、、、
という冒頭。
αとΩ。
本能で惹きあってしまったふたりが、偽の恋人同士となり振る舞うわけですが、
そもそも運命の相手では?!!
と、紅雄は気付きますが、藤波の態度は変わらず塩対応のまま。
むしろ、世間のαとΩのイメージが逆転した、主従関係? のふたり。
けれど一緒にいるうちに、お互いの背景を知り、紅雄は藤波への恋心を自覚していきます。
αだとか、
Ωだとか、、
運命の番である結びつきも強いのかもしれませんが、それ以前に、ひとりの個を認識したうえで展開されていく恋、ただのオメガバースではない面白さを感じました。
だって、みんなからチヤホヤされるαが、Ωのいぬになるんですよ?!!
しかも、偽の恋人役なので、めちゃくちゃΩに振り回されまくって恋を自覚するとか!
面白さの極み!!
また、ヒート時のフェロモンの表現が、実際その場にいたら、本当にこんな強く濃い香りがするんだろうなあという匂い立つような立体感ある描き方に、思わず鼻をクンクンさせてしまいました。(変人まりあげは)
DKオメガバースモノで、受け優位で攻めが、「いぬ」なお話を読んでみたい方にオススメです♪
育ってきた環境はまるで違うものの、お互い第二の性への苦しみを抱える紅雄と青
青のヒートに遭遇し、抑えられない欲望からはじまってしまった2人の関係
口止めとして番犬になれと屈辱的ともいえる要求をされたけど、無気力なチャラい俺様キャラだった紅雄はそこから徐々に変わりはじめ…利用するだけのつもりだった青も、紅雄の意外なまっすぐさにときめきが隠せなくなり…
第二の性に戸惑い抗いながら未来を切り拓く、苦悩と恋のアオハルオメガバ×劣情せんせいの魅惑的な絵柄が絡み合う極上の物語