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英田先生のご冥福をお祈りします。結末までしっかり決められていた草案も載せてくださったことに感謝します。この草案をもって西本先生の美麗な絵で、志堂たちの繊細な心情が肉付けされた作品を最後まで追いたかったなぁと心残りです。現実のヤクザはけっして好きになれないけれど、創作の世界のヤクザは不器用な男たちの愛憎、賢さと愚かさが極限にまで高められて描かれるので、魅力を感じてしまうんだろうな。志堂の破滅願望の根源を知り、彼の表情や態度に納得しました。孤高の美しさも捨てがたいけれど、子供時代のように張り詰めていない、比賀の隣で穏やかに笑う志堂も素敵だろうなと思います。
2巻は、第7話、第8話、草案、先生お二人のインタビュー、お二人の仕事場のお写真、西本先生によるキャラクター初期ラフ、小説版第1話、漫画版の「月下の独白」、編集部のメッセージが収録されています。
刊行してくださったことに、まずは感謝を。
本編としては第8話が最後の掲載作で、初出が2025年2月となっているので、英田先生が亡くなって半年経っていて、やはりこちらも制作し掲載してくださったことに感謝しきりです。
お話は中途ですが、そのあとに掲載の草案を読みながら、こんな感じになるのかな、などとたくさん想像しました。最終的には2巻の表紙のように、穏やかな結末を迎えることを祈ります。
最後まで読みたかったのが本音ですが、病をおして最期まで魅力的なキャラクターを生み出してお話を紡いでおられた英田先生と、受け止めて思いをこめて作画された西本先生の作品を、途中まででも味わわせていただけて感謝の念に堪えません。
巻末の「月下の独白」は、1巻の巻末SS(小説)のコミカライズで、書き下ろしとなっています。
第1話の小説版のときにも思いましたが、小説とコミックと表現方法は異なっているものの双方がぴったり一致していて、なんの齟齬も過不足も違和感もなくて、お二人の相性がとても良かったのだろうなと思いました。
収録されているキャラクター初期ラフは10ページあり、ところどころに西本先生から英田先生にイメージが合っているかを尋ねる書き込みがあって、コミュニケーションを取りながらお二人で作り上げた作品だと改めて感じました。(このうちの78、79、82ページの3ページ分は、コミコミスタジオ限定小冊子と同じです。また、小説版第1話は、コミコミスタジオ限定小冊子からの再掲ですが、小冊子の方は上下2段組で、こちらは段組無しでレイアウトもフォントも異なっています)
昨年の8月でしたので、もうじき一年になるのですね。
西本ろう先生がコミカライズされるとのことで、1巻を読んで続きも楽しみにしていました。
思っていた形ではない完結になってしまいましたが、英田先生がお亡くなりになったことで、ここまで。
ただ先生が残された草案を掲載してくださったことで、全くの未完というより、ある程度の先までの予定が分かったのは良かったです。
最後までコミカライズしていただきたかったけれども、これがベストな形だったんだなと思います。
途中まででしたが、西本ろう先生の描くお話の世界が素晴らしかったです。
普段小説は読まないので、英田先生の作品に触れたのはこのお話が初めてでした。
遅ればせながら他のお話も読んでみようと思いました。
コミカライズされなかった部分は脳内で補完するしかないのが残念ですが、2巻が発売されたことに感謝しかありません。
英田サキ先生原作で西本ろう先生が作画という素晴らしいコンビによる作品でまだまだ続きを楽しみにしていました。
英田サキ先生のご逝去から、続きをどうするのか西本ろう先生と関係者の方々がきっとものすごく悩んで迷って終了をお決めになられたのだろうと思います。
巻末に収録されている草案があれば、最終話まで描き切ることも可能なはずなのに、あくまでも英田サキ先生のご意見、お考えを反映しての漫画化ということを大事にされた結果だと思います。
まだまだ広がりを見せていた本編、草案、小説版、インタビュー、多くの材料を読者の心に残してくださった2巻でした。表紙の2人の表情もとても印象深く心に刻まれています。
英田サキ先生のご冥福を心よりお祈りするとともに、虚空の月をずっと心の中に大事にしていこうと思います。
英田先生ご逝去により連載が途中で終わってしまい、とても悲しいです。
英田先生も西本先生もお二人とも元々大ファンだったので、このお二人がタッグを組んだ最強の漫画が読めるなんて幸せ!!!と思っておりました。
漫画は途中で終わってしまいましたが、2巻の中に英田先生の残された草案が掲載されていて、志堂の犯した罪や、何故珠月が亡くなったのかが大まかに分かったので良かったです。
可能ならこの草案を丸ごと漫画にして頂いて読みたいです…
本当に、切実に読みたい…