過保護で甘え上手な虎神様×けなげな社畜な青年   ◇限界社畜生活から幸せと溺愛がたっぷりすぎる愛され異世界生活へ◇  

小説

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社畜なもぐらは異世界で虎神さまと恋をする

shachiku na mogura ha isekai de toragamisama to koi wo suru

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表題作社畜なもぐらは異世界で虎神さまと恋をする

ゲンロン
五神の筆頭で金を司る虎の神様
大地巴
獣人世界に飛ばされた社畜なシステムエンジニア

その他の収録作品

  • はじめても、これからも
  • あとがき

あらすじ

   
「トモエは私の側にいてもらわないと、困るんだ」  
社畜SEの巴は、エナドリを飲んでいる最中に、獣人の住む異世界へ飛ばされる。 
そこには世界の綻びを治し続けて疲れて「何か元気が出るもの」を召喚した虎神様グンロンがいた。  
グンロンに獣の本性を引き出してもらったら、ちんまりしたもぐら!  
巴は土を耕すのが得意なもぐらの力で美味しい野菜を作ったり、 
社畜時代の経験を活かしてグンロンの仕事を手伝ったり…。  
何かとくっついて撫でて欲しいなんて甘えてくるグンロンに恋してしまった巴。 
一方、生真面目で堅物なグンロンは巴に執着するほど、 
巴をなんとか元の世界に帰してやらねばと思い悩み…!? 
 
【人物紹介】 
グンロン/ 
虎の神様。責任感が強く優秀。 他の神が自分勝手なので、グンロンが苦労を背負う羽目に。 
巴が可愛くて仕方なくて、初めての恋に翻弄されている。 
 
大地 巴(おおち ともえ)/ 
控えめな性格のせいで色んな仕事を押し付けられ、 
限界社畜生活を送っていた。実家が農家なので土いじりが好き。 
グンロンがかっこよくて可愛い。 

作品情報

作品名
社畜なもぐらは異世界で虎神さまと恋をする
著者
伊達きよ 
イラスト
蔓沢つた子 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799772584
3.8

(51)

(21)

萌々

(15)

(6)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
7
得点
187
評価数
51
平均
3.8 / 5
神率
41.2%

レビュー投稿数7

もぐらの癒やし

主人公は限界社畜。
24時間対応に追われ、仕事を辞めたくても退職届を握りつぶされる、なかなかないほどの限界っぷり。
エナジードリンクとともに召喚された異世界、目の前には同じくクマを作った限界社畜(神様…)
そりゃ共感しちゃうよ。
自分が元気になったら、目の前の社畜の生活を整えてあげたくもなるよ。
気持ちがわかりすぎるから。
そして癒された社畜は、助けてくれた相手を好きになるのも必然。

一見シュールな社畜meets社畜ですが、
生活の大切さ、みんなの協力や事前準備のありがたさ、もぐらの可愛さを教えてくれる。
そんな癒しの1冊です。

1

もぐらかわいい

社畜と元社畜の癒し愛…!ひたすらかわいくって、もうほんっとにかわいくって!かわいかったな…とほんわかしました。
序盤は巴くんの社畜っぷりに心が痛くなります。つらい。心も身体も悲鳴をあげ、限界を迎えそうなそんなとき、異世界へ召喚されます。「元気がでるもの」として。飲んでいたエナジードリンクといっしょに。

異世界へ行ってからの巴くんは生き生きのびのびと暮らしてて!よかったなぁ~とほのぼのしました。
心優しく世話焼きな巴くん、「元気がでるもの」を欲していた、異世界側の社畜さんのお世話を焼き始めます。かつての自分を見ているようでほうっておけないと。
それからゆっくりとふたりが心を通わせはじめて。かわいらしい恋模様をにやにやと読ませていただきました!
サブキャラたちも個性豊かで。物語を賑やかに彩ってくれて。出番がちょっぴり少なめなのが残念なくらいです。
終盤に登場する光り輝くあのお方にはめちゃくちゃ笑わせていただきました!好きですw

かわいくって癒されるお話でした。おもしろかったです!元世界のあの上司は呪われてしまえばいいのに!

1

元気が出るモノとして異世界に召喚されました!?

今回は金を司る虎の神様と社畜なSEのお話です。

攻様に異世界召喚された受様が異世界に馴染み
攻様の隣に幸せを見つけるまでと本編後日談を収録。

受様はコンサルタント職を希望で就職しますが
入社4年目で人材不足の保守部門異動となり
システムエンジニアになります。

元来争いが苦手で推しに弱い性格もあって
面倒な客対応を押し付けられる様になり

朝早くから帰宅した夜中まで働き続ける環境に
嫌気がさして3度退職願いを出していますが
課長には体よくあしらわれていました。

やっと面接を取り付けた日にも
課長は急な客対応で受様との約束をドタキャンされ
この日を数えて待った受様は絶望に沈みます。

夕食も食べることなく帰宅したアパートで
冷蔵庫に沢山摘まれたエナジードリンクを手に取り
「頑張るあなたへ、元気をチャージ」という文字を撫でて
目を閉じたまま勢いよく飲み始めると

瞼の向こうがチカチカして突然足元の床が無くなって
宙に投げ出される感覚に陥り・・・

投げ出された先は木の床で
波打つような金髪の筋骨隆々とした美丈夫が
呆然と佇んでいたのです!!

この私が失敗したただと? そこなる者、すまない

突然立派な体躯の男に頭を下げられた受様は
尻もちをついたまま身を跳ねさせます。

果たして受様の身に何が起こったのか!?

五神の筆頭の攻様と異世界召喚された受様の
中華風界渡りファンタジーです♪

この美丈夫が今回の攻様で金を司る虎の神様です。

この世界は魔法が存在し、五行で成り立つ獣人達の世界で
この世界を想像した天帝の手足となる五体の神が
世を統べているというのです。

しかしながら200前に土の神が消失して以来
攻様達はその不在を埋めるために働き続けていて
限界を感じた攻様が「元気の出るモノ」を召喚しようと
したところ受様が呼ばれたというのです Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

よく見ると攻様の目の下には濃いクマがあり
社畜だった受様にはお疲れモードの攻様に
いたく同情してしまうのですよ。

魔法のない世界に受様を返す事は難しく
受様が攻様によって引き出してもらった獣性は
もぐらで受様多岐にはちょっぴりがっかりですが
蔦沢先生のイラストが可愛いので読者的には良き♪です。

攻様宅の居候となった受様は
元々好きだった畑仕事に精を出すようになり
徐々に世界に馴染んでいくのですが

土の神が失われた世界に界渡りした受様が
もぐら獣人と判った時点でワクワク急上昇♡

仕事に対する真面目さや他者に対する優しさ等
いがいと似た者同士の攻様と受様が恋仲になるまで
楽しく読ませて頂きました (^-^)/

5

もぐら

BL小説でもぐらがキーアイテムとして出てきたのは初めてでは・・・まじでモグラです。びっくりしたのですが、読んでみましたら、可愛くてお話としてどんぴしゃでした。可愛い系統のお話が本当に良いなあと思った一冊、本編290P+床のお話30Pほど+あとがき。

保守担当のシステムエンジニアとして真っ黒ブラック、社畜生活を送る巴。毎日限界だけど、ある日エナドリを飲んでいたと思った次の瞬間、まったく知らないところにぺいっと放り出されます。目の前にいたのは耳しっぽ付の神様で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
異世界ビンインを守る五神のうちの3人、天帝、ビンインの人間たちぐらい。
サブキャラで目立ったのは特になかったでした。

++ 攻め受けについて

攻めは神様なんだけど、他の神様がさぼりぎみなので、ご苦労されているんですよ、なんか涙ぐましい。目の下にクマ作っちゃって、風呂も入らず(魔法でキレイにしちゃう)、飯はカ●リーメイト的物体で補い。そのためしっぽの毛並みもぼさぼさというありさまです。

受けは人の好さというか押しの弱さで、社畜になっていたですが、異世界行ってからは健康そのもの!良く寝て、良く働き(主に畑仕事)、美味しいものを作って食べ、あー健康的!そんな生活に攻めを巻き込み、攻めをどんどん健康的にするという、おかんな様子から、だんだん大きな猫に懐かれて・・という感じでした。

特筆するべきはもぐら。受けの獣性がもぐらだったわけで、もぐらになっちゃうんですけど、あああまあ可愛いこと!!!いやんなっちゃったら土の中どんどん潜っちゃうんですよう、あーもう可愛いったら!

あと攻めがリアル虎ちゃんになるんですけど、その腹毛などをもふりたい気持ちになりましたねえ。先生、そういう描写がほんとに最高。

そんな攻め受けの恋話でした。可愛かったなあ。

6

「とにかく可愛い!」けれど、、萌えと物語性は薄味に感じられた一冊

こちら、伊達きよ先生の新刊で、
”もぐら”が主人公のBL、で異世界もの!?
しかも、つた子先生のイラスト!!と、
Xでの告知を拝見した時から楽しみにしていた一作です。

(※以下、エンディングにも触れるネタバレありのレビューとなります。
未読の方、ご注意ください)



お仕事に疲れ切った虎獣人の神様・ゲンロン(攻め)が
”元気の出るものを”と望んだところ、
異世界(現代)で社畜生活を送っていた巴(受け)が
たまたまエナジードリンクを手にしていたがため、
召喚されてしまいー!?

と始まる、モフモフ×異世界トリップもの。

帯の”ハッピーエンド全力保証!”という言葉に偽りなしの、
どこまでも可愛らしいお話です。


…なんだけれど、うーーーーん...

ちょっと今回の新刊には、正直物足りなさを覚えてしまいました。。

思わずときめいてしまうような萌えとか、胸締め付けられる切なさとか、
どうするどうなる!?というワクワクドキドキ…

そういったものが、全体的に薄味だったような気がします。
読書中、そして読後振り返ってみても、
”物語の山場”ってどこだったかな、、という印象で(あくまでも自分にとっては)
ゲンロン×巴、攻め受けそれぞれのキャラや恋愛模様に
それほど強く萌えを感じることができず…

特に個人的に「うーん」だったのが、受け・巴の言動に
ところどころ感じてしまう幼さ...のようなものです。

例えば描き下ろしの二人のエッチ、巴の「にゃっ!」というセリフや、
地の文にある擬音語・擬態語。(「巴は”ほけ…と目を開けた」のような)

”てしてし” とか ”ほけっ”といった独特な擬音語・擬態語は
伊達きよ先生ならではと言える可愛らしい表現だと思うのですが、
ちょっと今回、多用されたそれらの表現+「〜て。」という形で終わる
文章の連続に、読んでいて疲れを感じてしまった…というところもありました。

地の文の「そんなことを言って。…は頷いて。…話が進んで。」
という「て。」の連続が、こう、なんというのか、、

読み進めよう!とするのだけれど
度々出てくる「て。て。」の連続に、足を取られて都度つんのめる、という
ような。。

そして、最大のもやもやポイントはお話の展開、かなあ。

結局巴が”土の神”でしたー

というエンディングに向かうには、いろんな部分が
長過ぎたり(巴が初めてもぐら姿になるまで、も若干長く感じました)、
逆に短く感じたり。
(結局なぜ、巴が”土の神”なの?というところ、そこはあまり
突っ込むべきではないのかもしれないのですが、疑問が残りました)

300P強というボリュームの一冊なのですが、
そのボリュームならではの物語の濃さ…という点で考えると、
薄味だったような。

途中誤解・すれ違いは起こりつつも、
ゲンロン×巴の恋は甘くて可愛いテイスト100%、
二人を取り巻く天帝・五行のそれぞれの神といったキャラも
コミカルで愛らしい。

…のですが、今作はちょっとずつ、いろんな要素が
自分の”萌えツボ”とは違っていたのかな、と思った一冊でした。


辛めの評価とレビュー、すみません。。

伊達きよ先生の、思わず涙してしまう
”切ないファンタジー”が大好きなので、
そちらの物語をまた何度でも拝読し、萌えと感動を感じたい!と思います。

10

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