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いつでも君のそばがいい

itsudemo kimi no soba ga ii

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表題作いつでも君のそばがいい

高道賢悟
26歳,蕎麦屋店主
猪飼信乃
28歳,Webデザイナー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

祖父の留守中、家と畑を任されていた信乃のもとに若き蕎麦屋店主・賢悟が訪ねてくる。どうしても祖父のわさびが欲しいと言う彼にわさび田の世話を手伝ってもらったことから仲良くなるが…? 年下攻ロマンス!!

作品情報

作品名
いつでも君のそばがいい
著者
切江真琴 
イラスト
亀井高秀 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403526350

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28

4.1

(11)

(4)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
46
評価数
11
平均
4.1 / 5
神率
36.4%

レビュー投稿数7

心のひだ

先生買い。感情の揺れというか心のひだを丁寧に書いていただいている気がして、すっごく気持ちに寄り添えて萌え~と思ったんですけど、少し時間経つといつまで覚えている自信無くなっちゃったので萌にしました。すいません。本編250P+あとがき。可愛い男二人の恋話に「ふふ」ってなりたい方におススメしたいです。

骨を折った祖父のために静岡の少々山奥に来た信乃。なのに肝心の祖父は知り合いに誘われ豪華客船の旅(三か月)に出かけてしまい、信乃は残された畑の世話と仕事に追われることに。そんなある日、祖父のわさび田のわさびを売ってほしいと蕎麦屋を営む青年が訪れ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
源八(受け祖父)、康介(受け勤務先上司、ほぼ同期)、受け家のご近所さん、蕎麦屋の客あれこれ。

++攻め受けについて

攻め:すごく真面目な蕎麦屋さん、好青年イケメン!どこ行っても好かれる、受け入れられる!安定安心感満点。汗かいても絶対臭くない、この人。こういう人が旦那さんに一番なんだよ・・絶対浮気しない・・・いいなあ・・・

受け:積極的アピールはしないけど、ちゃんとゲイ。世話焼きおかん気質あると思う。webデザイナーというか、アピールの仕方を知っていて、実直くそ真面目でなんのアピールもしてない攻めの蕎麦屋のことが心配で「せっかくこんな美味しいのに!」と仕事させてもらっちゃうという感じ。

そんな二人の恋話でした。攻め受けとも好感度大。その辺にいたら、すっごく幸せにならせてもらえそう。いいなあこの蕎麦屋行きたいーととても身近に感じる素敵なお話でした。先生、お話有難うございました!

0

2人の関係がとっても好き!

あちこちうまいこと言いますね!

も〜こういうお話大好きなんですよ。
良い人な2人が自然に出会ってすごく仲良くなって、お互いリスペクトしたり力を貸したり。無自覚イチャイチャしてたり。

賢悟が正統派な好青年で、矜持を持って蕎麦屋をやってて。信乃の畑まで手伝ってくれて。
信乃も仕事を頑張ってる人の話を聞くのが好きで。お店のことでアドバイスしたり。

蜜月ぶりに賢悟はどう思ってるの?その気はあるの?でも穏やかに仲良くこのまま行くのもいいのかな?なところに事件があり。

好きだと自覚したのあの時なの〜?
良かったんだけど、それまでの仲良しイチャイチャは?とちょっと拍子抜けしました。

すごく良いお話の中に緊張感のある2本の線がはってあると言うか。ヤクザか否か?ゲイだとバレるか否か?

最後まで賢悟が男前でした。

わさびが食べられない派ですが味わってみたくなりました。

2

思いがけない縁が繋ぐ恋

今回は蕎麦屋店主とWEBデザイナーのお話です。

ある理由でわさびを育てる祖父宅に身を寄せた受様が
祖父わさびに惚れ込んだ攻様と出会い、恋仲になるまで。

受様は木興ごろの知れた友人のデザイン事務所にて
店舗PRのWEbサイト作成をするWEBデザイナーです。

2カ月ほど前
新規開店のホストクラブからWebサイト作成を依頼され
納期通りに仕上げますが支払いがされず
所長が懇意にしている警察署員に相談すると

ホストクラブのオーナーは深堀すると反社会勢力で
半グレ集団のトップの店長が預かった金を
持ち逃げしていた事が判明します。

警察の介入でオーナーから支払いを受けますが
鐘儲けを企んだ半グレ集団に逆恨みされ
事務所が嫌がらせ受ける事になり
受様は都内を離れる事を勧められます。

受様の祖父が退職後に静岡の山奥でわさびつくりをしており
半年ほど身を厄介になりたいと連絡をすると
祖父は人助けでしており骨折したと知らされ
受様はサポートする気満々で向かいますが

入院無しでギプスだけですんだ祖父は
3か月間の豪華客船の出かけて行ってしまうのです!!

受様は祖父が急遽書き留めた「畑の手入れノート」を手に
わさび田と野菜畑の手入れを始めますが
デスクワーカーな都会人にはかなりな重労働です。

そんなある日、道の駅経由で祖父のわさびを欲しいという
蕎麦屋を営んむ爽やか好青年がやってきます♪
彼が今回の攻様になります♪

攻様は受様祖父のわさびがいかに良い品かを絶賛し
野菜がたわわに実る畑の雑草取りを手伝ってくれ
受様はすっかり攻様と意気投合します。
はてさてこの出会いが受様にもたらすモノとは!?

家族の後押しで蕎麦屋を営む攻様と
骨折した祖父に代わって田畑の世話をする受様の
ラブコメディになります♪

攻様は5人兄弟の末っ子で可愛がられて育ち
親の伝手で蕎麦屋を事を棚ボタ開店と控えめですが

受様は1年も続けられているのは
蕎麦打ちや経営でできる部分が沢山あるからだと返し
攻様が真摯に蕎麦に向かっている事を褒めて
攻様の心をギュギュと掴むのですが

攻様の店でいかにもその筋のような男達に
「坊ちゃん」と呼ばれているのを聞いて
攻様の実家がヤクザなのか!? と思ってしまうのですよ♪

そもそも受様はヤクザ絡みで祖父宅に避難していたし
祖父の骨折も隣人に詐欺を働こうとした半グレの仕業で
反社会勢力とは関わりなくないと思っているのに

好青年過ぎる攻様に惹かれていき
思い悩んでいく様子がコミカルながらも切ない
胸キュン展開でとても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

攻様の実家は警察関係者かと思っていのですが
まさか過ぎる職業でびっくりでした。
でも言われてみれば・・・ではあるので
わかる読者にはさらに面白かったと思います。

2

静岡の清涼で爽やかな空気の中で…

蕎麦×わさび…!(擬人化ではない)
爽やかな亀井先生の表紙が良いですね。

爽やかで性格が良くて気遣いできて決して出しゃばりすぎず穏やかだけどイザってときは護ってくれる、かっこいいのに可愛いさバリバリ出してくる年下攻め。あ~~~~令和~~~~~!!!!!
そんな蕎麦職人な彼の仕事に対する姿勢や熱がこれまた良くて、出てくる料理もおいしそう。お店行ってみたいなぁ。蕎麦、食べたい。

受けも都会の男って感じでちょっとこなれててオシャレで何か可愛がってほしくなるような男前感がいい。でも案外かわいいタイプの人で恋人には尽くしそう。あと食レポの神。
受けの片想いで「好きになっちゃダメ」なんてモダモダしてて、いい歳&そこそこ経験積んでる男の恋がかわいい。

タイトル気づいたとき「あ・・・!」と思ったけど、その後何度も擦られていたw
攻めの実家の秘密にドキドキしながら、ちょっとの事件性もあって何だか最後まで静岡の清涼で爽やかな空気が漂っていた2人のラブでした。

2

食べたくなったらすぐ蕎麦を食べられる状態にしてから読むことを推奨します

切江先生の待望の新刊!

先生のおかげで事前に蕎麦をそばに置いて読むことにしていたので
食べたくなったら休憩がてら蕎麦を食べつつ読みました。
でも、それでは物足りません!
美味しく、わさびにもこだわっているお蕎麦屋さんで
お蕎麦が食べたくなります。
しかも読了したら食べたくなるレベルではありません。
読んでいる最中にも食べたくなるのです!

待望の新刊のタイトルはダジャレ???

先生のお言葉にクスッとしていましたが
まさかそのダジャレに悶えることになるとは想像していませんでした。

相手のことを少しずつ知り、その度に想いがそっと積もってゆく。
ほんの些細なことでも、思わず顔が綻ぶ。
一緒にいて楽しいって、とても大切な感情。

会うための理由を一生懸命用意する時点で
潔く認めた方がいい感情ってありますよね。

相手の肩書きなんて知らなくても、
相手がどんなことを大切にしているとか、
どんなことを心地良く思い、どんなものが好きなのか……
そういうことを知ることのほうが大切だということを
再認識させてくれるお話。

何者でもない自分を見てほしい。
これは簡単そうに見えて、とても難しいことだと思う。

誰かを想う気持ちの尊さを優しく丁寧に伝えてくれる作品です。

3

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