表題作春を待つ人 オメガバース短編集
- 攻倉敷隼人
- 29歳、カフェ店主、Ω
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- 受早瀬諒
- 26歳、会社員、隼人の店の常連客、Ω
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同時収録作品僕に種付けさせてください!
- 攻横溝冬也
- α、大手商社の幹部候補、29歳
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- 受三ツ矢玲一
- Ω、冬也の同僚で親友
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同時収録作品花の香りは奇跡の兆し
- 攻近藤肇
- 29歳、無精子症と勃起不全に苦しむ人気アナウンサー、α
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- 受四谷夏樹
- 22歳、下請けスタッフ、βと偽るΩ
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あらすじ
オメガ同士の切ない恋や、スパダリアルファの土下座プロポーズ、無精子症に悩むアナウンサーアルファ……などちょっと変わった、でもハッピーエンドのオメガバース短編集!(全3話)
①春を待つ人(オメガ×オメガ)……番に捨てられ一人でカフェを営むオメガの隼人(29)を、諒(26)は兄のように慕い、二人で過ごす時間が好きだった。アルファである婚約者との縁談が進むうちに違和感を覚え、隼人に助けを求める。そこで自覚したのは、隼人への恋心だった。男のオメガ同士という、究極の同性愛を描いたセンシティブラブ。
②僕に種付けさせてください!……優性遺伝子保護法に基づき、オメガとの結婚を迫られたアルファの冬也は、親友で同僚の玲一(オメガ)に土下座をして「種付けさせて」とプロポーズする。その真意とは――。
③花の香りは奇跡の兆し……キー局アナウンサーで、誰もがうらやむ優秀なアルファの肇には、誰にも言えない悩みがあった。無精子症かつ勃起不全! しかし、ある日出会った下請けスタッフの夏樹にだけ下半身が反応する。夏樹は自分をベータだと言い、肇の求愛を拒むが――。