電子限定特典付き
やーーー...圧巻...の一冊でした。
ストーリーテラー、三月えみ先生の底力を見た...!という気がします
今読み終えたばかりですが、ちょっと何度か読み返さないと
隅々までキャッチできないかもしれない。
きっと取りこぼしているところがあると思うのですが、
この初読の興奮そのままに、レビューしたいと思います。
※以下ネタバレありますが、できるだけ最小限にしたいと思います
なのでちょっと内容薄めの、ぽわっとしたレビューになってしまうかも...;
※コミコミ有償特典についてはレビュー末尾、修正情報と一緒に記載します
『拒まない男』スピンオフ作のこちら。
(電子はシーモア先行配信、他書店は10/11〜配信のようです)
受けが元彼/勤務先の店長にレイプされる場面が(割とガッツリ目に)
ありますので、苦手な方、ご注意ください;
こちらスピン元作品のカプ、黒瀬望海×白石(上原)律もガッツリ出てきて
二人の物語も進行します。
ので、「拒まない男」を読んだ上で
こちらを読むことを強くおすすめします。
(頑張れば本作だけでも読めないことはないかもしれない...のですが、
理解と没入が難しい部分はあると思います;)
張り巡らされた伏線、人物同士の関係性の糸。
頭がクリアな時に読まないと、ちょっとこんがらがりそう...
こちら、まだ全てがピシッと繋がり明らかにされたーというわけではなく、
本作のメインカプである村咲(むらさき)×山吹(やまぶき)、
スピン元の二人、そして全ての”始まり”である上原(律の父親)&中田、
この3組のお話が同時進行中です。
主人公の山吹 富(とみ・受け)・27歳のファミレス店員は、
律の高校時代の同級生。
律に告白して失恋し、その後起きたとある事件により転校、
いつしか彼は”辛い時には誰でもいいから誰かを求めて抱かれる”ようになり、
今に至ります。
そんな彼に近づいたのは、”探偵”だと名乗る村咲(攻め)。
富の転落人生の元凶、律の調査依頼への協力を持ちかけられてー
と始まる物語です。
出てくる登場人物一人一人に、表からは見えない人生のストーリーが。
そして、全ての人物がどこかで繋がっているー
このへんはなんとなく予想できるけれど、
果たしてそれが具体的に”どんな”繋がりなのか。
ここがもう、「ええ!?」という驚きの連続でした。
最後の最後の描き下ろしまで、見事に。
一つ予想外だったのは、攻め・村咲が
富に対して抱えていた感情についてです。
実は激重恋愛感情を...?と思いきや(ちょっと期待してました;)、
それとは全く違う贖罪の気持ち、責任感が大半で。
でも、本編最後の彼のセリフからは
何か執着心や独占欲のようなものも確かに読み取れるんですよね。
本編では、最後まで体を重ねることはなかった二人。
絆され攻め・村咲と富との関係深化はまだまだこれから、
物語はまだ序章ー
一方のスピン元カプ・黒瀬×律の方。
登場回数は(本作のメインカプに比べて)少なくも、
前作から続く甘々っぷり、確固たる絆は健在でした。
高校時代の同級生・富と再会を果たし、
そのカラクリが見えてきて、いよいよ父親に対峙するー
と決意した律。
次巻へと続く 律&黒瀬と上原(律・父親)との対峙からも
全く目が離せません。
散らばったピースが一つの絵の完成に近づき、
張り巡らされた糸が回収されてゆくスリルと
ワクワクとした興奮。
読んでいて目を覆いたくなるような目にも遭い(痛々しいシーンあります)、
全てを諦めたように生きている富。
そんな彼に訪れる「再生のチャンス」に、
切なくも大きな希望の見える物語でした。
はー...今から続刊が待ちきれません。
紙本も注文しているので、特典と合わせてじっくり読み込み、
まだ完成されていないピースを想像の中で嵌め込みたいと思います。
★修正:
・tn白抜き(電子シーモア)
・tnトーン+ぐしゃぐしゃ線(紙本)
※冒頭にセフレとのエッチ、途中店長からの強制エッチや
二人からのレイプ描写もあります;
★コミコミスタジオ有償特典小冊子
やーーーー、これ、最高に良かった...
紙本購入・保管に問題ない方にはぜひぜひぜひ!と強力プッシュしたい。
二人の「出会い」に至るまでが、心情と共にそれぞれの視点で描かれています。
両面から読める仕様になっているのが、ニクい演出!!
三月先生、さすがです..(逆さまになっているけれど、そういう仕様とのことです)
前作『拒まない男』はそれはもう大好きな作品です!
こちらは『拒まない男』の続編を兼ねたスピンオフ。前作の主人公達の物語も進むので、前作は必読と思います。そして前作も今作も、ネタバレ控えめで読まれることをお勧めします!
また続き物でキリよく終わりませんので、完結して読まれる派の方はご注意を。
以下少々ネタバレあります。全239ページ。
普通のスピンオフかなと思ってたら、本の袖に『続編も兼ねた』とのお言葉。
律も黒瀬もかなり登場するので嬉しい♪
受けの山吹富(とみ)が、律の学生時代の同級生。
攻めの村咲菖蒲(むらさきあやめ)が、律の身辺を調査する探偵。
冒頭から富がとんでもないビッチで、自業自得とはいえ酷い目にあうのでちょっとビビりました(汗)。しかし読み進むほどに、不憫な過去が明らかになって…。
一方、探偵の村咲(クールな黒髪男前でかっこいい‼︎)は富に近づき、律の調査に協力させ、同時に、富を苦境から救おうとします。
富は律に会いに行き、黒瀬も登場して…と序盤からストーリーが面白くて、グイグイ惹き込まれました‼︎
村咲が、律や黒瀬の前で、富のチャラい彼氏役を演じるんだけど、このお芝居が上手い&かっこよくてギュン!としてしまったww
中盤、せっかく村咲が親身になってるのに、のこのこバイト先行って、店長らの罠にハマる富。お坊ちゃんだから騙されやすいの?(汗)
ドクズな男どもにゾワゾワしました。探偵達がいて良かった…。お久しぶりの黒瀬さん、かっこいい!頼りになる〜!
村咲がホテルで、薬を盛られた富を介抱するシーン。キスとペッティングだけなのに、ものすごいエロスでゾクゾクしました。
ネタバレはこの辺にしますが、富、村咲に、律、黒瀬、律の父も絡んできて、最後までストーリーに惹き込まれました!
富と村咲だけでなく、律たちのお話も展開があって、同時に2CP楽しめる感じで楽しいです(ストーリーはシリアスですが)。
ラストには村咲について意外な事実が出てきて驚きました。う〜ん、今作も前作に引き続き、一筋縄ではいかないというか…読ませてくれますね、さすがストーリーテラー!
1巻は諸々気になるところで終わりました。
早続きが読みたい〜!
後書きによると、2巻では、富と村咲、律と黒瀬だけでなく、律の父・上原とその友人・中田についても出てくるみたい?この二人の過去、気になっていたので楽しみ!
描き下ろしには、黒瀬の上司・青山さんが登場。青山さん大好きだから嬉しい〜。(あれ、こんなに美人だったっけ?w)青山さんの考察も気になります。
今作も期待を上回る内容でした、本当に面白かったです!このシリーズに出会えて幸せです。2巻も楽しみにしています!!
⚠︎注意⚠︎
富の攻め以外の男性との性行為シーン複数回あり(結構がっつり)。また2名から陵辱されるシーンあり。地雷の方はご注意ください。
シーモア 白抜き修正(竹書房さんですし、白抜きの周りにケバケバが見えるので、紙本やRentaはぐしゃぐしゃ塗り修正と推測されます)
「拒まない男」がものすごく刺さったので、スピンオフが出たということで読みました!
富のまわりのやつらがヤバすぎて、酷すぎて悲しくなりました。
そんな最低な奴らに依存しないでいられない富は本当に可哀想です。
村咲が出てきたことで、私は早く助けてやって!大丈夫でしょ?と思わずにいられませんでした。村咲がめちゃかっこいいけど硬派な感じだったからです。
そしてこの最悪な状態の始まりが律の親父という。
なにしてんだよ!と思いました。
律と富の再会は、とても苦しくて、つらかったです。
自分を振ったのに男と付き合ってんだ、とかおもっちゃったんじゃないか?と。
そんで村咲のけして富の望むいちばんのことはしてあげないが、苦しみを和らげようとする行為がですね。とてもいいです。
とはいえまさかの村咲と富が会ったことあったとは。
さらにはじめてを教えた、こうなってるのは俺のせい、的発言に、えええええええ!
富が自分を大切にできるおだやかな未来が来るのかな?来てほしい。そう願い次巻を待ちます!
これは読んでいて辛かった。メンタルやられましたね。
前作でも話が良く練られていて色々な人が絡み、それでいてなかなかエロティックで素晴らしい作品だったのでスピンオフでまたりっちゃん達に会えると楽しみにしておりましたが、山吹君かなりかわいそうな境遇で本当に苦しい気持ちになった。この巻では完結しなかったので「早く続きを読みたい!幸せになる二人を信じたい!」という気持ちが沸き上がっております。でもまたりっちゃん&黒瀬の行く末を拝めるという次巻への期待が爆上がりです。山吹君幸せになって!
作家様のストーリーテラーぶりにハマっているか未経験かで
感想違うだろなぁという印象はまずあります。
なぜなら今回初の続編ということで尺が長い分、
今作では物語の背景とフラグが置かれた状態で終始しているからなんですが、
この作家様の作風として、
通常、フラグと呼ばれるものとは少し違うかもしれず、
この作家さまの場合は、トリックと言っても差し支えないのではないか、
とにかく読者にも語られない部分が多く
ヒントもフラグと匂わせるものも感じさせてくれないんですが、
そのトリックというか隠されていたものというものが明らかになると、
キャラ達が誰にも(読者にも)明かせなかった本音や恋心につながるものだったりするので、
それが分かった時(そのターンも健気というか、心臓ギュッと掴まれるものなんですが)
のドラマと萌えが半端ないんですよね。
人の気持ちって恋の前では誤作動起こす、
可笑しな言動、狂わされる人生
時にマイノリティが更に事態をややこしくさせたりする←腐のときめき案件 笑
様々な人間模様が魅力的に語られながら
最後もまた恋によって救われていく素敵さ。
こういった事を一冊の中で予想もつかない展開と共に最後、見事に萌落とされる、唯一無二のストーリーテラーの作家さんだと思います。
今回はフラグ回収されるターンが先送りにされる分
物語の奥行きが真実なんて人の数ほどあるよみたいな、
複雑な人間ドラマが余す事なくたっぷりと
描かれ、読み応えがほんともう、堪らなかったです。
これは続きがあるという前提で読まれるのをおすすめします。
といっても見せ場がない、
全てが理解が追いつかないほど謎
というわけでもなく、
キーパーソンとなる律パパは、
前作の最後で、その頑なに対立する行動の背景にある過去が少し語られて
今回、それを知った律くんとの今後の関係が楽しみになる布石が明らかにあり、
主人公の2人も、2度目の偶然という出会いが明かされ、
ここから展開されるBL的下地も十分に暖められた感。
十分、楽しめる内容になっています。
また、なんといっても
今回は受の失意のどん底投げやり人生っぷり
が、かなり濃いめなトーンで描かれています。
作家様の画力、マンガ力が冴え渡る迫力というか誤魔化しのない描写、でもエグいとまで思わないのは淡々とした視点で描かれているからなのか、普段は闇系の描写は苦手なんですけど、描こうとしている視点がエログロじゃないから読めるのかも、とにかくストーリーの面白さが先に立つ作家様の作品を是非、堪能していただきたいです。
