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ふたりなら、幸せを見つけられる
隠すつもりもないんのでぶちまけますが
【DOGS】シリーズも【俺が好きなら…】のシリーズも途中敗退
どうにもお仕事が絡むと途端になにいってるのかわからなくなって ちょっと苦手 ってなってたところに【君の公式…】で敗者復活を遂げたんですよ
いや 復活とはいえ負け組は確かなので 今回の購入も自分が読んでもいいのか吟味に吟味を重ね
お仕事ものではなさそうだな とw
重大なお知らせを
ぶっとい本でした 厚み手前物差しで2.1㎝
油断すると指痛めるやつ なのに読解力の問題でいつも以上に本を開いていた結果 右手薬指と小指を負傷 もぉ痛くて痛くて おねぇさん指 ←どこが重要だッ((怒))
んんん タイトルをもってすれば確かに 死んだ人は二度とこの世にかえってはこないし
いったん破れた男女の仲は再び元どおりにはならないんだけど
いつまでたってもふたりの関係の話にならいんですよ
ちらちらとなにかをチラつかせてはいるんだけれど外野の話が多すぎて 結局 いきなりキスすんのかいッ!的な
面白いものは詰まっていると思います
姉の死に囚われていたり それが原因か壊れてしまったものがあったり
人ならざるモノの声を聞いたり それが原因かはわからないけど母に捨てられた子がいたり
でもそこに費やすページのお陰で人知れず抱えてきた恋の話が読みきれない
いや 正確には あたしの読解力では読みきれなかった
なんだかいい感じに幼馴染みがくっついたけど なんか 結局のところなんの話だったんだろ
互いの不憫さ? 田舎の人情? 聴こえ視えるもの? くっついてヤったんだからそれでいいでしょ?って話してはなかったんですよね?
指に意識がいきすぎたのかしら 申し訳ないけどすべてが中途半端になってて あぁぁぁごめんなさい あたしが読んだらダメな 薄味の優しいお話しだったんでしょうね なんかほんとにわかんなすぎて
もうさ 理解力とか読解力の問題じゃないですよね きっとこれって ほんとごめんなさい
Renta!先行配信。仕事で体調を崩して地元に戻った真智。幼なじみの然に再会。
真智が心に抱えたものとか、然の抱えるものとか……。然は一見チャラっと明るいお坊さんって感じなのだけれど……
2人の関係があることをきっかけに変化していく。真智は冒頭とにかく疲れたサラリーマンという感じだったのに然の前だとめちゃくちゃ可愛い表情になるんですよね……
あの街で静かに愛を育んでほしいな。少し不思議な感じのある物語でよかったです
発売を心待ちにしていた里つばめ先生の新刊『落花と破鏡の』。
緑と銀とを基調とした表紙の色合いは、同時発売の『東京似非紳士倶楽部』の赤と金とに対になっているようにも見え、その並びに惹かれて久々に電子書籍ではなく紙の本を購入しました。
里つばめ先生の書かれる作品の登場人物たちの、目が語る描写が大好きです。
台詞になる箇所とならない箇所。人々の台詞にならなかった部分、それをしみじみ読ませてくださる。
その余白のテンポがとても心地よいです。
人知れず迷い悩んでいるさま、想いを口にしかけて結局言葉にはならなかった瞬間、そんな時間があたたかく描かれている、そんな作品でした。
里つばめ先生の作品の全攻めが本当に好きなのですが(造形も設定も性格その他も)今作の攻めの然くんも良すぎて……
長めの黒髪に袈裟で若干生臭坊主感もあるとか……でも実は超一途とか……
過去の重さも相まって犬○叉の弥勒様もびっくりしちゃうくらいの色気でした。
姉を失くしたことによって生き残った自分が許せない真智と、捨てられた母親に金を強請られてやる気のない生き方をする然。幼馴染のふたりは真智の久しぶりの帰省によって再会します。
幼い頃のふたりにはどうしようもできなかったことによる苦しみや後悔、相手に対する淡い恋心の切なさが強く響きます。事件や謎はありますが、わりと淡々と物語は語られ日常の中で解決していきます。ただふたりが再会したことによって、止まっていたふたりの時間がやっと正常に動き出したように感じられました。周りは変わらなくてもふたりが変わればそれでよかったんですね、きっと。
「落花枝に返らず、破鏡再び照らさず」一度死んだ人は二度とこの世に戻ってこないこと、また、一度壊れた男女の仲が元どおりにはならないこと。タイトルの意味を知ると物語をより理解できる気がしました。また、真智と然の名前の意味を調べるとそれもまた考え深いですね。
里つばめ先生らしく日常の中にあるちょっとした気持ちの揺れや同性との関わり方が、しっとりと描かれた作品でした。この作品も何度も読みたくなる作品になっています。
連載がはじまった時、タイトルにすごく惹かれました。
「落花と破鏡の」は「落花枝に帰かえらず破鏡再ふたたび照てらさず」からきていると思うのですが、意味は簡単に言うと「覆水盆に返らず」。
真智は姉の事故についてずっと傷を抱えて生きてきました。
取り返しのつかないことをしてしまった後悔、けれども瑠璃姉は然いわく、「怒ってない」。真智は自分なんて生きていていいのか…とまで思いつめていましたが、良い意味で、元通りにはならないのだから、前を向いて自分らしく生きていってほしいという瑠璃姉の願いがチラチラ見えます。
一方で然と然の母親の関係、こちらは真智とは真逆で、取り返しのつかないことをしてしまったからもう二度と元通りにはならない、言葉通りになったわけです。
タイトルから真智と姉の関係、然と然母の関係、そして然と真智の関係の繋がりがわかるとさすが里先生だなと。
最後の「水鏡」のタイトルも、然と真智の心は今は穏やかに凪いでいるのかなと明鏡止水を思わせるタイトルで素敵でした。