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コミック


前巻(四人のにびいろ番外編 ex.)で登場した金剛会の会長の一人息子宝の教育係を頼まれます。
宝が惚れたのは誠で、誠にご指名が入っていたのだけど、誠に教育係はさせられないので相が受け持つことに。(でも誠が連れ歩いています。)
宝は「俺の初めての兄弟になってほしい!」と誠に頼むのだけど───。
誠の弟分が相以外にできることを相は受けいれられるのか?!と心配したし、私は勝手に相と誠は自分たち以外に兄弟を作らないと思っていたんですが、そこはビジネス、ヤクザ社会、意外にもすんなり容認していました。
でも、無自覚に嫉妬していましたが。
誠は脳にダメージを受けてから後遺症で知性と理性に著しい問題を受けているけど、前巻時点では元々知性と理性に問題があるため気づかれていないとのことだったんですが(山之辺組長への手紙に貼ったシールとか、様子がおかしかしい描写はあった)、本巻ではバブに磨きがかかって周囲(会長)も変化に気づきだしています。
それを相は後遺症じゃなくて自分を愛しているからだと思っているのだけど、うーん…そうだと思う!とは言ってあげられない…。
誠は元々相の乳を吸う子ではあったんですが、頻度が…もはや授乳。
いえ、相と誠は疑似懐胎で胎内回帰なのがいいんですよ?
それがよかったし、私もそこにぐっときていたんですが、乳を吸う誠と当たり前のように授乳させる相を見る頻度が増える度、育児をしている相を見る度に、私赤ちゃんプレイ苦手なんだった(相と誠は赤ちゃんプレイしてるわけではありませんが)…赤ちゃんは好きだけど赤ちゃん属性萌えではないんだな…としゅんとしてしまい。
相が誠が赤ん坊じゃないと嫌だとか言い出すのにも、正直えぇ…となってしまって。
好きなんだけどな…まこあい。
個人的にはリバは嬉しいので、今回そういう話があっておっ!となったんですが、相の誠を孕みたい欲の揺るがなさと頑強さにお、おぅ…となりました。
根幹は変わらないんですが、巻を重ねるごとにコアな感じです。
でもノリは明るくてコメディ寄りに。
私はシリアスな四にびが好きでした。
長く続く人気作となったのは嬉しいけど、無印が好きだったなぁと思ってしまいました。
宝の誠への惚れ方もなぁ…。
男惚れってあると思うので、そういう惚れ方なら好きなんですが、キャーッて感じで頬を染めてるので、なんだかついていけなくて。
密果4巻くらいから絵柄が少し変わられたかな?と思いだし、5巻でやっぱり変わったよね?と思っていたんですが、こちらで確信に変わりました。
劇的な変化ではないんですが、ちょっと童顔になられたというか…個人的な好みを言うと以前の男臭いお顔の方が好みです。
私は禍生有胎編は番外編の番外編かと思っていたんですが、新シリーズのはじまりだったので、まだまだ続きそうです。
タイトルが禍生有胎なので、これから災いが訪れるのかな?
風向きが変わるのを期待したいです。
紙→トーン修正
自分が読むには少し珍しいシリーズなのですが、前巻の表紙の引力が凄まじく吸い寄せられるように最初の巻から読みました。
そしてまんまと魅了されてしまったので、続刊も読みました。
今まで読んで来たシリーズ設定ならではの空気感はありつつも、今巻の表紙が明るいピンクだったりする事もあってか少し「痺れる」だけのギリギリ感は薄まったように思えました。
自分がこの作品に慣れ始めたからなのか、今回のテイストが少し転調したからなのか、この辺は思う所はありましたが、それでも依然惹きつけられる2人の世界でした。
野生児味満載だった兄、誠は変わらず我が道を行ってはいますが、相の世話焼き効果なのでしょうか?だいぶ落ち着きも感じられました。
逆に与えるのみかと思われた相が誠から「与えられてる」場面は2人の関係の変化?成長?の兆しがあって、今後への楽しみになりました。
是非とも彼らの世界のお話しをまだまだ読みたいです!
先生の作品はこれ見よがしに家族をドーンとテーマに据える事はそう多くはないですが、必ずストーリーが進むと「親」の存在が絡んで来ますね
今回もクセのある親の元に生を受けた男がその血筋に翻弄されながらも、同じ血を分けた「兄弟」だからこそ引き寄せられてるのが唯一無二の関係性の深味を感じさせる2人の描き方に魅了され続けています
この2人は「兄弟」でもありながら「親子」でもある
この痺れる関係性がヤクザである設定が多いに活かされているのも好きな所です
ヤクザで言う所の盃を交わした親と子という関係性を感じさせながらも、この2人の親子関係はもっともっと原始的で軸に愛情を介す純粋な親子関係を求め、そして与え合っているのも刺激的だと思います
背徳的である筈の関係性ですが、余りにも2人の関係性が特異過ぎてもはや愛おしさを感じてもいます
更に今巻では相の子育てが本格化してる所が可笑し味にもなっていたのが新境地でしたw
先生が描かれる不完全さ故に何かでその穴を補おうとする家族のカタチ
そこに救いがあるように感じるからこそ常に気になってしまうのだと思います
誠と相
彼らの築く「家族のカタチ」をこれからも見届けていきたいです!
是非、長期シリーズ化をお願いします
とても不思議なシリーズです……。物語は5冊目まで進みましたが、二人の色合いがより鮮やかになったと同時に、展開の余地もぐっと広がったように感じます。気になる点が増えたので、続編で彼らの別の側面をさらに掘り下げてほしいし、二人の関係がこれからどう変わっていくのかもとても楽しみです。個人的にはこれまでの巻で兄弟性や母子的な象徴としての「愛」が強く描かれていると感じていましたが、今回相は誠に抱かれて後ろだけでイったという瞬間もあったので、恋人同士の艶やかな余韻がひとつ加わった感じがして……本当に大好きです!
またこの2人のその後を読めて嬉しいです。赤ちゃん返りしたままの誠に、相が文句を垂れながらもなんだかんだ振り回されているのが面白いですね。濡れ場はやはり誠が赤ちゃんのようで色気がない時もあるけれど、それでも最後にはお互いへの愛情が伝わってくるような気がします。誠は鋭い視線を投げることもあり、彼の中で何がトリガーになって大人に戻るのかは複雑なようですが、相が絡んでいるといろいろ感情が揺れ動くみたいですね。狭い狭いと言っておきながら、いざ相が別の布団で寝るとそちらに潜り込む誠が愛おしかったです。
