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放蕩な王の予期せぬ純愛

houtou na ou no yoki senu junai

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表題作放蕩な王の予期せぬ純愛

ザイ・マズィナム
王、26歳
ユン・リュー
文官、王城の庭を管理する「御庭所」勤め、26歳

その他の収録作品

  • あとがき
  • キャラクターラフ

あらすじ

遊び人(を装う)王×真面目な文官

王宮の閑職につくユンは、学生時代から苦手意識を抱く新王ザイから突然、王専用の庭の管理を任せられる。なぜ自分がと訝るが、「顔が好みだった」というふざけた任命理由を聞き、放蕩に耽るザイへの嫌悪感が蘇る。だがザイは急死した前王である兄が暗殺されたのではと疑っており、ユンに密かに調査をして欲しいと頼むではないか。しかも清廉な兄王と同じように、王宮に蔓延る奸臣を排除しようと考えているという。ユンは思いがけないザイの本心を知り、惹かれていくが…?

作品情報

作品名
放蕩な王の予期せぬ純愛
著者
佐竹笙 
イラスト
もちゃろ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784041168479

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42

4.3

(19)

(11)

萌々

(4)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
81
評価数
19
平均
4.3 / 5
神率
57.9%

レビュー投稿数8

終盤から面白くなっていった

途中まではルビー文庫でよく見る複雑化を許さない書き方で正直ガッカリしたが、終盤にかけて盛り返してくれたので、満足度は高い。問題解決までの過程が詳細に描かれており、読み応えがあった。ユンの仕事への姿勢が好きかな。

物語はユンとザイの二視点で進む。まずユン視点でザイへの悪印象を語り、ザイ視点でそれについて釈明してる感じ。誤解やすれ違いが透けた状態は分かりやすいが、早々の種明かしに冷める。できればユンの一視点で読みたかった。

過去の暗殺事件の真相究明と、現王ザイの廃位を目論む勢力との対決が主なお話で、間にBL描写が入ったり入らなかったり。シリアスな場面で一瞬恋愛脳になる不自然描写が挿入されるのはもはやお約束。と、いまいちノリ切れずに読んでいた。

面白くなってきたと感じたのは終盤。謎を一つ一つ調べ上げていく描写が丁寧で良い。ザイとユンの協力体制ができていて読みやすい。特にザイ側の味方を増やしていく戦い方が、地に足がついていて良い。ユンもてきぱき動くタイプで、心理描写にウジウジ感がなく、好感度は高い。

少々あっさりしすぎてご都合感はあるものの、地道に堅実に物事を進めてくれたおかげか、解決シーンでとてもすっきりできた。BL的には、実はずっと前から両想いだったというオチで、エピソードは事件に必要なものに絞っていたのかな。ストーリーに集中できて楽しく読めた。

電子おまけSSは嫉妬するザイ(通常運転)と抜けてるユン。ザイへの態度に何か含みがありそうなウェイが気になる。
タイトルは語呂重視なのか売れ線単語を並べたかったのか。やっぱりこのレーベルは苦手だけど、佐竹さんの作品は好き。今後も作家買いしようと思う。

0

No Title

今回は新王と御庭所の官吏のお話です。

兄の逝去で王となった攻様が
学院の同期だった受様を協力者として
兄夫婦の死の真相を探る顛末を収録。

商家出身の受様の母は駆け落ち婚したものの
結局は1人で受様を育てることになり
受様の成長に期待を注ぎます。

受様が王立学院に入学し
更に奨学金を受けた時には狂喜し
卒業後は官吏になる事を望まれます。

人より抜きんでるために勉学に励む受様には
友人がいませんでしたが

ひょんなことから圧倒的な存在感のある
美丈夫な生徒と知り合います。
彼が今回の攻様です♪

受様は攻様を先輩かと思いますが
同じ年で同じ講義を受けていると言われ
受様の初めての友人となりますが

攻様が第二王子だと知った事で
気楽に親しく付き合うことができなくなり
距離を取ってしまうのです。

その後攻様が退学処分になって学院を去り
もう関わる事はないと思いましたが

官吏となった受様が配属先が
閑職といわれる御庭所だったのは
攻様が兄王に何やら進言したせいとしり
受様は未来に絶望するのですが

しかしいつかは認められたいと
真摯に仕事に励んでいたのに
王と王妃は食事会の集団食中毒で逝去し
王弟である攻様が王位に就くのです!!

しかも攻様は王弟用の銀殿に留まり
気に入った男達との闇ごとに熱心で
政治は三人衆と呼ばれる貴族に任せて
放蕩王と呼ばれるまでになるのです。

さらに受様は王専用の庭の管理を命じられ!?

母のために官吏として出世したい受様と
兄の死で新王となった攻様の恋物語です♪

受様は何事も母を喜ばせたいと頑張ってきた人で
他人と交流を持たずに過ごしてきたことで
他の人と少し思考回路がズレていて
視野が狭い猪突猛進な人です。

攻様は両親に関心を持たれずに育ち
正反対な兄王子とは仲が良かったのですが
兄王が逝去した事で王位に就きます。

兄の対抗馬となりえないように
奔放な我儘王子で通してきましたが
道半ばで倒れた兄王の意思を継いで
良き国にしたいと思うものの

父王の代から政務を担う上位貴族・三人衆が
攻様に実践を渡す事を良しとしない事から
兄王は体よく毒殺されたのではと考えるのです。

受視点と攻視点が交錯して進むので
それぞれが相手に対して誤解しているので
その誤解がさらなる誤解となる様子に
ニマニマしてします。

2人の誤解はなかなか解けないものの
彼らの過去の関係や宮廷内の権力抗争は
緻密な設定が丁寧な伏線となっているので
受様や攻様が動くことで

黒幕によって捩られていた嘘が
徐々に糺されていく様が実に小気味よく
受様が攻様の隣を居場所とするまで
大変楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

1

天然しっかり

もちゃろ先生挿絵と聞いて購入。お話はしっかりしていたのですが、攻め受けともキャラ的に好き♡というタイプではなかったので萌にしました。それと。カラー口絵とあとがき的に二人のキャラ立ち絵はあったけど、挿絵は無かった気がする。ルビーさん、挿絵無くしたんですかね・・・?挿絵大好き星人にはちょっと寂しかったでした。

王立学院で同学年だったザイが、優秀な兄を亡くし王となったのですが、そのザイがユンを呼び出して頼んできたのは、王の遊び相手(♂)の素行調査で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ウル(ザイの兄、故人)とその子(♂)、ザイの母、政治を牛耳る貴族、ウルの手足だった役人たちぐらいかな。ウルが気になったんだけどなあ。スピンオフにはなりにくそう。残念。

++攻め受けについて

攻めは、優秀な兄とそれを超ひいきにする母に反抗して、割とやりたい放題だった方。兄が亡くなりその死に疑問を持ち、ちょっと本気になってみるという感じのお話です。行動派とは思うけど、うーん、かっこいいいいいい★と思ったところは無かったです。

受けは人のいい天然入った頑張り屋さんという印象。試験当日に妊婦さんが破水したからって手助けしてお金全部渡してきて・・なんて方なんですよ(笑)一生かかった試験だというのに。筋金入りの善人さんでした。

そんな二人の恋話に、兄王の事件話が絡んだ内容でした。奔放さんが頑張る話がお好きな方だったらきっと嬉しいんじゃないかと思います!

1

超絶初心なかわいらしさ+読ませるストーリー

はー…すごい。すごくおもしろかったです。
読み始めたらあっという間にあとがきになっていました。
事件は読み応えがあり、恋愛面はかわいいときました。
ちょっとこの二人、かわいすぎますね…!

中華風の異国ものかつ王宮ものとなると、人名・用語・その他もろもろに慣れるまでが難しそうなんて思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実のところ私もその口だったのですが、これが本当に読みやすくてですね。
するすると読めるうえに、BLと事件ものの両方が良いバランスで描かれていて最初から最後までたっぷりと楽しめました。

舞台はアジアンな雰囲気が漂う王宮なのだけれど、蓋を開けてみるといわゆる同級生の再会ものなのです。
放蕩な王とタイトルにもある通り、遊び人と噂をされている新王・ザイと、突如として王宮の庭の管理を任されることになったユン。
彼ら二人の両視点で進んでいくお話がですね…もう成人をしている年齢だというのに、なんというか全体的に絶妙な初心さが漂っていてたまらないんですよ。
旧知の仲特有の気安いやり取りもあいまって、なんだか合間合間でスコッとツボにハマるようなじわじわくる萌えが重なってくれるというか…

経験は豊富でも、本当に人を好きになったことがない恋愛初心者な攻めが、今までの相手たちとは違って超恋愛初心者な受けに対して「どうしたら本気だとわかってくれるのだろうか」と、少しずつ探り探りでアプローチをしていく姿がかわいらしく見えて仕方がなくって!
子供っぽく拗ねたり、二人きりの時には名前で呼んでほしかったり、時に理性がきかない自分に落ち込んだりと、初恋を拗らせたザイがかわいいったらなかったです。
彼がユンを好きになった理由も納得のいくもので、学生時代のエピソードがしっかりと生きていたのも良かったなと思います。

一方の今作の受け・ユンも非常に魅力的で、努力家で真面目で仕事も熱心にこなす有能さがありながら、ちょっぴり抜けたところもあるかわいい人なのです。
両視点で進むので、ザイ視点と微妙に噛み合わない天然さを持つユン視点を読むのが楽しかったですね。
最悪だと思っていたザイへの印象が彼の中で変化していく様も自然で、春の日に置いてきた甘酸っぱい青春の続きを見られたようでわくわくしました。

恋愛面以外のストーリーもしっかりと練られていて、ここでそうきたか!もあり、はじめは二人…から次第に事件を追いかけ、国を想う仲間が増えていく展開も読んでいて気持ちが良かったです。
兄と弟や母親との関係もすごく読ませてくれるんですよ…
端から端まで魅力的なキャラクターが多すぎて困りました。

巧みな心理描写が光る、読みどころ満載のまとまりの良い一冊だと思います。
その後の二人をもっと読みたくなりました。

2

これは良き三角関係

放蕩でヤリたい放題な王様(攻め)と、ちょっとズレてる所が可愛い真面目な受けのお話。
ヤリチンが本命に一途になる展開大好きだし、無自覚な可愛さを振りまく受けに想いを寄せる当て馬も出てきて、ハラハラ嫉妬する攻めが美味しかったです。

攻めが受けと協力して、先王(兄)の死の真実を暴くために仲間を増やしていく過程は胸熱。ワクワク楽しく読めました!
ただ、登場人物が多かったので名前覚えるのが大変だった。笑

当て馬がこれまたシゴデキな良い男で、受けも懐いて尊敬しているけど、とにかく実直誠実だから決して彼は自分の想いは告げないと分かっているのがまたニクい。

ストーリーや設定は面白かったのですが、肝心の攻め受けのキャラクターが自分にはハマりきらず萌えには至らなかったかなぁと思います。
ただ、個人的にBLであまり三角関係は読まないけれど、もっと本の厚み増し増しでガッツリやって欲しいくらいこの3人の設定が良かったです!

1

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