• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作深紅の背徳

緒方奈義,29歳,デイトレーダー
葛木真人,29歳,神父

あらすじ

「ここで死なせてくれ…」嵐の夜、真人が神父を務める協会に、ずぶ濡れで、ひどい怪我をした男が現れた。怪我の手当をし、助けようとする真人だが、男が流している大量の血を目の前に、強い欲求が湧き上がる。真人には、人として神父として、今までひた隠しにしてきた後ろめたい秘密があった。「あんた、他人の血が欲しいんだろ…」怪我が回復に向かい始めた男は、真人の秘密に気がついていた。「欲しいなら、ヤらせろよ」逆らえない欲望を盾に、肉体関係を要求され、真人は…。禁断の陵辱愛。
出版社より

作品情報

作品名
深紅の背徳
著者
夜光花 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812434710
3.4

(45)

(8)

萌々

(12)

(19)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
149
評価数
45
平均
3.4 / 5
神率
17.8%

レビュー投稿数14

うむむ

受けに神父の真人と、攻めはヤクザから金を巻き上げた奈義。そしてヤクザの古閑。

この三つ巴が繰り広げる背徳のエロ。
と、思いきや、なんとなくエロがエロく無い…。要素としては垂涎もののアイテムなんですけど、吸血鬼もどきの要素が邪魔だったんじゃないかなぁ。
奈義が真人を手に入れるにあたって、そのシーンが必要だったのかなとは思いますが、ちょっと浮いているというか。
ヘマトフィリアというのはほんとにあるんですね。調べてしまった。

萌えどころをどこにするか?ですが、やっぱり奈義に惹かれていくところ、もしくは奈義が真人にハマっていくところ…どちらもサラッと流れるので、萌えきれない結果に。
ラブコレに続編?があるようなので、そちらを読んでみたいと思います。

0

深紅の…

陰のある逃亡者×ストイックな神父さま…萌える!!というわけで「神」寄りの「萌x2」です。夜光花さんらしいダークさ、ハードボイルドっぽい雰囲気もありつつ、神父さまが禁忌を犯すという背徳感がちゃんとエロティシズムに繋がっていてドキドキしっぱなしでした。タイトルも絶妙ですね。

タイトルのイメージや、あらすじにも「禁断の陵辱愛」なんて書かれているので、攻が受に一方的に無体を働く展開を想像していたのですが、かなり違いました。ベッドシーンも回数は多いですがそれぞれの描写は適度にエロく読みやすく萌えやすい…という感じだと思います。

攻の奈義は粗野でぶっきらぼうだけど根が優しくて男前…という分かりやすくカッコ良いタイプのキャラクターでした。一方、受(主人公)の真人は特殊な性癖の持ち主で、物語の前半はそのことが一つの軸になっています。真人が妙に生真面目で、頑固な面とゆるふわな面が同居しているところがとても面白かったです。

古閑との関係も非常に興味深く読みました。このあとの三人の物語を読んでみたいです。

2

こういう受けが好き・・・

最近、夜光花先生の作品に嵌っています。そんな中で、この作品が一番好き・・・まぁ、確かにエロが多いのは否めませんが、若干ツンデレで可愛い受けって大好き。背徳感も確かにあまりなく、ストーリーもあまり頭に入ってこないお話ですが・・・真人が可愛いし、そんな真人にメロメロな奈義。。好きです。。
神父もの、凌辱もの、が好きな人にはよろしいんじゃないでしょうか。

2

エロエロでした

Kindleにて。イラストが美しいので、挿絵付きで嬉しい。
1人夜光花先生祭中です。
気になっていた神父さまのお話。

あらすじだけ読んで、吸血鬼の神父さまかと思ってましたが、違いました。血が欲しくなる病気なのですね。
怪我をした奈義を助けようとするものの、血が欲しくなって真人は苦しみ、血をあげる代わりに奈義は真人を抱くのです。

神父さま陵辱、背徳ものなのですが、真人がどんどんエロエロになっちゃうので背徳感は少ないです(笑)
神聖な場所で、神父さまを犯しちゃうのは萌えました

内容が、エロエロなシーン多目なので、何も考えずエロエロが読みたい人にオススメです。

3

半分以上エロでした

エロまみれ…
夜光さんはいつもわたしたちのエロ心を満たしてくださる、エロ手抜きなし!の素晴らしい作家さんですが、これはねー、ヤッてるだけとも言えました(笑
これはどの辺りがBLのLOVEで萌えなのか?という。
あともう少し、萌え要素が欲しかったー。
ちなみに攻め以外にもしっかり頂かれちゃっておりますので、嫌いな方はご注意を。

********************
受けの真人は自給自足のような生活を送る、山奥の教会の神父。
実は好血症に苛まれ、己自身が救われることを願っています。

攻めはデイトレーダーで、五億という大金をヤクザから掠めとった奈義、29歳。
********************

相手が死ぬほど飲むわけじゃなしと、いとも簡単に真人の苦悩を打ち払った奈義。
これはかなり序盤の出来事なのですが、これで多分真人は奈義に対して心の壁をとり払ったのではないでしょうか。
真人の症状を察し、血を吸わせるからセックスさせろと言った頃の奈義は、まだまだ体目当てなのか愛情なのかよくわかりません。
まあ、けっこう進んでもよくわからないのですけどね(苦笑

奈義は始末されるところを真人に救われ生き延びたわけですが、まだまだ組織から追われていることに変わりはありません。
追っ手の古閑は、奈義とは一緒に洗礼を受け共に養護施設で育った幼馴染み。
しかし組織の一員であり、幼い頃を共に過ごした奈義に裏切られたことで憎しみを増幅させています。
ただこの古閑ですが、わたしは奈義より好きなタイプです。
粘着質でいかにも執着系ですけどね。裏切った舎弟に非情なところもス・テ・キ(笑
舎弟に真人を凌辱させなかったのもポイント高しでした、自分はやっちゃいましたけども(苦笑
そこもまた、良し!です。

血を欲することに傷ついていた真人を最初に救ったのは、宮古という神父さまでした。(この人すごく好き)
そして孤独を選んだ真人を引き上げてくれたのは奈義でした。
病気のことやゲイであることに殻に閉じこもりがちな真人ですが、周囲には恵まれていましたね。
なんともはあ、エロエロでお腹いっぱいなので内容はあまり頭に入ってきませんでしたが、とりあえずハッピーエンドなので良いですかね。

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP