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Kの支配者 ―奥田枠短編集―

K no shihaisya

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表題作Kの支配者 ―奥田枠短編集―

K
大学生、資産家の息子
坂滝晃
Kのマンションで暮らすルームメイト

同時収録作品HOUSE

龍蔵
風俗ライター,兄弟の弟
龍彦
兄,既婚者で子持ち

その他の収録作品

  • HOUSE 9 years later

あらすじ

累計10万DL突破!!
話題の『Kの支配者』が遂に単行本化。
ある資産家の息子Kが死んだ。
順風満帆に生きてきたKの死に疑問を抱いた警察は、
重要参考人として、Kの自殺を通報した坂滝晃を召喚する。
調査の過程で明らかになった、二人の淫らで歪な関係とは――。
誰にも理解されなくとも、この関係は祝福でした。(『Kの支配者』)
父親の死をきっかけに実家に戻った龍蔵が見たのは、
優しかった兄の強圧的で変わり果てた姿。
そんな中、父は兄に殺されたのだという女中からの密告があり――。
支配者出会った父と兄の間に何があったのか。
秘密が暴かれる時、その家は正しい形を取り戻す。(『HOUSE』)
『HOUSE』と描きおろし8Pを加えた、支配をめぐる珠玉の短編集。

作品情報

作品名
Kの支配者 ―奥田枠短編集―
著者
奥田枠 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新潮社
レーベル
バンチコミックス C-KANATA
発売日
電子発売日
ISBN
9784107729422

ちるちる評価ランキング

2

4.8

(61)

(54)

萌々

(4)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
295
評価数
61
平均
4.8 / 5
神率
88.5%

レビュー投稿数15

奥田枠先生への愛が止まらない

この時代にここまで攻めてくれるのがありがた過ぎて本当に
なんだろう、、痛みや悲しみを伴うはずなんですが、それら全てを凌駕する美しさ
どちらの話も至高すぎて、私はもうずっと奥田枠先生にメロメロです
以前から大好きな先生ですが、私は完全に先生に支配されました。生きててよかったなって思います

1

"支配"とは何かを考えさせられる闇BL

この作品がより広まって欲しいと思い、久しぶりにレビューを投稿します。

闇属性の方は必読です!!
その他の方には厳しいかも( ; ; )

「午前2時まで君のもの」で有名な奥田枠先生のサスペンスBLです。
"短編集"という表記ですが、2作品が収録されておりボリュームがあり、内容もこのまま単行本化して欲しかったぐらいには素晴らしいです。

この作品の気持ち悪さ(いい意味)は読了してからタイトル「Kの支配者」の意味を考えれずにはいられなくなります……支配とは一体何なのか。

流血、泣き顔、受けのプレイ、ビンタ、縄などなどが大丈夫な方や過度なSが好きな方、闇堕ち展開が好きな方には強くおすすめできます!

1

出会いは必然

Kと晃(Kの支配者)
龍蔵と龍彦(HOUSE)

Kと晃は元同級生
龍蔵と龍彦は血を分けた実兄弟(弟×兄)

誰にでも起こり得る関係性の2組だけれど、誰もが分かる関係性ではない4人
だからこそ覗きたくなる、触れてみたくなる世界の話だと思うお話し
まさに「話題作」だと思う
読んだ後にどう思ったか?何に感情を動かされたのか?を話したくなる、残したくなる作品です
タブー視されそうなお話しであったとしても、世界観を全うする事で臆す事無く動いた感情を口にしたくなる作品

これぞ作品が持つ威力だと心底感じられる作品です

Kと晃
龍蔵と龍彦
彼らの出会い・再会と同様に私に取っても本作との出会いは必然だったのではないか?と思える1冊でした

多分探そうと思ってもなかなか巡り会えない作品だと思います
作品のテーマ性はブラさず、それでもしっかりBLで、そして読んだ読者がそれぞれに感じ入る読み所がある作品

そしてそのどの感情や見解にも間違いが無いと思える作品
読んだ人の数だけ正解のある作品

そして私の中の正解は、この2組4人の出会いは必然であったんだろうという事、唯一つ
互いが互いに侵食していく時間の官能性、破綻とも耽愛の果てとも言える閉塞的な背徳感
誰かに理解されなくとも、互いが互いを理解している事だけは通じ合っている
求める幸せと愛のカタチが通じ合ってる2人に何の文句が言えようか?
自分では成し得ないであろう狂愛に劣情と共に羨望すら感じる1冊でした

1

枠先生渾身のメリバ!

かなりハードな内容なので読み手を選ぶかもしれませんが、刺さる人には刺さりまくってたまらないかと思います。
うす消し版まで出ちゃうほど、編集部様も力を入れられていてとても嬉しかったです。(紙の方が修正が強いという意外性!)
「短編集」と書かれていますが「Kの支配者」と「HOUSE」という2つの作品が掲載されていて、どちらも執拗なほどの執着を感じられてゾクっとしつつも一気に引きずり込まれるような感覚を覚えます。
超HAPPY~という感じではありませんが、ある意味みんな幸せなのかな…と新たな扉を開いて頂きました。

4

「支配」って「支える」って漢字が入ってるんだな~

ちなみに「配」という漢字には割り当てるという意味があるらしいので、それぞれの役割を全うするからこそ「支配する側」と「支配される側」が成立するって事だよな~なんてぼんやり思う

支配という言葉だけを見れば威圧さを感じるけれど「2人だけしかいない世界」で言えばそれは支配という名の下の「対等性」に思える
どちらにせよ相手に対しての絶大で絶対的な信頼による絆がなければ組織でもない2人の関係性に於いて「支配」なんて出来ないですもんね

支え合ってそれぞれの役割を全うして成り立つ関係性
やはりそれは共依存であり共生だと思う
Kと晃は物理的な「生」を終える形にはなったけれど、彼らの中の精神世界に於いては終わりの来ない世界でずっと生き続けているようにすら思えるお話しでした

あと、読み物の中で自死を選ぶ「K」という名を聞くと、どうしても『こころ』をリマインドしてしまうのは私だけですか?

もう1つの「HOUSE」はやっぱり団鬼六先生の世界観を感じずには居られない
めちゃくちゃ好きでした!!
父から子へそしてまたその子へ…
痺れる世界
これをBLで読める
完璧だったと思います

あと、本当にうす消し特装版の存在は大きいと思いました!
作画を含めたアートとしての価値もすごく高い作品です
世界観も精神的な刺激も視覚的な刺激も、余すところなく味わえてこそ高まる1冊であったと思います
人を刺激する「芸術的」な作品としても讃えられるべき作品だと個人的には強く思います

7

この作品が収納されている本棚

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