• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作輝血様と巫女

逢重戒滋
25歳,水哉の姉の元婚約者で「輝血様」
夕野水哉
18歳,姉の死で巫女のおしるしが表れた青年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

姉の許婚・戎滋への想いを断つために水哉は故郷の島を飛び出した。水哉の下腹に、輝血様と海神に捧げる神事をおこなう巫女のおしるし・鬼灯型のあざが現れる。輝血様となったのは、なんと戎滋だった…!? 2008年7月刊。
(出版社より)

作品情報

作品名
輝血様と巫女
著者
沙野風結子 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
ISBN
9784592850298
3.5

(60)

(16)

萌々

(17)

(17)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
17
得点
205
評価数
60
平均
3.5 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数17

エッチな神事は最高!

タイトルにある〝輝血(かがち)様〟とは、天災から守ってくれる海神様が憑依する依代のこと。
その依代である輝血様と対になる形で巫女が選ばれ、二人で神事(=エロ)を行うことで島が守られる…と言う因習BLです。

うーん…沙野先生のお話はどれも大好きで性癖に刺さる作品が多いのですが、今作は残念ながら余り刺さらずでした。
昭和初期&因習とあって、オカルトな雰囲気は凄く好みだったんですが……
恐らく、歴代巫女達の悲恋話や、輝血様の奥さんの事を考えてしまい、辛くなったのが原因かと。
浮気モノやNTR系が苦手だと、中々しんどいエピソードですね。
神事とは言え、既婚者を輝血様に選ぶとは闇深い…
全て読み終えると、なるほどなー…と納得できるのですが、それでもモヤモヤが残ってしまいました。

とは言え【神事=エッチな調教】なので、受け様の無垢な身体がどんどん変えられていく様子は最高にえっちです……!
剃毛から始まり、*拡張や女装プレイ、触手や憑依など…めくるめくエロシチュエーションの数々に拍手が止まりません‼︎
幼少期の二人が鬼灯を食べるシーンから既にえっちと言う……縁側で仲良く戯れているだけなのに、思わず「ひゃー////」ってなりました♡

メイン二人のキャラも良く、伏線回収も文句無しに面白いです!
が、個人的にはメインストーリーよりも主人公の姉や、歴代巫女達のサブストーリーの方が印象に残ってしまい、今も心に引っ掛かってます…笑

0

No Title

巫女と吸血鬼と海賊が好きなんです私。
神事が絡むとエロさ倍増。
巫女設定、推し作家様、推し絵師様、これ絶対好きなやつ!!

沙野風結子先生の作風なのかな、受けが厳しい状況に置かれてのスタート、紆余曲折あって、一途な想いが実りに実ってハピエン♡
だから途中がつらくても走れる。

最初に出てくる鬼灯(ほおずき)のくだりがまぁエロティックで、これは間違いなくキーポイントになるなと思ったのですが、期待通り、ラストシーンにつながりました。

ごちそうさまでした♡

0

まぁエロいこと

シチュエーション萌、というのがふさわしい。
古い習わし、子供の頃からの憧れ?のお兄さん、巫女のおしるし、春画教本!、儀式…
もう、ポイント押さえまくり。

エロさはね、、、自力で剝いとけってとこなんか、ビビりました。思わずそんなの出来るの?とGoogle先生に聞いてしまった。(BLはファンタジー!)
練習風景もエロいし、あとがきにあった抜くとこも確かに。。。

本筋よりもやはりエロシチュ萌な御本でした。
ストーリー的な驚きと言えば、お姉ちゃんも不義な恋をしてたんですねぇ。なんだかそこがリアルに感じました。

1

日本特有のじめっとした空気感

Kindle Unlimitedで読了
昭和初期という時代設定ですが、島という閉鎖的な場面がほとんどなので時代設定に関してはそんなに構える必要はありません。
島特有の因習に縛られた人々が出てくるのですが、昔にはこういうことが本当にあったのではないかというおぞましさを感じました。ファンタジーな部分は特に昭和の映画でありそうな雰囲気。ラブの部分は片想いとすれ違いからの拗らせ愛が好きな人に合うと思います。受けの子がちょっと女々しかったのと(これは作品が出た時代の流行りがあると思います)攻めの印象があっさりめに感じたので個人的に神評価まで萌えきれませんでした。エッチな描写が濃厚というか、じっとりと纏わり付く描写で、先生の作品らしさを感じました。

0

鬼灯ってヤラシイのね

島の因習もの。島に恵みをもたらす海神様の依り代となる輝血様と、海神様を(性的に)おもてなしする巫女のお話。
いい意味でちょっと思ってた流れと違って、単なるファンタジーじゃなくて、謎解きというか、男の子の受けがなぜ巫女になってしまったのか、きちんと理由が説明されているのでモヤモヤがなく、オチはスッキリ。主人公が男の子らしく、意外と行動的なのがいい。が、先代の巫女だった受けの姉含め、代々の輝血様と巫女の関係はなかなかにエグかった…。

幼馴染み同士の両片想いが描かれるのだが、舞台は昭和初めという、男が男を好きになるなんてあり得ない、とされる時代。受けも攻めも、自分の気持ちを表現することすらできなくて、ストーリーが進むごとにこじれる一方。
幼い時の、ふたりで鬼灯で遊ぶエピソードが微笑ましいだけに、すれ違っていく切なさがよりいっそう際立つ。
男の身で海神様をもてなさなければならない受けの体に、攻めがアレコレ教え込んでいく濡れ場はそれなりにエロいのだが、その過程にあまり描写が割かれてなかったのが少々残念。
それより終盤の触手プレイと、想いを伝え合ってからの場面が印象に残る。まさかここで序盤の可愛らしい、鬼灯うんぬんのやり取りが出てくるとは思わず、おお!と思わずテンションが上がりました。
鬼灯を使った子供の遊びを、こんなにイヤラシく書けるなんて……久しぶりに文章でドキドキしてしまった。これからは、鬼灯を純粋な目で見られなくなるかも…。

2

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP