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表紙のイメージよりはマイルドでした。
バーバラさん×ラヴァーズ文庫の組み合わせなのでゴリゴリの快楽責め苦で攻めてくるのかとばかり…w
というのも、嗜虐的な趣味は一切ないけれど、誤解と食い違いから関係が捻れてしまい調教チックに発展するだけで、そこに至るまでの経緯にはそこはかとなく流れる甘さがあるのですね。特に攻めは表紙のような冷たい人ではなかったので不器用な可愛さを感じる部分も。
10年前の作品で多少の展開の古さは否めないけれどラヴァーズらしい作品でした。
さて。
序章は攻め視点ですが、ストーリーが動き出してからは受け視点になります。
志高く立派な政治家の父親を尊敬し活動している攻めは、ある日目の前で父が襲撃に遭い、運び込まれた病院で父の担当となった医師(受け)と出会いました。対応や人柄などにほんのり好感を抱き、自宅療養に切り替わった際に受けを担当医師として派遣してもらいます。
一方受けは妹の借金でヤクザと揉めていました。受けが政治家の家に派遣されることを知ったヤクザは、ある物を盗み出すよう指示をします。それを完了させれば妹の身柄も借金も解放すると脅され、やむなくこっそり屋敷からある物を盗み出そうとするとーーーと展開します。
攻めは受けのことを信頼していたし恋心もあった。
裏切り行為を目の当たりにして嗜虐的行為に及んでしまうのですね。
(少しね、少ーしだけ真面目な都議にしては手慣れてないか?と頭をよぎるがご愛敬)
盗みを働いたことより、ヤクザと繋がってたヤキモチに見えてニヨニヨ。
ヤクザとの取引材料に受けを差し出したとき、ヤクザに図星付かれて狼狽えるあたりがちょっと可愛い。
受けの誤解がとけたあとの不器用さや優しさが垣間見えて良かったです。
受けも医師として誇りを持ち、真面目な人です。
盗む行為も葛藤していて罪悪感を持ちながら及んでいました。
あとがきにはスパイものと書かれていたけれど、これをスパイとするのかは謎。
妹に関しては自業自得だよなーとシラけた部分もあったかな…。
ヤクザを簡単に信じるのは気を付けた方がいいよ!とツッコミたかったです←
一時は歪な快楽に溺れた2人ですが、
想いが通じ合ったあとにラブたっぷりの甘~いエッチもありました♪
本来は真面目な人達なので互いに思いやりのある関係が築けそうな雰囲気かな?
良かった良かった(﹡´◡`﹡ )
個人的にはあとがきが一番面白かったですw
攻めが用意した大量の玩具は誰が買ったんだろうと思いながら読んでたので、
作者さん自らその部分に触れてたのに笑いました。
先の姐様同様、部下に丸投げ説に1票。
奈良絵のスーツを着こなすインテリな攻めが真剣に玩具選んでる姿は見たくないぞ(爆)
表紙からぶっちぎってますね。
ラヴァーズ文庫・バーバラ片桐・奈良千春…この条件でエロくないはずがないっ(。-∀-)ニヒ♪
…というわけで読みました←
…あれ?
あれれ~?
思ってたほどエロく…ない!Σ( ̄□ ̄;)
いや…いやいやいやいや待て落ち着け自分!!
冷静になれ。
始まって20ページ弱にも関わらず、縛られ、バイブを突っ込まれてイかされるわ~893の下っぱに顔射されたあげくに写真まで撮られるという受け様。
弱味握られ仕方なく堅城邸に潜入したものの、信頼してた野秋に裏切られたと思い込み…可愛さ余って憎さ百倍な攻め様の大暴走。
そんな趣味があるようにはとても見えない2人(※堅城邸は養父と正英の二人家族。父上空気だけどね←)な上に、お道具を買いに行く時間も様子もないのに、大人の玩具が出るわ出るわ(  ̄▽ ̄)
そっからは怒濤の描写の始まり~。
個人的に(勝手に情夫と攻めが思い込んでいる)野秋を餌に893の丸山さんを呼び寄せたら「自分にとって大切だから、俺にとっても大切だと、頭っから信じこんでるんじゃねぇだろうな(※意訳=お前、野秋のこと好きなんだろwww)」って返り討ちされて動揺しまくりの攻めが楽しいwww
多分、野秋に一目惚れだもんねwww
病院で初めて会った時、野秋が席をはずしたら出てったドアから目を離せないわ~(←単に珈琲入れにいっただけ)、秘書と入れ替わりに部屋から出ようとしたら「待って下さい!今後、あなたに会える機会はありますか?」…何この必死さwww
それに対する野秋先生「おそらくは、いくらでも」…そら緊急入院した養父の主治医だからいくらでも会うよね。
まぁそんな感じだったにも関わらず、表紙のエロさがかっとびすぎてて「エロい?( ̄ー ̄)」ってなってしまうという罠。
結局最後まで蝋燭プレイは無かったよ!!!←地味に期待してた
ってか正英…「養父はリベラルだからばれても問題ない」…養父を労れ。
大怪我した後に衝撃与えないであげて(´・ω・`)
あとがきの“大人の玩具入手方法(攻め)”確かに気になるwww
実際どうなんでしょ?
個人的には…ネット検索してポチリより、カタログをペラペラ~って捲って適当に丸して部下に「買っておけ」説がいいwww←そんなの部下に頼むな
このシリーズは、何も考えずにエロを楽しむというのが、
読み方なのかもしれません。
奈良さんのイラストもとても合っています。
妹の借金からヤクザに脅され、
政治家の弱みとなる書類を盗み出すように命令された医師の野秋。
しかし、盗もうとしたことに気づかれてしまい、
政治家、正英からの怒りを受けることになる。
正英は、野秋がそのヤクザの情婦であるという誤解をしたこと
からの嫉妬もからみ、道具を使いつつ、酷い目に。
受は、酷い目に合うのですが、何だかんだ言って
最後には、甘い雰囲気になるところが、
バーバラさんの素敵なところです。
救いがあるエロは、読んだ後もスッキリしていいです。
監禁、陵辱等、キーワードだけ見ると好みなはずなのに、萌えには繋がりませんでした。
展開が急すぎる・・医者とか代議士とかヤクザとか、監禁とか道具とか、その設定全部必要?と思ってしまった。
あとエロが多い割に展開や描写が一本調子で、とりあえずエロ入れておけばいいだろうというような感じを受けます。
攻めが何故受けに執着するのか、受けが攻めを好きになるまでの心情、そういった感情の部分が弱くキャラ個人の魅力が感じられません。
特に攻めは全編通してキャラがいまいち立っていない気がしました。
私は「なんかいっぱいやってたなぁ」という感想のみで、「あのシチュエーションは萌えた!」等、記憶に残るは所はありませんでした。
受け付けない所は無いので中立でもいいんですが、これだけエロがあって何故だということでしゅみじゃないにしました。
エロシーンが気に入れば楽しめる作品だと思います。
表紙や挿絵は奈良千春さんだけあってとても綺麗です。
いるいる
コメントありがとうございます♪
前半の真面目さからの急転でちょーっと思っちゃいますよね・笑
アレがないと絶対物足りない(そして話が進まない)とわかってても
ツッコんでしまいました;
fandesu
> 少しね、少ーしだけ真面目な都議にしては手慣れてないか?
ああ!
私も読んだ時そう思いました!
笑いの要素に触れていただけて嬉しいです。