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前作もなかなか変だったけど、今回はもっと笑えました。あっちでクスクスこっちでプププって感じで、まずとにかく面白い。
サスペンスとしては前作の勝ちですが、今回はサスペンス色より『交渉人』のお仕事全開で、作品としたら前作越えをしたと思います。
ストーキングされていると言うホストから依頼を受け、調査をしていくうちに、別の問題が浮かび上がってきてしまい・・・あれこれ誤解を解きながら、八方丸く治めちゃったのに、自分のおしりは兵頭に・・・というお話。
芽吹さんってきれいな男設定なはずなんだけど、中身はおじさんでおじさんで・・・。
頭の回転といい、職業柄といい、口が立つのはわかりますが、ああ言えばこう言う丁々発止のやり取りに、胸がすくやら笑えるやら。
迫力は無いのに思いっきりがいいし、普通だったらここで諦めちゃうんじゃないの?ってところも諦めず、自分のポリシーを貫けるくらい男前だし。
依頼人のためなら、己の体を盾にするのもいとわず、土下座をするのもかまわない、一筋縄ではいかないような男たちを手玉に取り、何故にそこまでするんですかと聞きたくなるほど真剣に向き合ってくれるんですよ。
「人は変われると信じたい」「俺は今のおまえと生きてるんだ!」なんていう熱い言葉も吐けちゃうし。いやぁカッコイイと言いたいところなんですが、全然カッコ良くない・・・。なぜなら、根本的な言動がおじさんだから。
でも、そういう意味ではとっても可愛いおじさんだと思います。あれこれ奔走しながらも、兵頭のことを考えてしまい、果ては美味しくいただかれてしまったら切れちゃうんだろうかとか、あそこの中も洗った方がよかったかとか、いちいちギャグな方向に考えが向かっていくという、外さないおかしさがあってかわいい訳です。
兵頭も二枚目になりきれないお笑い臭をお持ちの方なので、こっちも可愛い。とうとう本懐を遂げられたわけですが、思わぬ失敗をしてしまうとは、おぬしやっぱり少しギャグ体質。
伯田さんの超人的ボディーガードは炸裂するし、前作では殆どしゃべらなかったキヨも、随分前面に出てきたし、次回作もあるとのことなので期待したいと思います。
交渉人シリーズ(と言っていいのかな?)の続編です!
前巻はいつ発売したのかと思って見たら、2007年3月…え!?一年半ぶりの新刊!?
月日が経つのは早いですね…。
相変わらず追い追われ、な関係のヤクザ×交渉人。
つかもうヤクザの兵頭さんがたまらなく好みどどうしたらいいのか(*´Д`*)
いまだかつて眼鏡キャラに対してこんなに熱くなったことないのにーーー
抱かれたい(*´Д`*)
交渉人はまだ続くらしいので、楽しみです。
でもきっと続編出るのはまた一年半後とかなのかなあ…orz
二巻並べて見たら、ちょうど位置入れ替えて対になってるんですね♪
あー兵頭さんかっこいい。
今回は主役である芽吹がほとんどアロハシャツ姿だったのが個人的になんかこう…マヌケで嫌でした(´・ω・`)笑
今回の依頼人である溝呂木の目の前で、兵頭に襲われちゃう芽吹。なんか妙に色っぽかったです
おかげで兵頭も自分から始めたのに我慢できなくて焦ってたのが笑えました
しかも目の前で繰り広げられる淫行に、男同士と理解しつつついつい勃っちゃう溝呂木を見て、兵頭が「この野郎……先輩で勃ててんじゃねえ」って怒るのも笑えました
溝呂木に罪はない!笑
今回脇キャラのキヨと智紀もメアド交換して少~し前進かなキヨって頼りになるし芽吹を裏切らないのもわかるけどイマイチ謎な男なんですよね。掴み所がないというか。
だから智紀に興味を持ったことで彼の人間らしい弱味みたいなものが見えて安心しました
このCPの話も智紀目線でぜひぜひ書いて頂きたいです!!
今回初登場ですが物凄く存在感があったのが七五三野。
芽吹の友達ですが、芽吹に対してすごく過保護で、正反対のはずなのに何処と無く兵頭に似てるんですよね。(本人達は意地でも認めないと思いますが(笑))
兵頭と七五三野が鉢合わせしたら、芽吹を巡ってエライことに~
って思いつつも読者としてはそれが見たいわけで。笑
もちろん榎田先生は叶えてくれました(*^o^*)
兵頭vs七五三野は、生きる世界も考え方も全く違うから絶対相容れないんですが、そこが面白いですね
もちろん交渉人からホストへ転職したわけではなく、あくまでも依頼の調査のためですが。
そして兵頭、ここでも芽吹きへの執着丸出し。大暴走(笑)
今回も芽吹き、体張ってます。
↑の依頼の逆恨みで、首絞められて階段突き落とされそうになったり。
依頼者の溝呂木が拉致されそうになり、自ら手錠で溝呂木と繋がったり。
そのせいで兵頭の逆鱗に触れ、あわや衆人環視プレイとなる所だったり。
手錠で溝呂木と繋がったまま派手に転倒し額を強打したり。
揚句、鵜沢の手下から溝呂木とマリサを守ろうとして、
首を絞められた上に2階から転落しそうになったり。
でも、至る場面で、兵頭が芽吹きの事を好きで好きでたまらない・・・
と言う様子が窺えて、読んでいてついニヤニヤしてしまいます(笑)
今回、兵頭の過去が明らかになります。
そして芽吹きも、溝呂木に多くの嘘をつかれ裏切られかけたも
「変わろうとしている人を信じたいだけ」と、なんだか意味深です。
きっとこの「なぜ信じてやらなかったのかと後悔するのはいやだ」という思いは
検事や弁護士を辞めた過去に関係があるのでしょう。
今後、芽吹きの過去に繋がっていくんでしょうね。
シリアスな内容もありますが、
前編通して芽吹きと兵頭の夫婦漫才(?)っぷりは相変わらずで笑いどころ満載。
兵頭の舎弟たちも相変わらず良い味出してます。
芽吹きの旧友の七五三野も登場し、兵頭との芽吹きを巡るバトルも見物。
そしてとうとう芽吹きと兵頭も晴れて初エッチ!おめでとう~
今後の展開に目が離せません。
本編を読む前の扉絵。
ケータイ電話に写りこんでいる人物は
まさしく先輩こと芽吹v
このケータイの持ち主が誰かなんていうのは
交渉人シリーズファンならすぐわかる仕様のイラストが
本当にこころ憎い演出なんですよぉーv
榎田尤利さんのお話もさることながら
奈良千春さんの挿絵も本当に素晴らしい。
どのページも食い入るように魅入ってしまった!
交渉人シリーズ2作目。
芽吹がホスト潜入しているシーンからはじまります。
依頼人はホスト。
交渉人としての依頼は、兵頭の過去へとつながる・・・
シリアスな話で文章が停滞することもなく
最後までものすごくテンポよく読める作品でした。
本当に遅まきながらこの作品に手を出したわたくしですが
CDともども文句なしの出来、大好きな作品です。
つらつらつら~っと最後まで読み終えて
榎田尤利さんのあとがきには名古屋名物“シャチボン”のお話がw
作中ではこれを“シャチドン”にもじって登場されているというお話を読んだあとに
本を閉じてみるとちょうど裏表紙にあたるところに
ひょっこりキヨが現れるんですよ。そして手には“シャチドン”が!
ほっこりしました。