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絵本のような始まり方。明治カナ子先生の作品を久々に読んだので、空気感に入って行き方に戸惑いつつ、それもまた楽しい。この巻では正直帰着点が分からず、モヤッとしたまま終わります。1冊にまとめていただきたかった。
◾︎市川シオ(潮,うしお,兄)×市川陸(弟,中学生)
◾︎谷口先輩×シオ
この3人の到達したい先が見えない感じ、大変良いです。しかし基本的にはドエロ。下半身を丸出しにしてるシーンが多い。
陸が可哀想やら可愛いやらで悲しくなってきちゃう。でも誰が可哀想かなんてわかりやしない関係性ですよね〜続刊を読もう。
シオが先輩の家の床が汚くてためらうシーンがありますが、誰に使ったか分からないギャグボールやディルドは平気なのかと。そっちの方が嫌だよ。甲次くんにも使うぞきっと。
ハサミを借りすぎだよ。買いなさいよ。
萌〜萌2
「坂の上の魔法使い」シリーズがよかったので一気に燃え上がったコンプリート病。
明治さんの古い作品は読んでいなかったので、ネットで中古書を探してまとめ買い。
したのはいいんだけど、、、
うーん、、、
読み終わってからしばらく考えていたけど、
やっぱり、
「しゅみじゃない」
かな。
読んでも、理解できなかった。
最初の「降りておいで」はまあいいんだけど、谷口先輩がなぁ
谷口が登場してから後の展開が、私の趣味が理解を拒むのよ。
どのみち中学生はアウトだから、この作品はこのまま埋もれちゃうんんだろうなぁ。
☆を一つ減らそうかどうしようか悩むところ。
夢遊病(?)の弟と記憶がない間に関係を持っている兄の話。
兄は弟が好きで、弟は兄が好きだけれど上手くいかない。
兄には、そのやり切れない想いの解消先として男のセフレがいる。
このセフレが別の同時収録の話から察するにとても駄目な人なので、更に兄が可哀想。
この三人はどうなってしまうんだろう。
ちゃんと決着はつくのだろうか。「キモチの行方」みたいな終わりだったら嫌だなあ。
話は都合良過ぎる夢遊病?二重人格だけれど好きな話なのですが、セフレがあまり好きになれない所為か何となくもやもや。
でも、冒頭の「そのまま降りておいで」のシーンがとても美しかったので、☆はこのままで。
ドキドキしつつ、二巻を読みます!
あ、兄が弟には攻め、セフレには受けなので攻めが受けだったりするのが地雷な方はご注意!
明治カナ子さんの初期作品は近親相姦物が多いです。
こちらの作品もそれらの特徴が盛り込まれた内容になっていました。
兄のシオ(攻め)が眠りに落ちた弟(受け)とHをするという話でした。
弟の陸は家庭不和から精神的な異常をきたし、潔癖症で、しかも眠ると二重人格になります。
普段は裸足で室内を歩けない、家族以外の人間に触られるのが駄目、いやらしい話などが苦手、などの潔癖症状があります。ところが眠りに入ると別人格が現れ、兄とのセックスを求める淫乱な性格に変わって、兄を誘います。
漫画らしい設定ではありますが、
兄のシオが、眠って二重人格になっている弟に施すHが、ある種のカタルシス―押さえつけられた欲望を解放させるような意味を持っている点が興味深かったです。
単なる近親相姦ではないな、と。
そして兄のシオは弟や家庭に対するフラストレーションを開放するために、谷口さん(攻め)とHしちゃってます。リバってわけではないですが、兄のシオもまた受け側になる設定だったりします。
弟の陸が潔癖症になったのは、母親が自分の不貞を棚に上げ、子供には厳しく、あるいは突き放すような態度で接しているゆえに、こうなったんだろうな、というのが読み取れました。
というわけで非常にダークで重い内容でありますが、興味を持たれましたらご一読されてみてくださいまし。
潔癖で厳しい母親の影響で、己自身も潔癖性な陸。
陸は潔癖性だけれど読んでいる限りでは素直で歪みは無い様に見える、しかしその内面はやはり鬱屈した何かが澱んでいて特に性的に特化した歪みは睡眠中に兄の潮の元へと訪れて抱かれる事で、おそらくは発散されている、多分。
そんな己自身の歪みに気付かないある意味、邪気の無い陸とそんな陸をどう思ってなのか受け止め、たまに気紛れに突き放したりするけれど決してその手を離す事は無い兄。
潔癖とエロ、それはエロで無くても良いのかもしれないのだけれど陸が思春期の少年というのも含めてやはりエロに繋がるのかもしれないと思う。
潮の感情が読み手に託される所もこの作品の魅力。
ちなみに潮は陸相手には攻ですが、先輩に対しては受。
エロ度はS度が高め。
エロいんだけど、エロでもって表現するストーリー部分が大きいという決してエロだけではないそんな作品。
この兄弟の話はもう一冊「うつしみの手」へと続きます。