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表題作龍は麾く 四龍島シリーズ

マクシミリアン

あらすじ

ついに月亮が白龍攻撃の兵を募り始めた。飛は黒党羽の根城に潜入、月亮に不満を持つ党羽たちに協力を求める。そのとき雷英は飛が月亮の嫡子であることを明かしてしまい…。
出版社より

作品情報

作品名
龍は麾く 四龍島シリーズ
著者
真堂樹 
イラスト
浅見侑 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
龍は微睡む
発売日
ISBN
9784086147477
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ここまできたなら最後まで

 ついに月亮が、白龍を攻めるための人手を集め始めた。
 黒龍全体が不穏な空気に包まれ、黒龍市民の中にも、月亮のやり方を疑問視するものも現れつつあった。
 飛は、何とかこの争いを納めようと、雷英の手引きにより、黒党羽の根城に忍び込み、現状に不満を抱く若い党羽たちに協力を求めた。
 だが、その時、雷英が、飛こそが月亮の嫡子であると、明かしてしまう。
 はからずも次期『黒龍』の名を背負うことになった飛。
 何としてでも白龍の元に帰るために、黒龍の平穏を取り戻そうとしていたはずなのに……

 という話でした。
 こじれにこじれた黒龍がようやく光が見え始めた、と思いきやその光が飛であるという状況に陥ってしまう。
 白龍へ帰るはずだったのに、このまま次期黒龍になってしまえば、ずっと黒龍にいなくてはならず、飛の思惑とはちがう形になってしまう。
 自分は何処かで間違えたのか?
 飛は悩むけれど、ひとまず、走り始めた道を、走り続ける覚悟を決めます。

 せっかく飛が自分の進む道を決めたら、あっちこっちから邪魔が入って、結局真っ直ぐ進めやしない。
 でも、ものすごくうだうだ悩んだ期間が長すぎたから、とりあえずは、間違っているかもしてないけど、今の道を真っ直ぐ進み続けてます。まぁ、あいかわらず、この道でよかったんだろうか? 飛の悩みは尽きないようですが。

 後はラストに向かって走って行くだけ! と思いきや、いろんな邪魔が入ってますが、それでも「自分はどうすればいいんだ?」と悩んでいた時期に比べれば大分健全だと思います。
 どうせここまでシリーズものを読んだのであれば、読者も最後まで付き合っちゃってください!

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