表題作真昼の月2+

辰巳剛士・ヤクザの若頭・27歳
神崎秀一・ビルのオーナー兼管理人・30歳

その他の収録作品

  • 平の日常
  • 蜜月

作品情報

作品名
真昼の月2+
著者
いおかいつき 
媒体
小説
サークル
ノックアウト王様〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
真昼の月
発売日
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

良いんです…

真昼の月は私にとっての金字塔。
何度読んでも良い…! ということで久しぶりに引っ張り出して来て読んでみました。

この「真昼の月2+」は、いおか先生のサイト説明によれば
「『真昼の月』の続編。サイト掲載の第3話に辰巳視点を加えた完全版。」
だそうです。

ストーリーは、「いなくなった恋人を捜して欲しい」という依頼からはじまります。この依頼人というのがカオリさんの知り合いのニューハーフで……という。
ストーリー中、辰巳が適当に茶々を入れたり、と、いつもの「真昼の月節」で、商業誌未掲載のストーリーですからこれは入手して良かった、というのが感想です。何と言ってもこの本、本編ではついぞお目にかかれなかった「秀一から辰巳へのご奉仕」シーン(蜜月)がありますので。

さて、この「依頼人がカオリの知り合いのニューハーフ」というシチュエーション。あれ? と思い新装版を読み返して、ふと腑に落ちたのが、新装版書き下ろしの「ウィークポイント」。もしかしてこの書き下ろしの挿入ポイントからすると、商業誌に収録しなかったこの「真昼の月2+」の代替としての書き下ろしだったのかな? と個人的には感じました。
この話の中で、秀一が警察手帳を偽造して使用するシーンが出て来るのですが、もしかして商業誌に掲載されなかったのはこの辺の事情なのかな? と思ったりも。

同時収録短編「平の日常」は、平の奥さんの由紀子さんが初登場する話です。
オチで辰巳(というか気を利かせた平)がヤクザらしいことをしています。
同人誌の作品は辰巳たちがよりヤクザらしいヤクザに感じます。気のせいかな…。

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