表題作 エス-残光-4

宗近奎吾 → 小西克幸

椎葉昌紀 → 神谷浩史

その他キャラ
篠塚英之[三木眞一郎]/ 五堂能成[成田剣]/ 松倉東明[近藤孝行]/ 鹿目[中村悠一]/ 吉澤徳十郎[高田べん]/ 岩永[最上嗣生]/ 土井[千々和竜策]/ 笠井[松尾大亮]

あらすじ

「エス」――それは裏社会に生きていながら刑事に情報をもたらす人物・スパイの「S」を意味する。
警視庁の刑事としてエス工作に従事する椎葉の現在のエスは、大物ヤクザである宗近奎吾。二人の関係は、すでに刑事とエスという域を超え、後戻りのできないところまで来てしまっていた――。宗近への想いを自覚しながらも、刑事として、八年前に殺された姉の事件の真相を追い続ける椎葉。だが、重要な情報を手に入れた矢先、宗近が銃弾に倒れる!! 関わっていたのは五堂能成。なんと、姉の事件の情報で浮かんできた五堂組の組長だった。椎葉は引き止める宗近の腕を振り切り、ひとり五堂のもとへ飛び込む。姉を殺した犯人をつきとめるため、そしてなにより、五堂の魔の手から宗近を守るために―――。だが、そこで椎葉が直面したのは……五堂という謎多き男の内にひそむ、悪魔に魅入られた底なしの闇だった。相手の弱い部分を本能的に見抜き、引きずり出し己と共鳴させる術に長けている恐ろしい男。「殺せばすべては終わる」―――果たして椎葉は、五堂の負の誘惑に打ち勝てるのか!!

大ヒット「エス」シリーズ、ついに完結!!
椎葉と宗近の長い闘いが、今、終わりを告げる―――。

ひとりの男として俺に誓え。俺を愛していると―――。
(レーベルより)

作品情報

作品名
エス -残光-(4)
著者
英田サキ 
イラスト
奈良千春 
媒体
CD
作品演出・監督
鈴本雅美
音楽
宮本空
脚本
月原真
原画・イラスト
奈良千春
オリジナル媒体
小説
メーカー
サイバーフェイズ
シリーズ
エス
収録時間
78 分
枚数
1 枚
ふろく
フリートーク・ノンカット版8cmCD 応募者全員サービス応募券
発売日
4.5

(44)

(30)

萌々

(8)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
198
評価数
44
平均
4.5 / 5
神率
68.2%

レビュー投稿数9

前作聞かずして、4を聞くな。

このレビュー読んでる人はエスシリーズまったく聴いてない人なんでしょうか。
一応、1から4のうち3、4は話がつながっているので、
4から絶対に聞いてはダメです。
特に原作未読の人。
お気をつけください。
そしてリアタイで聞いていた方は3からかなり待ち遠しい作品になったんだろうな。と思います。
言わずもがなとても素晴らしい作品でした。
古い作品でも色あせず、今では考えられない豪華なキャスティングで聴けるのが
古い作品のいいところ。廃盤になってしまっているけど、どうにか頑張って聞いてほしい、とてもいい作品だと思います。
にしても、中村くん、1作目しか出てこないけど、杉田くんと出てて、
小西さん。神谷さん。とんでもないキャスティングですね。
個人的にも小西さんのよく聞く声のトーン(某ジャンプアニメの柱みたいな)
ではなかったけど、皆さん本当にはまり役ですばらしかった。
神谷さんは刑事役とか多いけどとてもよく似合ってますよね。
男と男のむさ苦しいストーリーていうか、ハードボイルドな世界観が
くせになりつつあります。
そして、そういうのが大好きな方には間違い作品です。

キャストトークが神谷さんがいつもと違って
かなり頑張ってて微笑ましいです。本編かなりシリアスなので、
ほっこりしました。

0

もっとじっくり聞きたかった。

シリーズ最終作の完結編。
いろんなことがいろいろありすぎてちょっと詰め込みすぎというか駆け足な感じがちょっと残念。
最後なのでじっくり聞かせて欲しかったかも。
椎葉は五堂の元で五堂の過去を知り、闇を知り。
その闇に引き摺られそうになりながらもなんとか自分を保とうとして。
結果的には、宗近に助けられたことになるのかな。
既に刑事とエスという関係から大きくはみ出していた2人がようやく事件の終息と共に、個人として向き合うことが出来てよかったです。
今まで崩れてしまわないように抑えていた感情を噛みしめるように吐き出す椎葉がなんだか愛しい。
えちシーンがもう少しあればなぁ…。
これも悔やまれることの1つですね。
それぞれに描いた未来の2人の在り方も、なるほどそういうふうになるのか、と。
宗近が男前というか義量の広い男に見えました。
あと、やはり男前は篠塚。
この人は本当にイイ味出してるなぁ。
渋みのある噛みしめるような演技のみっくんがステキです☆
シリーズ全体としては個人的には2作目の「咬痕」が一番好きです。
どうも、宗近と椎葉の関係よりも、捻じれてしまった永倉と真生の関係に心惹かれるものがあったので。
好きすぎてどうにもならなくなった永倉と好きゆえに言えなかった真生の関係がせつなくて仕方ない。
「デコイ」とはリンク作で宗近がちょっとだけ登場するし、篠塚も登場します。
原作の方では篠塚が主人公?のスピンオフ「最果ての空」もあって。
これがまた篠塚の篠塚らしさがすごく現れてるイイ作品なので是非ともCD化していただきたいのだが、これはもう無理なのかしら…。

1

完結

遂に完結(゚ω゚=)きゃぅ
どーなることかと思いましたが、ハッピーエンドで大円満。
個人的には大満足であります。
前回から引き続きの成田さん。今回はやたら台詞と出番が多くてちょっとときめいた。「成田さんなのにアッサリめな演技」と前回のフリトにありましたが、たしかにサッパリだ。
この五堂(成田)という人物、結局悪役として登場して、いろいろなさつばつ過去を話して死んでいく~という流れだったわけですが、
そうやって弱い部分を見せられてしまうと、どんなに狂っていようとも、なんだかすごく切なくて、すごく可愛そうになってしまった。
自分のことを片羽の蝶といい、もう片羽を求めつづける。
今回のことで死んでしまったのか否かなところですが、個人的には本当の癒しの相手をあてがってあげたくなってしまった。
椎葉の姉を殺した理由。子供だったんですね。
なんか心がしょっぱい。

椎葉と宗近。
ここの2人もようやく!!ようやくですよ奥さんっ!!
これまでは「言ってはいけない」と自分に鍵をかけていた椎葉。
それがいまやそれを必要としなくなり~なガッツリな展開がウマでした。
愛を感じました愛をwwww

どっちかっていうと、五堂さんメインな感想みたいになっちゃいましたが
最後の結末としてすごくよい仕上がりになっていたと思います。
もう一度しっかり聴きなおした上で、原作にも手を付けたいと思います。
とうか、原作も持ってはいるんだよ。
なんにせよ放置しすぎwww

1

未来へ繋ぐ残光

原作未読。エス、咬痕、裂罅、そして今作の残光。「エス」シリーズもついに完結。
前CDが二枚組みだったので、若干肩透かしをくらうかも。ただ、二枚組みにすると色々だれてしまったのかなと考えると、一枚でよかったんじゃないかという気もしている。

前作のあらすじ的なものもなく、すっと本編に入っていく。
ちょっと詰め込み過ぎな印象はあった。次から次へと情報が入ってきて、整理する前に場面転換になって、あまり個々のキャラの心情も語られておらず、「間」というものがあまり感じられない作りになっている。
もう少し一呼吸置いて、物語の動きやキャラの心情を考える間が欲しかった。
早く先をと急かすような気持ちで聞いていた身としては、変に焦らしたりされなくてよかったようにも感じられるけど。
椎葉や宗近、五堂と東明、そして篠塚。様々な人間の心情を描く、感情面を表現するというのは難しい作業だったと思う。一枚でこれだけ重厚なストーリーの中、それを上手く表現していた。
ストーリーが駆け足だっただけに、意外とあっさり宗近の元に返ってしまったのが少し残念。宗近の存在だけが椎葉を生に繋いでいるんだなと思わされる五堂と椎葉の掛け合いのシーンと、椎葉単体のモノローグが凄く印象的だったから余計に。
五堂の過去が、想像していたよりもひどい。精神的な意味でのひどさ。これはおかしくなってもしかたない。
東明があんな性格になってしまったのもちゃんと原因があって、五堂にも五堂たる所以がある。それが妙に生っぽいから、「エス」に登場するキャラはリアルに感じられる。
怒涛の展開、そしてクライマックス。それに相応しい成田さんと神谷さんの演技。武器庫でのシーンは聞き入る。緊迫感が凄い。
海での宗近と椎葉のやり取りのところは、BGMが凄く色っぽくて雰囲気が出ていて、椎葉の「愛している」という台詞もあいまって、ここまでの「エス」シリーズをふっと思い返すと鳥肌が止まらなかった。
やっと恋人として向き合えてからの宗近と椎葉の会話が甘くて甘くて、悶えるくらい萌えた。
一年半を経て再会を果たした二人のやり取りが本当に素敵。あえて余韻を残すような作りに、ここまで全部聞いてこられた幸福感と、終わってしまったんだなあという寂しさを感じさせる。

英田サキ先生の作品で何が一番好きかと聞かれたら、間違いなく「エス」だと答える。
全てにおいて完璧だったという出来じゃないかもしれないけど、間違いなく良作。少なくとも自分はもう十回以上は聞き返しているシリーズ。
このCDに関わった全てのスタッフの方々、サイバーフェイズさん、キャストの方々、特に神谷さん成田さん小西さん、そして原作の英田先生、素晴らしい作品を生んで下さって本当にありがとうございました。

3

フリートークが凝っている

お話は言わずもがな素晴らしいし、キャスティングもどのキャラもイメージ通りで、演技も原作のイメージにたがわず素晴らしかったです。シリーズ通してですが、BGMがすごく良く出来ているというか、原作のイメージをあのまま持って来れたのも、BGMの良さのお陰だと思います。ストーリーを楽しんだ後はBGMに耳を傾けて聞くのも良いかもしれません。
あとはフリートークはですが(このレビューとしてはこっちが本題)、一変して、
色々、神谷さんが飛んでいます。
なんて言っていいか・・・とにかく色んなとこに飛んでます。ラジオのような作りで、まぁ当たり前ですが、本編が本編なだけに本編とフリトとのギャップが・・・w 本編の後少し間をおく方が頭の整理がつくかと笑 メインの声優さんが数人出演。

1

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