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表題作法医学者と刑事の相性

江夏孝美,38歳,無精ひげの刑事
冬城温史,32歳,美貌法医学者

あらすじ

「今こそお前の罪を償うときだ」──法医学者・冬城(ふゆき)の元へ届いた一通の告発状。その捜査に訪れたのは、よれたスーツに無精髭の刑事、江夏(えなつ)。自分の腕に絶対の自信を持つ冬城は、「俺がミスするはずがない」と怜悧な美貌で一蹴。非協力的で高飛車な態度に、呆れる江夏と一触即発状態に! そんな時、不審な自殺体が発見されて…!? 相性最悪な法医学者と刑事が、遺体に秘められた謎を追う!! 
(出版社より)

作品情報

作品名
法医学者と刑事の相性
著者
愁堂れな 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
法医学者と刑事の相性
発売日
ISBN
9784199005541
3.6

(40)

(9)

萌々

(10)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
17
得点
140
評価数
40
平均
3.6 / 5
神率
22.5%

レビュー投稿数17

いいなぁこの関係

この次の本で最終的にくっつくのですが、二人の関係というか大人の二人が素敵です。

今で言うヘタレ攻め、と言うやつかもですが、、、
攻めのもっさいおっさん(といってもまだ40前ですけどね)が良いやつで、こういうストーリーが大好きです。
最近は少なくなってきた、ネタが切れてきたのかもですが、仕事と恋愛の具合がちょうど良い。受けが元々ゲイのパターンは、なし崩し的にエロに突入しても「きっと準備してたんだろう」という想定でリアルに読めますし。

ドラマCDもあるのですが、小西遊佐ペアなのでハズレないのでは?と思うので中古で入手して聞いてみたいです。

1

事件がメイン?

これが襲い受けか!初めて読んだ!

他のレビューにもあるように私も中◯先生の作品を思い浮かべました。
攻めは男盛りで無精髭で体格がよくて素材はいいのにヨレヨレの無頓着。
仕事熱心で思いやりのある男前。

事件を追う中に濡れ場が2回。特に1回目は襲い受けで、初めて遭遇し興奮しました。こういう感じなのか!と。

BLらしさは濡れ場くらいかな?お互いにひかれあってく描写も少しあったのですがメインは事件の謎と解決かと。

受けさんは人のことばかりな性格になってしまったということだけど、元カレに未練はないのかな?その辺が見当たらなくて知りたかったです。

この二人の関係は発展するのでしょうか。それとも受けさんがはっきり返事を返さないまま本当は好きで体は繋げるのでしょうか。

続編を用意してるので続きを楽しみに読みたいと思います。

1

美しき襲い受け、登場。

この作品を読んでいて、年上で包容力のある攻めだなあと思い、何故かもう1人の先生を思い出しました。
それはワイルド系オヤジ攻めで有名なアノ先生、そう、中○○也先生なんですけど、私が中○先生の大ファンでもあるからそう感じたのかもしれません。攻めの口調やCP2人のテンポのいい会話などに、年上ワイルドかつ優しい攻めの共通点を見出したのかもしれません。
本作の内容は結構シリアスで、サスペンスです。
法医学者として、真摯にご遺体に向き合って最期の声を聴く、と誓っている冬城。すごいクールビューティなんだけど意外とべらんめえで。(そしてゲイです)
絡むはこちらも仕事に熱血な刑事江夏。45に見える38才。(こちらはノンケ)
冬城への脅迫状事件と、時を同じくして起きた自殺事件を一緒に捜査することになって、距離を縮めていく。というと聞こえはイイが、その実態は酔った上での冬城の「襲い受け」であります!
また言うに事欠いて「犬に噛まれたと思って忘れてくれ」って…。冬城の性格さっぱりしすぎ。この夜からなんとなく意識し合うんだけど、2人の掛け合いは気の合う悪友みたい。
事件の真相は、兄妹と妹の婚約者の、哀しく切なく複雑な恋模様が絡んでいました。
そしてこれから江夏と冬城の関係も進展していきそう??
高階佑さんのイラストも大変素晴らしいです。特に江夏を襲っている冬城のお顔、最高!

3

まさか、泣いてしまうとは……

電子書籍を購入。
まるまる、1つの話です。

サスペンスものです。
よくある感じの内容。
2時間ドラマでお約束的な。

なのに、なのに、
泣いてしまいましたよ。
まさか、泣いてしまうとは予想外。

プロローグとエピローグで泣いてしまいました。

主人公二人は、もう、どうでもいいかな(笑)

事件の裏で繰り広げられたであろうドラマを、想像(妄想?)して、胸を熱くしちゃいました。
あー、久しぶりにいいお話を読ませてもらいました。

続編は、私にはイマイチでした。
主人公二人にはあんまり萌えなかったから当然ですね。

5

結構、本格的なサスペンスもの

どっちかと言うと、作家さん買いかな。
自分の腕に絶対の自信を持つ法医学者・冬城(ふゆき)。
かつて、彼の鑑定結果にクレームをつけてきた刑事・江夏。
第一印象がお互い最悪なんだけど、
ひとつの事件を追いかけるうちに、
仕事に対する考え方にシンパシーを感じるようになって‥。

愁堂さんがあとがきで「2時間サスペンス調のお話」
と書いていましたが、所謂お仕事BLとしてだけではなく、
推理サスペンスとしてもきちんと成立している作品だと思いました。
男同士の恋愛にあまり抵抗がなく、
お互いの仕事に向き合う姿勢に共感する気持ちが
恋愛に昇華されるかんじですね。
同時進行する「事件」にまつわる恋の話もせつなかったです。

蛇足ですが、カプの名前が夏×冬で対になっているんですね。
こういう遊び心嫌いじゃないです。

1

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