amazonの電子書籍版です
美しいこと、この「愛すること」を読まずして語れません。
これが読みたくて、通常はeBookで読んでいる電子書籍なのですが、楽天koboをインストールしました。
(だからアプリにはこれしか入ってない)
木原音瀬さんの作品は、いつも思うんですが、本編の後に続く同人誌や小冊子で救われたりするんですよね。痛い、と敬遠されがちですが、読者にそれぞれの読後感を味わわせながら、主人公達のその後や顛末を用意されているというか。
書き下ろしに入れりゃいいじゃん、と言う意見もあると思いますが、読み終わって修了してから、あらためて手に取るところに意味があるのかなと思ってます。
そのわかりやすいのが、リベットと天野さんの書かれたコミックスのその後。天野さんの解釈で書かれた物語になっています。
私には表現力が無いから書けないけど、それぞれが思う続きの物語があると思ってます。
でもって、この二人(松岡と廣末)がこのようなその後を迎えられたのはほんとに良かったと思うし、きっと廣末も一度こうなったら後は大丈夫かな、と思ったり。この後も松岡が泣かずにしあわせになったら良いな。
この本を読むためにここまできたんだ…
そうかそうだったんだ…
という気持ちにさせてくれた本…
沢山BL小説読んできた木原音瀬先生大好き人間ですが。
No. 1です…♡
最初はプレミア価格で手が出ませんでしたが
今は読めるようになって
いい時代だ…
小冊子が電子書籍化したのに、レーベルがなくなって読めなくなり…からの電子書籍で復活!
ありがとうございます!
愛しいことで完結にした木原先生すごい。たしかに愛しいことで完結にする方が綺麗なのはわかるのですが、あまりにも甘さが足りないよ!!!(笑)せめて愛しいことの巻末に愛することをつけてくれ…
先生にはこの2人はもう揺らがないだろうという自信があったのでしょうか。それともどうなるかわからないという想像の余地を残しておきたかったんでしょうか。
個人的に愛しいことで結ばれてもなお不安が残っていた松岡にとってはここからだと思うんです。
ここから廣末を信用できるようになってからが本当に2人が結ばれるんじゃないかなと。だから愛することを読んでこそ、私は美しいことシリーズは完結するのではないかと思ってます。
今作は二人の恋人としての甘さだけではなく、松岡が廣末を信じられるようになるまでの過程も書かれています。
不安に思う受けが大好きな私、美しいこと愛しいことはつらくて読み返せないのですが、本作はめちゃめちゃ読み返しています(笑)
とにかく、美しいことシリーズを読了された方にはぜひ読んでいただきたい作品です。
単純に読むことができてよかったです。
美しいこと、愛しいことの松岡君と寛末(呼び捨て)の後日談。
やっと甘々な日々か〜と読み始めたのですが、最後まで寛末の事を信じきれなくてハラハラしました。
気持ちは松岡君とリンクし過ぎか。
普通のBLならずっと前にハッピーエンドだよなぁと、思いながらドキドキですよ。
後日談なのに、合間に挟まる2人のラブラブなやりとりも信用できなくて、疑心暗鬼になってしまった自分を嫌になりそうに。
この2人もう大丈夫だと信じたいです。
寛末さんを信じながら、もう一回読み返せば苦手を払拭できるかな?
この小冊子の存在を知った時にはもう一生読めないものと思っていたので、こうして電子書籍化してくださり関わった方全てにお礼を言いたくなります。
「美しいこと」ではビター気味なラストだった二人、「愛しいこと」では漸く漸く恋心になり、そしてこの「愛すること」はさぞ甘々なのだろうと思って読みました。それが変わらず松岡は寛末を信用できず、乙女の様にクヨクヨ(言い方が悪くなってごめんなさい。可愛いんです)。
寛末に嫌われる要素は排除したいと禁煙し、よくじゃれつかれるあご髭を誤って剃り落とせば落ち込む。また田舎に帰られるんじゃないか(妻かよ!)と下手に転職先を切り出せなかったり、
鈍感で空気の読めない口下手な癖にプライドの高い寛末に気を使う。
男同士でノンケ同士だということを、出会いが女装から始まる松岡は更に自身の性に引け目を感じるところが可愛く映ります。
寛末はBLの外に生まれた男だと思って読んでいましたが、どんどん松岡が不憫に思うほど融通の効かない人間。でもだからこそ話が読めないしやきもきしながら読むのが面白いし、甘々になるとカタルシスまで感じます。
寛末が、松岡に我儘を言って欲しいと「例えば(ネタバレ)とか…」という言葉にスッと冷める松岡に笑いました。
二人の頭の働き方や気が利く利かないの差が話に活きる作品ってなかなか無くて面白い。
六嶋の事務所での寛末のブレないお堅い仕事っぷりにも笑いました。