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この本は、江夏視点と冬城視点とで進むので、私には少し読みにくかったです。
ただ、二人がすれ違いながら時間が進み、事件が起こり、なのでお互いの心理描写をするには仕方なかったのかな。
デート?してるのに進まない二人。
ウブというより、大人で達観してるふうにしてるから、だから聞く、話す怖さというか自己完結しちゃうというか、、、
ゲイの新人当て馬君と元カレ君がややこしくしてますが、彼らのお陰で最後は気持ちをお互いに言えて分かり合えたのよね。
そして冬城ママ!
江夏に電話するのナイス!
良いとこで出てきてくれました。
これからも二人が幸せでいてほしいなぁ。
2作目は事件と二人のすれ違いがメインかな?
話の7割くらいすれ違っていてあまり二人のやり取りがありません。
攻めの誤解で受けを避け続けるのですが、これは誤解しちゃってもしょうがないようという場面を目撃してしまいます。
受けも攻めが合コンに参加する話を聞いて、もう自分には好意がなくなったのか!やっぱり女性がいいのかと荒れます。
二人とも辛いです。
攻めは早く受けに事実を確認してればと思ったのですが、そうしちゃうと話が成り立たないのかな。
色々あってちゃんと言葉にして伝えたり相手に直接確認することが大切だと気がついて、お高いの誤解も解けエッチに突入になります。
エッチがマンネリな気がします。1度目はまた泥酔いからのだし、2度目も描写に目新しさがなくちょっとガッカリ。
でも受けが今度はちゃんと甘えられて気を使わない恋人ができて良かったね!当て馬退散!
事件は親子がお互いが犯人だと思い込み庇い合います。そこでも言葉にして伝え合うことの大切さ、受けの親子ともども親子愛がみえます。
真犯人はあっさり捕まります。
前作を読んだ時はきっとなかなかくっつかないのかなと予想しましたが、こんなにすれ違うとは。
続編ってすれ違うパターンありがちな気がする。
もっと二人の甘々も読みたかったです。
前作「法医学者と刑事の相性」から続いて、「友人以上恋人未満」の二人。
刑事の江夏は初めての男との恋愛に戸惑っているため。一方法医学者の冬城は、ゲイでもない江夏が同情で「付き合おう」と言ってくれたのではないかと思えて、江夏の告白への返事を渋っていた。
お互いが思っている事を言うこともできず、聞くこともできず、という悶々とした「初恋」状態。
そうこうしているうちに冬城と元カレが会っているところを江夏が目撃してしまい、ヨリを戻したと思い込んだ江夏が冬城に素っ気ない態度をとったり、江夏が合コンに参加する事を冬城が知ってしまったり、という誤解の上のすれ違いがあって、冬城サン、ママのお店で号泣泥酔です。
あの、ルックスはクールビューティで、性格はサバサバと男っぽい冬城が!江夏は女の方が好きなのだ、と涙ナミダ……ここ、えーっと思う方もおられるとは思いますが、私はかわいい〜と思っちゃいました。
そして、江夏〜!冬城に冷たくしないで、話を聞いてあげて!と思いました。
今回の事件が、ヤクザの結婚詐欺絡みの殺人で、母と息子がお互いを犯人と思い込んで自首してしまう、という展開。相手の話を聞き、自分のことも話す事がお互いを分かり合う一番の方法・手段である、という本作のテーマが暗示されていると思います。
鏡花ママが冬城の涙のことを教えてくれて、冬城の気持ちを知った江夏。そして二人は熱いHと共に、お互いの気持ちを確かめ合ったのでした…
今回、江夏の後輩刑事で近衛という王子様キャラ(そしてゲイ)が登場します。江夏に気があったみたいなのですが、冬城にあっけなく撃退されちゃうので、スピンオフで救済があってもいいなぁと思いました。
そして、前作に引き続き高階佑さんのイラストが素敵でした。
もっさりだけど優しい江夏と、ツンな美女、でも女々しくならない冬城のカップル。
続編ではお互いの気持ちのすれ違いがテーマ。
正直、こういう展開は苦手。ただよく話をすればいいだけなのに、うじうじ女子高生みたいに悩んで行き違ったあげく、最後誤解が解けてハッピーエンドという、よくあるストーリー。何も生まれないし成長もしないしリアリティも感じない。。
お互いつき合うのかどうなのか、というところで前作が終わっているので、男前受けのキャラを活かして丁々発止だけど惹かれちゃう、みたいな展開を期待していただけに、ちょっと残念。冬城がうじうじしちゃってました。
サスペンスと恋愛の進行が絡んでいるのは面白かった。サスペンスの方は特に無理も感じず、近所のもんじゃ焼きやさんの家庭事情、冬城の親子関係がリンクしていてなかなかよく考えられていました。
ただ、地の文に情緒がなく、まるでレポートみたいな調子なのと、江夏の口調が後半で別人のようにうそっぼいヤクザみたいになっていたのが興ざめでした。
サスペンスが面白かったので本来なら萌えですが、色々疑問なところが多くこの評価になりました。
前作ではもやぁっとした終わりを見せた二人。
進展するのか!と期待して読みました。
なんだろうなぁ、大人だからこそ、いらんプライドだとか気遣いが裏目に出るというか。
大人になるにつれて不器用になってしまう様が描かれているような気がしました。
『大人』だからそれなりの対応をしなきゃ。
『大人』だからみっともない真似は出来ない。
そんな焦れったさがあったように感じます。
結局、お互いがお互いに悪い方向へと考え、それを確かめることもせず、泥沼にハマっていく…。
あぁぁぁ、違うんだよう、ソレ誤解!と何度二人に突っ込んだのか。
とまぁそんな焦れったさを楽しみつつ読み進めていきました。
最後にあるベッドで寄り添う二人の挿し絵がなんともまぁ幸せそうで胸いっぱいです。