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かわいいかわいいって、たくさん愛をそそいで、濡らしてあげます。
こんなにすばらしい告白シーンは見たことない、シンプルな言葉なんだけどこれを言われて嬉しくない人はいないと思う。白川先生が泣くのをみて私も号泣しちゃいました。イロメのCPの後日談なんだけど、いい話ばかりというか、恋をするいじらしさが淡々(まあ色々はあるが)かつ、情緒たっぷりに描かれていて素晴らしかった。BLで読みたいこと全部描かれている。
絵も素晴らしくて(もちろん)構図とか背景とかこんな瑞々しさを感じる漫画ってなかなかないんじゃないかなと思います。決して暑苦しくないのに心にいろんな想いが湧く、静かに深く感動させられる作品だと思います。
そして匂い立つようなエロス、受けの涙がここまで訴えかける漫画もないと思います。その表情ひとつ一つに上品な官能が表現されている、かつちゃんとエロい。やはり草間さかえ先生は天才だと思いました。(みんな知っている)
イロメの短編4本(4cp)のうちの3cpの続編や前日譚が収録された一冊(イロメの「花いちもんめ」の小野×森崎の続きも見たかったけどそちらはなく残念)
草間先生の短編集は満足度が高くて好きで、イロメもそうだったのですが、その続編で長編を読んでいる気分になりとてもうれしいです。
「よい子わるい子」「かたくてやわらかい」
ナオシと光彦も好きなcpで。
光彦がキスをねだって甘えるのがかわいい。
ナオシは堅物そうなのに、おじいちゃんに2人が付き合っていることを話したんですね。しかもめっちゃ当たり前のように。オープンな家庭でほっこり。光彦の「ナオシのアホー」もかわいい。
「サイン」「ヌレル」「フロウ」
野田と白川の出会いのエピソード。2人ともかわいい。
襲われる白川を助けるため、野田が竹刀を取り出して構える姿がめちゃくちゃかっこいい。好き。剣道強かったんですね!
野田は主将のことが好きだったのか。無自覚にゲイの気があったってことね。
で、イロメで野田が桃山にいきなり口でシたのは白川のアドバイスからだったとはww なんでだろ?と思っていたのでスッキリ納得w
桃山に迫られる野田がエロかわいいです。さすが草間先生お好きなメガネ短髪キャラ(私も好きです)
が、しかし、このcpはここまでで、ここからは壬生谷×白川のターン。
合間に出てくる野田が怒ったり、世話焼いたり、いい味出していました。好き。さすが草間先生推しキャラw
野田と白川の腐れ縁のような関係いいな、と思ったら生徒に誤解されていましたね。
野田が壬生谷に昔の白川の話をして、護身のため柔道をしていたと言う流れで、白川が生徒を投げるシーンがくるのは、草間先生やっぱり上手いなぁ、気持ちいいわぁと思いました。
壬生谷もがんばった。健気に走り回ったり、ジンジャーティーオレ?作ったり。白川を一生懸命守ろうとして。
それを聞いて泣いちゃう白川がめっさかわいい。
野田先生の部屋また散らかってるしw
カバー下のS氏の証言もおもしろかった。
草間先生の文章もウィットに富んでいて(死語?)大好きです。幕間のちょっとした文章やあとがきにくすっとさせられたり、ほほ〜と思わされたり毎作楽しいです。
◾️よい子わるい子/かたくてやわらかい
「イロメ」のレビューで書いた通りやっぱり光彦は策士でしたけど、ワルになりきれない高校生なのが可愛いです。
◾️サイン他
野田と白川ってこういう関係だったんだ〜というお話。好きです。草間先生の作品全部好きなので好きですって言ってなくても好きですけれど。白川のたくましさと、野田の案外と世間知らずでピュアな感じ、好きです。
「ヌレル」ってエッチなタイトルだなと思うのは汚れた大人。狙ってないわけないけどね。野田先生のスイッチは大人なスイッチ。
素手よりゴム被せた指で後ろいじる描写の方がより好きです。
『イロメ』の続編です。前作を読んでからの方がいいと思います。
幼なじみナオシと光彦カップルのその後を描いた『よいこわるいこ』『かたくてやわらかい』
ちょっと臆病な光彦がナオシと両思いになって、もっと強い絆を求めて早く身体の繋がりを持ちたいのだけど…というお話。
自制できる攻めは良いな。
結局最後まで出来てないのですが、2人の絆は結構深いと思う。ナイスカップルでした。
野田と白川の高校時代の話、野田と桃山の小旅行など短編が続き、『フロウ』前後編は白川先生を中心にある事件が起こってしまい…な展開です。
考えすぎな白川、シンプルにただ真っ直ぐな壬生谷、なんやかんやで白川を援護してくれる野田、ワンコ桃山が加わり解決に導いてくれます。
最初から「俺が好きなのは壬生谷だけ」で済んだ話なんだけど、停職より壬生谷と居られなくなるのが嫌だなんて可愛いですよね。
イチャイチャの後にまた一波乱でしたが、壬生谷の深い愛でまるく収まってホッでした。
生徒×教師、新入生×3年間休学していた先輩、幼馴染同士、卒業生×教師。
4CPの話が収録されていた『イロメ』の続編です。
今作では小野×森崎は登場しませんでした。
【よい子わるい子】【かたくてやわらかい】 萌
まずはナオシ×光彦の登場。
前回、何だか煮え切らなかったナオシは、今回も光彦をもだもださせてます。
最後までできない問題で悩む光彦は、ナオシが平気な様子にもやもや。
でも平気って言うより、ずっと一緒にいるつもりだから焦ってないだけだったのかな。
サクッとおじいちゃんに交際報告しちゃうナオシも、お赤飯を用意しちゃうおじいちゃんもナイス。
前作ではモテ男オーラ全開だった光彦が、すっかり可愛らしくなってました。
【サイン】 萌
お次は桃山×小野。
桃山が無事高校を卒業して、写真科の学生になってます。
冒頭部分は小野の高校時代の回想。
周囲にも自分の感情にも鈍感な小野は、まだ可愛かった白川が絡んだ出来事がきっかけで、やっと自分の気持ちに気付くという鈍さ。
その代わりというか、桃山は人一倍勘が鋭い。
お互いに補い合えていいんじゃないかなあと思えるエピソードでした。
【ヌレル】 萌
桃山の撮影旅行に同行した小野とのイチャイチャ小ネタ。
【メガネ】 笑
小野の日常。最後のコマに辿り着いた後、絶対もう一度読み返す小ネタ。
【ミソカ】 萌
初詣に行くべく、小野宅に桃山×小野を迎えに来た壬生谷×白川。
白川のコンプレックスをサクッと突いてくる小野の無神経さよ…。
【フロウ】(前後編)【オーバーフロウ】 萌2
白川が愛のために戦います。
この話、好きです。
相変わらず壬生谷と桃山は、母校にちょくちょく遊びに来てます。
同じ卒業生×教師でも、なぜか桃山×小野からは長年連れ添った夫婦感が漂う…。
白川の悩みが物理の教師らしいというか、考えすぎというか、石橋を叩いて渡るタイプというか、です。
衝突点に至ったときの、余計な心配をかけたくないし、自分の隙的なものを自戒して、そんな自分を知られたくないという白川の気持ちも分かるし、大切なひとの役に立ちたい、悩みは分けてほしいという壬生谷の気持ちも分かる!
お互いが相手を思ってのことだから、余計にもどかしい。
それにしても恋愛経験豊富そうな白川が、うまく立ち回れないほど壬生谷のことが好きなんだなあって、にやにやが止まらない作品です。
全然関係ないのですが、草間先生の描く湯気が好きです。
湯気もいっぱい見られて、満足な1冊でした。