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高将にぐん先生の小説は、「キミログ」に次いで2冊目です (*^ー^*)
キミログの時は主人公は二人とも学生でした。それゆえかめちゃくちゃ可愛く、萌えました~(笑)今回の主人公は二人とも社会人ということで、もう少し大人の設定です。ですが可愛くって、夢があって、ほっこりさせてくれることに関してはほぼ同列の作品と言えます。にぐん先生の小説には、いわゆる悪人が出て来ません。それゆえ優しい気持ちになれますし、心の底から癒されます。現実逃避をしたい時や、悩みがあった時など、私は先生の小説を読んで心をリフレッシュさせようと考えております。
さて、本書は2部構成になっております。
1部目のタイトルは表題と同じ「恋するしっぽ」。主人公2人の、出会いから恋愛が成就するまでが描かれています。
2部目のタイトルは「恋するヒーロー」。その後の甘々ラブラブなエピソード。
攻めは響。今を時めく人気若手俳優。遊園地で週に2度、特撮ヒーローショーに出演中。
受けは俊太。同じ遊園地で「ベリ子ちゃん」というピンクの仔豚の着ぐるみ姿で、子供たちに風船を売っています。
まさに職場恋愛♪
最初の出会いは、響が着ぐるみを脱いだ俊太に話しかけたことから始まります。響はこの時すでに「ベリ子ちゃん」に恋をしていて、「彼女」を待ち伏せしていました。まずは俊太を夕飯に誘い、「ベリ子ちゃん」の中身が誰なのかを尋ねます。ところが守秘義務があるため、俊太はおいそれと中身が自分であることを口にできません。でも「ベリ子ちゃん」の名前をつけたのは自分であることや、名前の由来などを教えたことで親しくなります。親しくなっていく中で、俊太はどんどん響に惹かれていきます。それは響を見て赤くなったり、どきどきしたりする俊太の様子から、うかがい知ることが出来ます(*^~^*) もちろん、俊太はゲイではありませんがね。
で割と早い段階でベリ子ちゃんの中身が実は俊太であることを、響に知られてしまいます。響の驚きは当然のこと。だって、ベリ子ちゃんのことを女の子と思っていたのですから。ですが、この時の響のセリフが実に意味深なのです。
「男の俺なんか、どうしたって、好きになって貰えるわけない!」って。
そんなんです、この二人(^^ゞ もうね、女だから好きとか、男だから好きとか、そんなものを超越してます。俊太が俊太だから好き。響が響だから好き。好きという気持ちに、男とか女とか、関係ありません(●´艸`) そんな感じが良いです!つか、まさしく私のツボ。
俊太は顔にコンプレックスがあるため、誰ともお付き合いをした経験がありません。…でも私にはとても可愛くて、心優しくて、キュートで…ブサイクだなんて…信じられません(>_<) だから信じません(笑) とはいえホントは私、こんな「自分に自信のない受け」の設定が大好物です。ただし1部目の終盤、響は俊太を「こんな可愛い子、俺は他に知らない」と言ってます。(あばたもえくぼ?)また2部目、響の妹の奏ちゃんも俊太を可愛いと言い、兄の響よりも「先に俊太を見つけたかった」と嘆きます。俊太のコンプレックスのブサイクは、一見ブサイクなんだけど可愛いという、あのブサカワだったんですね(*^-^*) つまり、美人ではないものの、見る人によってはとても愛嬌のある可愛い顔立ちなのでしょう!
そんなこんなで二人はとうとうお付き合いをすることに…。そして紆余曲折を経ながらも、ようやく二人は結ばれます。
こんなにも爽やかで、ほのぼの系のお話なのに、意外や二人のHシーンは結構エロかったです(//∇//) それこそ「萌え~」という表現がピッタリで。だって攻めの響は、案外エロのシーンではSなんです。俊太にあんなことやこんなことを強要するのですから。響のイジワル…(*ノノ)
にぐん先生には今回も楽しませて頂きました♪電子書籍化されている先生の小説は、少しずつ購入しております。また読んだらレビューしますね♪でゎでゎ、この度は長々とレビューをお読み頂き、ありがとうございました<(_ _)>
ヘンタイ紳士見参(○・`д・)vキリ という話ではなくてですね、攻めがストーカーっぽいとか変な言動しているとか…ィェ(゚A゚三゚A゚)ィェ そんなことないですよー…ァハハ…(棒読み)
何というか可愛らしいお話でした。
もっとバレるまでに時間が掛かって、受けがウジウジして胸がキューってなる展開を予想してたんですが、結構あっさり前の方でバレるという…orz←残念
あと、ちょっと読みづらかった。
サイトの連載ものとして読んでいたら気にならなかったと思うのですが…場面切替が細かいからプツプツ途切れる感じがして…波に乗り切れず・゚・(PД`q。)・゚・
それにしても何て豪華なヒーローショー。
人気俳優が年間を通じてやってくるなんて贅沢~(*´Д`*)
不細工受け設定ですが、イラストは可愛いです。
但し51ページのベリ子ちゃんのしっぽは…「それ違うヾ(*`Д´*)ノ」と叫びたい。
響補正のベリ子ちゃんしっぽは丸~くなっているのです。※13ページ参照
ハート型にしっぽを曲げるのは53ページ以後のこと。
バレる瞬間のしっぽはハートじゃなくて丸なのですー。
気付いてしまうととても気になる本文とイラストの違い(´・ω・`)
にぐんさんのサイトに載っていたイラストが猛烈に素敵でした~(///ω///)
特にベリ子ちゃんの愛らしさといったらもう…ヤバいです。
格好良い響とブサカワな俊太も素敵なので本を読んだけどサイトは見てないという方は是非ヾ(≧∇≦)
番外編も載ってますしね。
今回は特撮ヒーローで人気の若手俳優と
着ぐるみ子ブタ・ベリ子に入っている青年のお話です。
ブサな子豚ちゃんが超イケメンと恋人になるまでと
本編後のラブラブな後日談を収録。
受様は
極端に垂れた三白眼と少し上向きな低い鼻
とじても八重歯が覗くブサイク君です。
顔立ちと小柄な体格と気弱な性格で
女の子にもモテた事もないのですが
ソレを事実と諦めてもいました。
そんな受様のアルバイト先は
郊外の老舗遊園地です。
受様のお仕事は
赤い水玉のスカートをはいたピンクの子豚
べリ子ちゃんになって風船を売る事。
最初は恥じらいもあった受様ですが
ベリ子になっていると受様が近寄っても
誰もが喜んくれてます。
容姿にコンプレックスのある受様にとって
ソレは何より心強い事で
とっても楽しく働いていました。
そして受様が今回の攻様と出会うのも
この遊園地が縁になるのです。
今回の攻様は
絶賛放映中の子供向け特撮番組で
ヒーローを演じている若手俳優です♪
今期の遊園地では週二回
TVと同じ俳優がヒーローショーに出演していて
特撮好きの子供達ののならず
攻様目当ての女の子達も沢山やってきています。
攻様はTVで見ても
爽やかで見栄えの良いイケメンですが
実物はTV以上にまぶしい存在なのに
しかもべリ子の受様にも
気さくに優しく接してくれるのです。
それでも人気俳優と着ぐるみバイトの受様とは
親しくなる接点なんて無いように思われますが
なんと攻様は
ピンクの子豚ちゃんに恋をしていたのです♪
そのきっかけは
ぶつかられて風船を手放してしまった女の子と
べリ子ちゃんのやりとり。
バイトの受様には代りの1個はあげられません。
せめてと受様がした事は手の中の風船を
一緒に空に放ってあげる事だけ…。
ソレを見ていた攻様は
そんな事が出来るベリ子ちゃんは
絶対優しい女の子だと思っちゃうのですよ(笑)
確かに優しいけど、
女の子じゃないのですよね。
攻様の気持ちを知れば知るほど
受様は自分がベリ子だと言い出せません。
そんな時、
塗り替えをしていた塗装工が
落としたペンキ缶から子供をかばう為
べり子はペンキまみれになってしまいます。
その結果、
その場に一緒にいた攻様に
ベリ子の正体が受様だとばれてしまいます。
恋した相手がブサイクな男だったなんて
知られたくなかったのに!!
ところが攻様が発した言葉は意外なモノで?!
イケメン×ブサイクですが
見た目は正反対でも中味は似た者同士な二人の
ほのぼので温かい恋物語になります♪
初出はサイト掲載作になりますが
私が最初に読んだのは同人誌でして
胸キュンな可愛さにノックアウト状態でした(笑)
受様は容姿にコンプレックスを持ってますが
消極的ではあるモノの卑屈になることなく
相手を思いやる事が出来る青年です。
人が見ていても見ていなくてもね。
そして攻様も真面目でまっすぐで
正しいと思う事を言葉で行動で示せる人です。
受様がベリ子ちゃんだと判った時、
ガッツリ落ち込んだのは
大好きなベリ子が男の子なら
攻様じゃ恋人になれないという事なのです。
相手が男な事じゃなくて
自分が男な事がダメだと思うのがスゴイ!!
飲み会のエピソードとか、
鍵のエピソードとか
攻様宅訪問のエピソードとか
本作はキュンポイントが満載ですが
ココが私の一押しです♪
まとまった後を描いた短編は
攻様がより甘々になっておりますが
天然な受様の言動もソレに負けず劣らず(笑)
もうこの2人には
御馳走さまの言葉しか有りません。
もう少し読みたい方には同人誌もお薦め。
よりラブラブな二人の世界と
脇キャラの恋話も楽しめますよ。
なお、
作中で攻様が出演している戦隊物語は
にぐんさんのHPにて閲覧可能♪
今回は本作同様、ブサイク受で一作
栗城偲さん『冗談やめて、笑えない』はいかが?
こちらはツンデレ受ですけど(笑)
八重歯出てて細身で、自分に自信を持ってない俊太
ヒーローショーでも人気者でいい人でイケメン芸能人の響
この二人のお話です。
とにかく受に萌えまくりました。
八重歯をきゅっと噛むとか、三白眼とか、ショルダーバッグの紐部分をぎゅっと掴むとかいう描写にすごく萌えた。
気弱そうというか、自信のなさそうな表情が見えるようでした。
対する攻・響は、とにかくいい人でイケメンで誠実で、俊太が大好きで一直線で、でもちょっと変態(笑)
でもカップルになってからはちょっとSが出たりします。
俊太にまっすぐの愛情を示すのに、純情な俊太に恥ずかしい言葉を言わせる意地悪をしてみたり。
もう、ラブラブなんだから!!って思いながら読みました。
そういう甘々大好きなのでお気に入りの一冊です。
不細工受け作品キタ!
神だった『キミログ』以降の作品は、いまいち趣味についてけないかなぁってものが多かったんですが、この作品はまた私の萌えをくすぐってくれました。
やっぱ不細工受けはいい。あとがきで高将にぐんさんが主張されてたような天然の不細工萌え作品、BL界でもっともっと増えてくれ!と思います。メガネを外すと美形とか、それは不細工萌えじゃないんだよね!
ストーリーはとても可愛いです。可愛すぎてかゆくなるほどかわいい。可愛さ成分はもう少し控え目のほうが私好みですが、この作品の空気感にはとてもあってたと思います。
不細工の場合、私が苦手なぐるぐるうじうじすら可愛く思えるのは何故だろう。これ、美形がぐるぐるうじうじしてるのとは全然違うんだよねぇ。
そんな受けをキグルミごしに一目惚れしてしまう攻め様ですが、めちゃくちゃ優しい照れ屋なのに、いろいろと変態でした。
えっちになるとドSスイッチが入ってイマラチオってどうなのさ!萌えたけどさ!
思わず笑っちゃうエピソードもたくさん。
他のキグルミに見とれてしまって、必死で言い訳する攻めとか。
テレビ司会者に、好きな子が誰に似てるか聞かれた攻めが「イベリコ豚」って言う場面とか。
本人はしごく真面目なので笑えます。やっぱこの攻めは変です。変なのがいいんです。