• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作爪先にあまく満ちている

3年連続のミスターキャンパス 綾川寛・大学3年
岡崎來可
綾川を目の仇にする下級生,22歳

同時収録作品爪先にあまく満ちている

綾川寛二
寛の父
白瀬乙耶
寛二のパートナー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大学三年生の綾川寛(あやかわひろい)は、入学以来連続でミスターキャンパスに選ばれるほど、完璧な美男子。成績優秀、ボランティア活動にも熱心で、人望の厚い彼は男女問わずつきあっても、別れた相手に誰ひとり恨まれないという希有な存在だった。だがその彼に敵意を向けてくる青年、岡崎來可(おかざきらいか)のことが気になってしかたがない。あるトラブルから、ともに行動することの増えた來可は、どうやら寛と過去に因縁があるらしく――。

(出版社より)

作品情報

作品名
爪先にあまく満ちている
著者
崎谷はるひ 
イラスト
志水ゆき 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
心臓がふかく爆ぜている
発売日
ISBN
9784344823006
3.6

(58)

(18)

萌々

(13)

(18)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
20
得点
200
評価数
58
平均
3.6 / 5
神率
31%

レビュー投稿数20

一番好きな作品かもしれない…

何度目かの再読をしたのでレビューをしたいと思います。今作はもう、最初に読んだ時から大大大好きな作品でして。電子で買って、読了後すぐに紙でも買い直しました。それぐらい大好きな一冊です。330ページぐらいあるんですが、私はあっという間に読んでしまいました…
(シリーズの一冊ですがこれ単体で十分楽しめます)

みんなに優しすぎて彼女、彼氏に振られてしまう博愛主義な王子様系な攻めが、受けにだけは執着と嫉妬心を見せる。もうね、こんなの萌えるに決まってるんですよ!
受けもまたベタではあるんですが、野暮ったい姿だけど実はよく見ると…という設定で、攻めが受けの顔の良さに気づいてドキドキするシーンは来るとわかっていてもキュンキュンしてしまいます。

攻めは受けに無自覚に酷いことをしていたんですが、その贖罪と言いますか、許してもらうシーンが大好きで思わず涙ぐんでしまいます。

あーーまた読み返そう。本当に大好きな一冊です。

0

こんなに大きく成長して

このシリーズいいですね!
前作『静かにことばは揺れている』に出ていた寛くんが、21才になりました。
あの可愛らしさは見られず、王子様な見た目と中身の青年に。
誠実だけど、今まで付き合った彼女や彼氏はかなりの数みたいで、ちょっと引きました(笑)
話し方は変わらないのになぁ。。。

そんな寛にキツい態度をとる小柄な岡崎來可。心から嫌っている様子なのに、寛のボランティアサークルのトラブルで、來可も手伝うはめに。
読んでいて、寛を嫌う理由は、なかなか明かされず、そして來可も目つきが悪く、髪もルーズで服装もダボっとしたカジュアルな感じ。可愛さがない!
受スキーな私には、「ツンツンばかりで、デレがないじゃないか!こりゃ私好きになれない」と思っていましたが!
後半から、いきなり來可の可愛さが発動!
え?!なんですか?このデレデレは!

ホントに辛い過去で、そりゃ見た目も人格も変わるよ。でも、それを寛がほぐしていくのが、ホントに良かった。まぁ、原因は寛だけど。
前作主役のパパも、寛大で頼れる人柄がいい!

一つだけ残念なのは、志水ゆき先生の素晴らしいイラストで、寛の甘い王子様スマイルが見たかったです。シリアスな顔や、困った顔が多かったので。

3

受様がトラウマ持ち

しかも、そのトラウマの原因が攻様だった。
「グリーン・レヴェリー」シリーズ3作目。

前2作で小学生だった攻様・寛(ひろい)が大学生になってます。
美形で、性格もよくて、賢くて、ボランティア活動していて
‥うーん、うさんくさい。
きれいすぎて気持ち悪い。
寛が受様・來可(らいか)の過去を父・寛二に相談した時も、
「自分だけ背負い過ぎだ」みたいなことを言われていて、
えーそうなっちゃうの??
確かに当時の寛は高校生で、
周りが悪意をもってしたことの責任まで負えないかもしれないけど、
もう少し、來可に寄り添ったコメントをして欲しかったな。

初体験もかなり強引で、
好かれている者の傲慢さが透けて見えるようでモヤモヤしました。
や、わかるんですよ。
それまで、本気になったことなかったのに、
余裕がないほど好きだってことだと思うんだけど。
でも、だからこそ。
あれだけ大事にするって言ってたんだから、
甘やかし倒して欲しかったです。

1

後半がよいのでそれまで我慢です

グリーンレヴェリー3作目。2作目までと比べて、夫婦関係にまつわる部分が激減したせいか、これが一番読みやすかったです。また設定の無理が減って(それでもないとは言わない)いたのも要因の一つかと。

寛は子どものときのままの、どこか別次元にいるような雰囲気のまま大きくなっていました。前半はそれが少し居心地の悪さを感じさせますが、後半。きれいごとで済まなくなったあとからの寛はよかったです。
王子さまの本性といった感じで、なりふり構わなくなった寛はなかなか良いキャラでした。
來可も可哀相かわいかった~。

で、私としては健児!健児が一押しでした。なんていいやつなんだ!次の主役は健児なんじゃないかと思います。彼はほんとBLの攻めとしてたいへんにスペックが高そうな予感。寛が本気を出すまでは、正直來可には健児とくっついて欲しかったです。そうならないのはわかってたけど、前半のような寛とくっつくくらいなら絶対健児の方にしてほしいと心の中で叫んでました。
で、健児の引き際もよくてですね。これはいい男になりそうだとほくそえんでました。

前半は來可の過去も明かされなくて、偽善者っぽい寛にもいらつきますが、後半頑張ってくれるのでそれを楽しみに読むといいと思います。

1

シリーズですが単品でもOK

「静かにことばは揺れている」の攻め様の息子が攻めになって出てきますw

攻め様は王子様キャラです
イケメンだしお人よしってぐらい人がいいです
そのためによからぬ事を考える周りの人が出てきて
知らぬところで、問題起きちゃってる感じですね
その問題に受け様が、被害にあっていたのです

とにかく受け様の人生ダメになるぐらいのダメージっぷりときたら
悲しくなっちゃいます・・・
表紙的に気の弱い感じの受け様と思いきや
そのダメージによって性格が変わってしまうぐらいに
ツンツンしています(;´Д`)
本当はいい子なんですけど

受け様の被害状況を読むのはかなりしんどいですが
最後には王子様的攻め様なので、救われちゃいます

3

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP