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表題作優しいSの育て方

栄田惣
20歳,大学生
宮隆由紀
39歳,大学准教授

あらすじ

立派な身体に繊細な心を持つ大学生・栄田惣は、生まれて初めての恋に落ちた。ひと目惚れの相手は通称『殿下』。整った容貌、穏やかな雰囲気から人気の文学部准教授・宮隆由紀だ。声を聞くだけで、姿を見るだけで、栄田の心も頭も宮でいっぱいになってしまう。だけど、宮にはある秘密があって──!? 心優しい栄田と、一筋縄ではいかない宮のちょっと変わったピュアラブ誕生! 恋のときめきご教授します。

作品情報

作品名
優しいSの育て方
著者
榎田尤利 
イラスト
草間さかえ 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813012436
4

(154)

(70)

萌々

(47)

(23)

中立

(10)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
25
得点
617
評価数
154
平均
4 / 5
神率
45.5%

レビュー投稿数25

本当に優しい

面白くてただただ可愛らしかったです。
年の差もあるのですがピュアラブって感じです。年齢を重ねるとなかなか素直になれないんですよね。そこに若さ溢れる攻めが純粋に素直に想いをぶつけてくる訳ですから、絆されずには居られません。
個人的には調教師の王さんが大好きです。他のレビューで書かれていた方がいらっしゃいましたが、私も彼のスピンオフが出れば読みたい!!と思えるほど魅力的な登場人物です。タイトル通りSMですが優しい可愛らしい初々しい作品です。

0

栄田の入る余地なし…

 栄田の入る余地なし! って感じがする。
 宮と王の二人で十分な空気が……w
 宮と王のSMを見せて学ばせるシーンで、宮ではなく栄田がセーフワードを言って終わらせた時は唖然とした。お前よくもやってくれたな……と。

 王と宮のセッションシーンはよかったんですが、それ以外は微妙でした。盛り上がりがないというか。平坦。
 様子がおかしい宮とコンビニで鉢合わせたシーンは、あー後ろに挿れてるんだろうな〜家に戻ればプレイ相手がいるんだろうな〜と読めたけど、盛り上がりました。

 趣味じゃないとかそういうのではなく、本当にただ単に萌が少なかった。

0

面白かったけど、複雑な気持ち。

お話としてはなるほどなぁ!!と思ったし、なかなか楽しく読めました。

でも、こういう真っ直ぐで純情なワンコが大好物すぎるゆえに、愛しのワンワンがかなり酷な目にあわされている姿には大いに同情せざる得ないというか、かなり複雑な気持ち。
いまどき希少なくらい汚れなきピュアワンコなので、永遠に純粋無垢であって欲しいと思うんだけど、そっちにどんどん引きずり込まれるのね…と。

最後の「Wの考察」つまり王視点によると、恋人同士になった後も指導するために王もセッション参加してるそうで、栄田かわいそ…と。

宮隆を愛しているからこそ、必死に理想的なSになろうとしてるのはわかるんだけど、「愛のため」という名目で栄田があれこれ背負いすぎというか……。
宮隆は苦労もせず理想なパートナーを得られて良かっただろうけど、栄田の「好き」という気持ちに甘えすぎ……と思ってしまうというか……。

0

かわいいSM

こんなSMも素敵だな!!という作品でした。

Mにつきあって、Sぶるのはされどあれど
こんなに心根が優しくて、血を見るのも嫌なのに
宮のために、めちゃくちゃ真面目にS修行に取り組んでるのすごい!
宮のことを好きで好きでたまらないって気持ちがすごい!!
これは絆されるよ~
でも宮の根底に根ざしたものはなかなか変えれない…とこは苦しかったり。
そんな宮の変化していくのも可愛かったです。
特別な存在で自分好みに育ててく、この人は別ってのも愛だね~

王の曲者っぷりも楽しかったです。

0

攻めの良さが分からなかった

好きな人にSM嗜好があると知り、懸命に勉強して性の不一致をどうにかしようとするお話。
残念ながら、攻めの栄田の良さが分からなかった。

大学で講義する宮に一目惚れする栄田。二十歳になっても恋愛経験がなく、一気に宮しか見えなくなる。アプローチは宮にも多少気があったから良かっただけで、全くなければ迷惑そのもの。付き合ってもいないのに付き合い方に不満を漏らす栄田は、勘違いストーカー一歩手前に見えて気持ち悪かった。
宮は立場的に生徒をひっかけたら捕まると意識しているが、栄田にはその気配がない。本人にその気はなくても、弱者の立場を利用してぐいぐい迫る人を見るのと同類の嫌悪を感じた。
片思いのごたごたが長く、SMが出てくるのは真ん中あたり。これを見て勉強を始める栄田は、一途で素直で可愛いのかもしれない。私にはただの愚鈍な男にしか見えず、やっぱり魅力が分からなかったが。

興味深かったのが、宮のSMに関する考察。M側の悦びが簡潔で分かりやすく書かれていて、なるほどと思った。きっかけは酷いものなのに歪んでいないのは、元々宮に素質があったということなのかな。

鶴見が登場してからの急展開は、唐突感があって戸惑う。しかも結構胸糞だった。

ラストがノーマル甘々エロなのはお約束。性の不一致はこれで解決ってことでいいのかな?栄田が他に目を向けることはなさそうなので、カップルとしては安泰っぽい。宮は捕まっちゃったね、って感じ。
王は好きなキャラだったかも。

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