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「不埒」シリーズ4作目。そして3作目のスピンオフ作です。
いわゆる「オネエ攻め」の先駆的な作品、と言えると思います。
攻めの日比谷は、口調が少しオネエなだけで、上等なスーツを着こなし仕事も映像ディレクターと華やかなイケメン。
一方受けの和典は地味で平凡。リストラにあい今はバイトをしている冴えないタイプ。そして健気。
遊びの一夜で抱いてもらった日比谷が忘れられず、出会った店にコソコソと通ったり、店のBBSに書き込みを続け、根気よく日比谷のグループに入って行ったり、それでいてリアルな接触やアピールはできない…もう読んでて可哀想になるくらい、一途に日比谷に恋する和典なんです。
ついにオフ会に顔を出した和典は、一世一代の勇気を出して日比谷に告白、でも日比谷は数年前の一夜の事を覚えてない。
それでも、ただそばに居られるだけで、と以前の事を一切言わずに尽くす和典…
そんな和典だけど、不思議と卑屈には感じなかったなー。いつもコツコツと自分にできることを頑張る和典って偉いんですよね。
日比谷も和典のそんな美点をわかって、それなりにいい付き合いをしてた…と思ってたのに。
あまりに従順な和典に、日比谷がキレるんですよね。
なんであんたがキレるの⁉︎と言いたくなっちゃいました。もう和典が可哀想で…
嫌われた、ごめんなさい、と日比谷の前から消えようとしている和典。
長い付き合いの日比谷に甘えて自分の愚痴ばかり言って、和典の時間も心の平穏も奪っていた真幸(2・3作目の主人公)が、和典に話をしにやってきます。
日比谷は和典にもっと甘えて欲しかったんだってよ…って。
ラスト、別れの危機から一転誤解を解いていく2人がよかった。
で、結局日比谷がでろでろの甘えん坊になり下がる…ここ楽しい!
あ、エロシーンは地味な和典が乱れに乱れるところがとってもエロいです。
不埒な〜シリーズは全巻読んでいて、今回こちらを購入したので読破しました。
マキのキャラクターがとても好きだったんですが、今回印象が180度変わりました。
すごい、すごいすごいめんどくせぇ…笑
本編通して日比谷にずーっと相談相談で平田よく耐えれたなお前!って感じでした。
4年間温めてた気持ちを日比谷に打ち明けて、壊したくなくてずーっと大切に大切にしていて、健気に日比谷に尽くす平田がとっても可愛かったです。
しかしそんな健気さが裏目に出てしまい、日比谷に気持悪いと言われてしまいます。
もうね、辛すぎて涙が出てしまいました。
純真に健気に、ただただまっすぐに日比谷を好きなのに分かってもらえない苦しさが、そんな気持ちにあんまり身に覚えのない私にも痛いとわかるほどでした。
だからハッピーエンドでとっても良かったです。
日比谷には平田のことをこれからももっともっと大切に扱ってほしいものです笑
不埒シリーズ、キャラクターでは第2弾の直隆が一番好きなのですが、カップリングでは日比谷×和典が一番気に入ったかも!面白かったです(^ ^)
オネェ攻めは苦手なので読むかどうか悩んだのですが、読み始めてみるとあまり気にならず。日比谷はエッチの最中や感情がむき出しになった瞬間は普通の言葉になるので、その言葉が変わる瞬間が逆に萌え度UPさせてくれました( ´艸`) ♡
ストーカー受け?といっていいのか。いやいや、好きなら仕方ないよね!って範疇だったので、偶然を求めてお店へ出向いたりチャットで近付いたり頑張ってる姿にエールを送ってました!
地味でウジウジしてて卑屈なタイプと思いきや、日比谷に出会ってから自分を変える努力をしてるのが好感度◎(そういう意味では前作の真幸より断然前向きで読んでて気持ちいいです)
そんで。この2人の行きずり初エッチがとっても良かった〜ヾ(*´∀`*)ノ
攻めが強引にコトを運ぶお話ばかり選んで読んでしまう率が高いので、「コレとコレどっちがいい?」「ココどうして欲しい?」みたいな一つ一つ丁寧に確認しながら進んでいくエッチは新鮮でメッチャ萌えた(///Д///)〜3
あと和典のおとなしそうなビジュアルに反して、エッチになると積極的になって乱れちゃうっていうギャップが素敵。
無事お付き合いも始まって、ラブラブほのぼの展開に癒されつつ、和典は愛されるのが下手だなーと心配してたトコロ。後半2人がすれ違いだし、ずーーーーっと涙ダラダラ鼻水ダラダラ。
和典が日比谷のことを純粋に好きで好きで嫌われたくなくて尽くしてるだけなのに、その気持ちを疑われる流れが、、、(つД`)ノ
違うよーそうじゃないよーと焦れったくてもどかしくて。
自虐でも卑屈になってるわけでもなく、自分から愛情を注ぐことばかりに集中しすぎて、本気で日比谷の愛情を感じとれていない鈍感な和典。鈍感な受けって何時もならイラっとくるタイプなんだけど、何故か感情がシンクロして泣きっぱなしになってましたヽ(;▽;)ノ
仲直りのキッカケを作ったのは真幸だけど、、、拗れた原因も真幸で。
うううーん。なんか真幸にイラっとしたな。
無意識で恋人のいる男に甘えるってタチ悪…。
直隆が好きだから続編読むのを楽しみにしてたけど、素直な気持ちで真幸のことを見れるだろうか。。。
内容はかなりレビューが上がっているので、感想メインで。
自信家オネエ(日比谷)×健気系ネガティブさん(和典)のカップルで、シリーズ四作目です。
うーん、このシリーズの中では一番苦手でした。
多分、オネエ攻めとタカツキノボルさんの挿絵のせいかなあと思うのですが。
オネエ攻めでも面白く読める場合もあるにはあるのですが、やはり全体的にはあまり好みではないようで…
タカツキノボルさんの挿絵も『不埒なモンタージュ』の頃は気にならなかったのに、今回はもう気になって気になって頭の中でシーンを描けないくらい引きずられまして。
キャラデザが、受けの性格や健気っぷりのわりにガタイが良いように感じてしまいリバな気分になりました。
BLというよりもゲイ物という感じがしてしまい、実際はその気配はまったくないのに、どうにも和典が攻めに見えてしまって。
崎谷さんの執筆スタイル自体、地の文で細かく描写を書きすぎて妄想の入る隙がないので最近めっきりご無沙汰ではあるのですが、今作はそこよりも先に書いたことが気になってしまいこの評価となりました。
不埒シリーズ2作めの「不埒なスペクトル」
受様の友人が今回の攻様です。
攻様が仲間にはオネェ言葉になるという珍しい設定ですが、
漫画と違って文字で進めるとしっとりした話に対して
浮いてしまうとのことで
見た目「イケメン」、慣れた人には「オネェ」、
もっと心を許して素に戻ると案外「ぼっちゃん」
イケメン→オネェ→ぼっちゃん
の3段活用の攻様を書いたつもりが
下読みの友人には
イケメン→S→ドS
といわれてしまったとか(笑)
どちらの評価(?)が正しいのか
ぜひ読んでみてほしいです