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男の花道 Don't Worry mamaシリーズ

otoko no hanamichi don't worry mama series

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表題作男の花道 Don't Worry mamaシリーズ

井上友晴
ゲイバーのマスター
松尾丞
オタク,カーヴィ化粧品開発部

その他の収録作品

  • 男の花道2
  • 男の花道Extra
  • あとがき

あらすじ

ゲイバーのマスター友晴は、ひょんなことから万引き犯に間違われたオタク男・松尾を助けることに。漢らしく啖呵をきった友晴に松尾は感動!後日、彼に男らしくなりたいと懇願され、友晴はオネエの本性を隠して付き合っていくが・・・。
あのDon't Worry mamaシリーズの最新刊がついに登場!
(出版社より)

作品情報

作品名
男の花道 Don't Worry mamaシリーズ
著者
木原音瀬 
イラスト
志水ゆき 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
Don't Worry Mama
発売日
ISBN
9784799710623
4

(65)

(27)

萌々

(24)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
21
得点
262
評価数
65
平均
4 / 5
神率
41.5%

レビュー投稿数21

まるで喜劇!強烈で愛おしいドタバタ巻

『Don't Worry mama』から飛び飛びでの読書(間の作品は未読)になってしまいましたが、オムニバスシリーズの最終巻、ゲイバーのマスター・友晴編、大変楽しめました!
今回も期待を裏切らない「トンデモ展開」の連続。
次から次へとぶっ飛んだ展開が押し寄せるのに、なぜかすべて納得させられてしまう先生の筆力の凄さに脱帽です。友晴と松尾という、思い込みの激しい二人が繰り広げるすれ違いには、いちいち爆笑してしまいました。

■ 終始ブレない「オネエ言葉の攻め」の安心感
友晴はゲイバーのマスターらしくオネエ言葉なのですが、これが最後まで一切ブレないのが素晴らしかったです。よくある「急に雄みを出して男言葉になる攻め」ではなく、ありのままのオネエ姿を貫いてくれるので、謎の安心感(?)がありました。こうした絶対的で揺るぎないキャラクター描写こそ、まさに木原先生のなせる技なのかなと感じます。

前作の主人公・祐一がたくさん登場するのも嬉しかったです!前作だけでは見えなかった彼の内面を知ることができましたし、今作の二人にも多大に貢献していて、本当に面倒見の良いヤツだなと。こうしてキャラクター同士の関係性が重なり、深掘りされていくのはオムニバス続編ならではの醍醐味ですね。

■ ノンケの松尾が「沼」に落ちる、衝撃の説得力
そして何より、美少女フィギュアと巨乳が好きなノンケの松尾が、どうやってゲイの友晴と恋人になるのか?という疑問の「解決方法」が衝撃的でした。
友晴に男として憧れるのはわかる。しかし、愛されることによって、自分の知っている「エロ漫画の女性側」のポジションに自分を当てはめて興奮していく……という展開、凄すぎませんか?!そう描かれたら、もう納得せざるを得ません。

自らのマグナムに申し訳なさを感じ、「無理しないでね」と泣き続ける友晴と、エロ漫画の(しかも程よくMな)女性キャラになりきって興奮している松尾。この二人の相性の妙は、読み手である私たちにしか分からず、作品全体を通してどこかシュール!!まるでコミカルな舞台を観ているようでした。ちなみに、パニックのあまり友晴が逃亡し「マタギ」になってしまうという仰天展開が一番お気に入りです。

■ 読後のタイトル回収にニヤリ
読み終わった後、改めて友晴のドヤ顔の表紙とタイトルを見ると、思わず吹き出してしまいます。男らしい花道を、松尾が飾ってくれたということですよね。友晴、本当によかったね……!!

『Don't Worry mama』も今作も、「相手がタイプと全然違う」ところからスタートし、沼にハマっていく過程が本当にお見事でした。

この感情の変化が木原マジックというのなら、もっと他の作品も読んで、語れるようになりたいです!
今まで読んだどんな小説とも違う作風で、面白かったです。

1

まるで、コメディミュージカル!

このシリーズ3カプの中で1番好き!

マッチョ囲み髭がタイプだったはずのバーのマスター友晴が、ホワイトアスパラみたいな色白クソダサノンケオタク(磨けば光るイケメン原石)に恋してしまうんだけど、お姉言葉のバリダチ友晴視点がメチャクチャ面白かった。まるでコメディミュージカル。モノローグと行動が大袈裟で起伏が激しいのです。
出会いは、片思いしてたノンケ親友の結婚式帰りの本屋。万引きの濡れ衣で大騒動になってた松尾を華麗に助けた友晴。男惚れした松尾に、懐かれて好みのタイプと全く違うのにノンケのクソダサオタクな松尾にピュアな片思いしちゃう。

カッコいい兄貴!とオタク青年に懐かれてずっとゲイのおねえ言葉のバリダチである事を秘密にしながら友達としての仲を2年以上育む友晴は、健気で可愛くて愛すべき男でした。
途中前作の2カプがチョロチョロ出てきたのも嬉しかったです。

あまりにも溜め込んでしまった好きな気持ちが風邪薬+飲酒で、暴走してしまって記憶がないのに一線越えてしまってからの友晴の逃亡が、んなバカな?!なドラマチックさ。その足で目的も決めずに北に向かってマタギのおっちゃんに拾われて猟師をしてただと!おもろ人生すぎる。
起伏の激しい人って思考もそうだけど、自ら望んでそんな行動起こしてるんだわ。

松尾ちゃんの方も、こだわったらとことんのオタク気質なだけに、突然消えた友晴を諦めきれずずっと思い続ける。避ける友晴に追う松尾ちゃん。
松尾ちゃんの友晴への感情がずっとわからないままなんだけど、最後の章が松尾ちゃん視点。
それまでは友達として慕ってたけど、過ちの一夜でめちゃくちゃ情熱的に告白されて完堕ちしてたんだね。今まで女性と付き合う時はリードする側を意識しすぎてSEXが上手くいかず童貞のままだったけど、抱かれる側の方が自分に合ってるって気づいちゃうって?!大好きなロリ巨乳漫画のヒロイン気分で感じてしまってっていうのがエロ大好きオタクくんって感じでとてもとても良かったです。

お互いによくわからないまま勢いで致してしまった初めてのSEX。2度目がなかなか踏ん切りがつかない友晴。
自分の巨根で松尾ちゃんを傷付けたくないと少しでもちんちんのシェイプアップしたいとジムで汗流して減量(1ミリ太さがダウンしたらしい)する友晴。
晴れて両思い、お付き合いスタートしたのに前戯だけで最後までしてくれない友晴に自分の魅力不足なのかと悩む松尾ちゃん。
2度目のエッチに向けての悩みを友晴・松尾ちゃんそれぞれから聞かされてグッタリする東山。
読んでる私はおもしろい。

いざ当日、カッコいい美しいラブシーンではなくクスッと笑えてカッコ悪いけど愛おしい2人でした。
松尾ちゃん、無事2度目の体験を終えた朝からムラムラしちゃってお布団潜り込んでぺろぺろしておねだり。お尻を労わりたい友晴に2日は、日にちをあけようって言われて辛いと嘆く。松尾ちゃん、今までのエロ漫画からのエロエロストックが脳内にたんまりだから実はすけべなのですよ。友晴は翻弄されちゃうんだろなー。

このシリーズ、もっと先まで読みたいなと思うほどハマってしまいました。

木原作品のヒリヒリ感が一切ないおバカテイスト全開の作品、新鮮で面白かったです。

2

勘違いしてた

Don't Worry Mamaに続いて「脱がない男」を読むつもりだったんですが、事情によりこちらから先に。

ストーリー的には単品で読んでも問題ない作りなので、そこは良かったんですが、どうも頭が木原音瀬病にかかっていたのか(笑)お話の構成状あり得る展開だったからなのか、最後までバリタチの友晴が受けになるストーリーだと勘違いしてました(汗)

そう、友晴はがっしり囲い髭がタイプっていうバリタチ。そんな友晴がオタクで巨乳好きの松尾に惹かれてしまい、、、、というドタバタラブコメディなんですが、さらに友晴が松尾にやられちゃうんだとばかり思ってました!
だってさーさ、あの酔っ払って記憶のない夜、もしかしたらって思っちゃったんですよね。でも流石に最後までしてたら体の異変に気がつくか。

で、すんなり?(他の作品に比べて)松尾が友晴を探し出して追っかけて、両思いになって…っていうオチなので、あくまでもシリーズのスピンオフっていう感じではあります。ある意味、オネェ言葉を話すゲイのバリタチが、タイプでもないオタクに出会い、恋に落ちちゃって…という王道でした。

0

満を辞しての主役作!

Don't Worry mama、脱がない男とシリーズを通して読んできて、満を辞しての友晴が主作の作品です!

上記シリーズを読んでいた時から友晴は好きなキャラクターだったので、友晴が主役のスピンオフがあると聞いて買わない手はなかったです。この話単体でも読めないことはないですが、前作までのキャラクターを知っていた方がより楽しめる作品であることは間違いないです。

BL作品に出てくるオカマキャラといえば、メインCPのこじれを解く手伝いをそっとしてくれるような、アシストに長けた恋愛玄人の印象が強いです。実際Don't Worry〜・脱がない男の両カップルもかなり友晴のお世話になっています。

確固たる自分を持っていて、人のことをよく見ることができる友晴は、それはもうめちゃくちゃ格好いいキャラクターです。そんな友晴がひょんなことから出会ったひょろ長いオタクくんに恋をして、臆病になって、どうしてそうなるの!?って方向に大暴走して…そんな様がなんとも人間くさくて、笑ったりしんみりしたりしながら、とても楽しく読むことができました。

オタクくんこと松尾が、窮地を救われる形で友晴と出会い、変わっていく様も良かったです。ボサボサ頭にメチャクチャなコーディネートと見るからに秋葉原の住人だった松尾ですが、友晴の手を借りて変身することで、少しずつ自信をつけていきます。

松尾が変わった結果女性と付き合うようになり、松尾が失恋するたびに自分の気持ちを押し殺しながら話を聞いてあげる友晴の健気さには泣けました。友晴が恋に臆病になる一番の理由が、松尾が異性愛者であることなんですよね。友晴の視点で繰り返し強調されるので胸が痛みます。

だけど結局のところ、松尾は最初から友晴という人間にどうしようもなく惹かれていて、だからこそ友晴の恋は身を結んだのだと思います。自分に自信がなく卑屈なところのある松尾ですが、友晴が臆病になった時に真っ直ぐ向かっていける芯の強さにはとても好感を持ちました。愚直なまでに向き合っていけるのって強みですよね。

心の底から読んで良かった!と言える作品になりました。個人的に木原先生の書くコメディはとても面白いと思っているので、「痛い」イメージに足踏みしている人には是非読んでほしいです。

2

個性的カップル!


いい男な体してるオネェと巨乳フェチなオタク…と私の好みにはちっとも当てはまらない二人のお話でしたが、読んでいて面白かったです。

オネェな友晴視点なので、もう文章だけで笑えるし、なんだろう…元気が出てくる!


しかし友情は深まっても受けの松尾はノンケなので前途多難な片想いでしたね。

潔さそうで本気の恋を前にすると逃げ腰になるどころかやたら音信不通になっていた友晴がいじらしくて可愛らしくさえありました(笑)

ともかく幸せになれて良かったです。

0

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